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恋愛相談

ランクアップ試験の後楓がさっさと自分の部屋に戻ったのを不思議に思う3人だったがまだ寝るには早い時間なので3人でいつもの部屋で雑談に花を咲かす。


いつも楓がいるのでどこか不思議な感じだが話は楓の恋愛話になっていった。


「旦那様ってどうしたら私達を襲ってくれるのかな?」


「それは私も気になります。私達に魅力がないのでしょうか…」


二人の妻はどうすれば自分の初めてを奪ってくれるかを本気で考えていた。


楓はまだ全く二人に手を出していなかった。それが二人には自分には魅力がないのかと不安になる原因となっていた。


こんな悩みを持つ女性などまずいないだろうがこの二人の夫は色んな意味で普通ではなかった。


つまるところヘタレである。


「うーん、カエデもまだ何も二人にしてなかったのか…」


アルはとっくにやる事をやっているもんだと思っていたので意外そうな顔をしていた。


あんなに普段余裕そうに堂々としているのにこと恋愛事になると奥手になると知りまた一つからかうネタが出来たと喜ぶと同時にどこか二人を本当に大事にしてるんだなと分かり安心していた。


アルにとってこのクランは家族も同然だった。


そのクランのメンバーの仲が悪くなるのは嫌だった。その点楓はしっかり、自分達の事を見てくれていて最高のリーダーだと思っている。


ここは3人に幸せになって貰う為にしっかりとしたアドバイスをしてあげなければ…


伊達に長く生きていない。


「そうだね、多分カエデは昔に恋愛事で大きな失敗をしているんだと思うよ」


「失敗?」


「旦那様がですか?」


二人はアルに食いつく。なんとしても楓の気を引きたいのだ。


「うん、多分怖いんだよ。二人に愛想を尽かされるのが。だからカエデ自身もなかなか踏み込めないんだよ」


「そんな!私は旦那様を裏切る様な事はしないよ!」


「私もです。それに旦那様ほどの人は多分どこを探してもいません。」


二人はそこだけはしっかりと自信を持って言い切れた。それは楓が自分達を大切にしてくれているからだ。この指輪にどこか暖かいものを感じた様に…


「そうだね、僕も君達がカエデを裏切る事はないと思う。でもカエデは違う。カエデは恋愛事には臆病そうだからね」


「じゃあどうすればいいと思う?」


「僕の意見だから全てを信じるのはやめておいた方がいいよ?僕もそんなに女性の扱いに慣れていないからね。でも、そうだね。僕が思うのは君達二人がカエデをリードしてみたらどうかな?例えば今の状態を言えば君達は待っている側だろ?だから今のもっと恋人らしい事をしたいって気持ちに従って君達からカエデを襲って行くんだ。そうすれば絶対にカエデも応えてくれる。要はきっかけを君達が作れば後はカエデがなんとかしてくれるよ」


「なるほど…」


「私達から旦那様に仕掛けていけば良いんですね」


二人は納得した様に頷く。これから楓にどうやって気を引いて行くかを二人共考えているのだろう。しばらく沈黙の時間が流れて行く。


「ありがとう!アル。頑張ってみるよ!」


「私も出来る事をやっていこうと思います」


今迄は楓を待ち過ぎた。だがもう二人共遠慮はしない。楓が振られるのを怖がるのならこちらから愛して愛して愛しまくってやる。楓が嫌がっても許さない。


二人はお互いの顔をみて頷く。これからの方針が決まったのだろう。


「じゃあ私達は部屋に戻って作戦会議だね!」


「そうですね、旦那様の不安を取り除く為に頑張りましょう!」


と言って部屋を飛び出していった。今二階の会議室にいるのはアルと楓が作ったメイドの二人だけだった。


「上手くいってくれるといいね」


「そうですね、ご主人様には幸せになって欲しいです」


アルとメイドは本心でそう願っているのであった。



翌日、朝起きると大変な事になっていた。主に楓が…


「ちょ!え?えええ!」


朝起きると左右から何かに抱きつかれてるなぁと思って目を開けると下着姿の日向とミルがいた。


これは夢かな?


「う、んー、おはよう旦那様…」


「おはようございます旦那様!」


二人は顔をピンク色に染めながら両頬に軽くキスをしてくる。


こんなに二人とも積極的だったっけ?


「ど、どうした?ま、まさか俺昨日二人を襲っちゃったか?」


楓は顔を真っ青にしながら二人に聞く。楓にしたら二人の大事なものを奪ってしまったのだと思い今迄にない位焦っている。


「いや、ぐっすり寝てたよ!」


「別に襲って下さってもいいんですよ?」


このお姫様達は何を言っているのかな?やばい本格的に寝ぼけてるな。でもこの二人の柔らかい感触はリアルであって欲しい自分がいるのが困る。


それから5分間ぼーっとしていたが全く状況が変わらないどころか二人がまた楓の腕を自分の体に絡めて寝始めたのでむしろ悪化していた。


「はぁーナビちゃん一体何があったか説明してくれ」


久しぶりのナビちゃんの活躍をこんな事に使うとは悲しいよ。


『使われる私が悲しいですよ…二人が大胆になったのはアルさんの入れ知恵です。マスターがあまりにもチキンなので自分から攻めていくスタンスみたいですね』


アルかテメェ…ありがとな。


『そこは恨む所ですよ…』


みんな俺の為にしてくれてるんだろ?だったら感謝はすれど恨む事なんて全くないな。それに今は俺が幸せな時間を過ごさせてもらっているし。


『お陰でマスターは身動きが出来ないようですけど?』


まだ起きる時間でもないからいいさ。しばらくは二人の感触を楽しんでるよ。


ごめん変態発言だった…


「それにしても、恥ずかしかったろうに…二人共ありがとな。本当に自慢の妻達だよ」


二人の勇気に素直に嬉しかった楓であった。

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