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学院祭2日目 1

昨日楓はあの後も日向達と自分たちで作った異界の屋台デートを楽しんでいた。


最初はあまりにも祭力の高い日向達のことを驚いていた楓もしばらくするとなれたのか日向達に負けじと一緒に日向達と屋台の出し物を楽しんでいた。


途中で身バレして大変なことになったのが昨日の反省でもあるが楓の魔法によってすぐに混乱は収まりそこまで大パニックにならずに済んだ。


楓も、二日目からは勇者達がくる可能性があり純粋に楽しめる可能性も減ってしまうということで昨日のお祭りは全力で楽しんでいたがそれも早いもので6人で楽しんでいるとすぐに時間が過ぎていった。


ちなみに、デート中の問題は全てアル達が対応してくれたのだがなんとその後の片付け等もアルとルシフェルの2人で全て終わらしてしまい楓たちはそのまま流れで先にクランハウスへと戻ることになった。楓も、他の妻達もみんな申し訳なさそうにアル達にお礼を言ったが2人は全く気にした様子もなく笑顔で日向達に楓の様子を聞いていた。


途中で、楓が祭りにムキになっていることも暴露され楓はアルとルシフェルに盛大にからかわれたが一日目は確かにアルとルシフェルの功績が大きかったので楓も、怒ることもなくひたすら耐えることにした。


「昨日はまだ成功だったと思うけど、意外に闘技場が利用されなかったね。僕たちの中では一番の盛り上がる場所だと思っていたんだけど…」


「闘技場は今日からが本番だ。昨日は学生の利用しかなかったが今日は噂を聞きつけた冒険者達がやってくる。そうなれば、だいぶ盛り上がるだろう。ただ、その分治安が悪くなるから気を引き締める必要がある」


「勇者達も今日から来るそうですから一気に忙しくなりますね。昨日の夜にお父様から明日から気をつけろと言った手紙が送られてきましたので勇者達がやって来るのは確実かと思います」


「勇者か…どんな感じの人たちなの?」


「そういえば我も出会ったことがないな」


ルミナとルシフェルは、一度も勇者と会ったことがないので少し気になったのかそんなことを聞く。


ルミナは学院にいて攻城戦の時はいなかったしルシフェルもその時はまだ楓に召喚されていなかったので知らない。

「そういえば、ルミナは見たことがありませんでしたね。わたしは一度カエデ様の攻城戦の時に見たことがありましたがいちいち癪に触る方々ですよ。ヒナタも本気できれていましたしね」


「あの時の日向はすごかったですね。わたしもマスターと一緒に見ていましたがマスターへの愛が感じられました」


「ですね。私はヒナタと一緒に敵城に攻め込んでいましたがこっちまで冷や汗をかいた覚えがあります。あのときのヒナタはすごかったですし、この人となら一緒にやっていけるなと思いました」


エリスやナビ、ミルは攻城戦に参加したので当然日向が楓をバカにした勇者にキレたことも知っている。


あの時の日向は一緒に戦っていたミルでさえ寒気がするほどのものだったらしくミルも面白そうな顔をしながら日向がいかにすごかったのかをみんなに説明しだした。


「も、もう…恥ずかしいからやめてよ!絶対にあの場面ならみんな同じことになるからね!ミルも後ろでキレてたの知ってるからね!」


「な!?ヒナタ、人を巻き添えにするのは良くありませんよ!?」


日向は、自分だけ被害にあうのは許さないとばかりにミルを巻き添えにする。


まぁ、楓はミルもキレてくれていたのは知っていたので別に気にすることはないと思うのだが、本人はそうもいかないらしくさっきから顔を真っ赤にしながら日向に向かって頬を膨らませている。


その様子も可愛いので楓は特に何も言わずに見守るだけであった。











「はぁ、はぁ…」


「み、みんなひどいです…」


あの後、ミルがルミナたちのカエデに対する思いなど知られて恥ずかしいエピソードなどの暴露大会が始まってしまいしばらく大変なことになった。


現在、一通りネタが尽きたのか全員地面に倒れて息を乱していた。


途中でアルとルシフェルは今日の準備があるからと先にクランハウスを出ていった。まぁ、それを口実に巻き添えを食らうのを阻止したかっただけかもしれないが…


楓もまさか5人が自分とあれこれ妄想しながらあれこれしていたとは思ってもいなかったので何も暴露されていない楓すらも顔を真っ赤になる事態になってしまった。


「か、楓くん。今聞いたことは忘れて!」


「無茶言うな…それよりアルたちを追いかけるぞ。今日からは勇者が来るんだ。さっさと行くぞ」


「「「「「はーい」」」」」


楓は、顔を赤くしながらもあまりグダグダしていられないと言うことでさっさと準備をして日向たちを急かす。


そこからは素早いもので5人はさっきまでのやり取りは

なんだったんだと思うほどパパッと準備をする。


ただ、完全に切り替えはできていないのか全員ほんのり顔を赤くしていた。


「さて、さっきも言ったが今日は勇者がくるかもしれない。それに、日向たち全員に色目を使ってくるかもしれない。もしそうなったら俺に連絡してくれ。絶対に5人とも守るから」


「ありがと。でも、私たちも負けるつもりはないし軽くあしらえるから問題ないよ」


「ですね。私たちも戦えます!」


「そうか。でも、何かあったらすぐに連絡してくれ。俺も把握しておきたいからな」


楓は、日向たちにそう念を押して転移魔法を発動させる。


楓は勇者がくると言うことにかなり不安になるがうだうだ言っていられないのでうなだれたい気持ちを抑えて日向たちと共に学院へと転移するのであった。

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