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学院祭1日目 5


「ね!楓くん!今日はどこにいくの?」


「とりあえず、今日は俺たちの作った場所を見回りつつデートを楽しもう。みんな、それでいいか?」


「「「「「うん!」」」」」


「了解。じゃ、早速いくか!」


楓たちは、パパッとデートプランを決めるとそのまま6人で自分たちが作ったところを見て回ることにする。


ちなみに、この間の監視はアルとルシフェル、そしてセバスの配下の何人かに頼んであるので有事の際でも特に問題はない。


アルとルシフェルに関してはこの学院祭ではほとんど働いてもらうことになり、楓としても少し申し訳なく思うところだが本人たちは大して気にしていないようで喜んで監視の方も行っている。


結婚式では、アルもルシフェルも多分自由に行動できるのでその時に学院祭分も楽しんでもらうことにしよう。


「たくさん、屋台があっていいね!人もたくさんいるし、本当にお祭りみたいだ!」


「一応、学院祭っていうお祭りだから間違いではないのだけど…なんか、わたしの知っている学院祭とは違うわ」


「マスターが関わったのです。諦めましょう」


日向たちは、監視室を出て屋台と大勢の人を見て驚きとともに、そんなことを言うがルミナはどこか釈然としないのか先ほどから「うぅ〜」唸っている。


ちなみに、楓たち6人でお祭りを見て回るとどうしても目立ってしまうため楓は例の隠蔽魔法であまり目立たないようにしている。


もし、隠蔽魔法なしで楓たちが広場に姿を現したなら一斉にパニックになること間違いなしなのでこの楓の判断は英断と言えるだろう。


「みんなは何をしたい?」


「マスター、わたしはあれをして見たいです」


「ん?あぁ、射的か。じゃ、最初はあれにするか」


楓が日向たちに何をしたいか聞くとナビが楓の裾をクイっと引っ張りながら射的がしたいと言いだした。


どうやら、ナビは楓が射的を計画していた時から少し気になっていたらしくこの際にということらしい。別に楓も日向たちも反対することはなかったのでそのまま流れで楓たちは射的の屋台まで行くことになった。


少し並んでいたがそれも5分くらいですぐに楓たちの番がやってきた。


「6人で。1発1万ルリのコースでよろしく。1人10発ちょうだい」


「アリガトウゴザイマス」


楓は、射的のところにいるゴーレムにそう言うとしっかり金貨6枚の60万ルリを払った。


ちなみに、このコースによって取れる景品が変わり子供用の10ルリコース、大人用の100ルリコース、貴族用の1000ルリコースとエクストラで1万ルリコースが設置されている。


楓は、何の躊躇もなく一番高いコースを選んだのでもし、景品が取れたのならばそれ相応の価値のある景品を入手することができる。


現在、一番売れているのが意外にもこのエクストラコースでみんな日向たちの手作りポーションを何としてでも入手しようと躍起になっているところである。


「ほれ。このコースの景品は結構バカにできないのが多いからみんな頑張れよ」


楓はそう言いながら1人ずつ銃と弾を渡して行く。


日向たちは自分の分は自分で払うと言っていたが楓のプライドがそれを許さなかったのでそのまま無理矢理日向たちに弾を渡した。


全員、楓に礼を言うとそのまま仲良く5人で欲しい景品に向かって各々射的を始めていった。


「よし!楓くん見て見て!取れたよ!」


「わたしもやりました!」


「あ、私も取れたわ。以外と簡単なのね」


「私も落とせましたよ。面白いですねこれ」


「マスター、これ調整大丈夫ですか?」


「君たちは化け物かな?これ、結構難易度高いはずだぞ」


まさかの、全員が何かしら景品を入手して喜んでいるところを見て楓は思わず素で驚いてしまう。


5人とも、銃を構えている姿はとても様になっておりもしかしたらと思っていたのだが、まさか5人とも景品を取ることができるとは思っていなかった。


周りの人も、日向たちとは認識できていないが5人の女の子が全員景品を獲得できたことに驚きの声とともに拍手がいたるところから沸き起こっていた。


先ほど、楓が驚いたようにこの射的ではステータスが作用しない完全実力ゲームであり、なかなか景品に当てることすらできないはずなのである。現に、午前中で景品を獲得できたのは十数人だけで挑んだ数がすでに四桁を超えるところでいうといかに日向たちがすごいのかが良くわかることだろう。


ちなみに、楓もやって見たが擦りすらしなかった。


楓の場合、スキルやステータスを作用させようと思えばいくらでもできるのだがそこまで祭りでする必要がないということで素で他の人たちと同じ条件で挑んだわけだが、結果は惨敗であった。


「な、なんか照れちゃうね…」


「でも、楽しかったです!」


日向たちは、景品を取れた際に周りの人たちから拍手を送られていたのだが、それが少し恥ずかしかったのか日向は顔を少し赤くしながらモジモジしていた。


逆に、ミルはこういう祭りが初めてなのか初っ端からテンションマックスでありいつにも増して元気な様子であった。


まだまだ、デートは続くがその様子を見て楓はなんとも言えない幸せな気持ちになっているのであった。

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