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魔物殲滅戦準備 3

昨日はあの後、しっかり日向達やルミナ達と模擬戦をして平等に悪い所を指摘していると他の見ていた騎士達が心底羨ましそうな顔をしながら日向達を見ていたので、楓は仕方がないと言いながら他の騎士達にも同じ様に指導をしていったのであった。


前からちょくちょく指導をしているお陰か動きがだいぶ良くなり騎士団全体のレベルも少しずつだが上がっているようだ。


もともと、騎士団や宮廷魔術師達はエリートしかなれない為、才能はしっかりあるので、後は教わり方さえしっかり整えればこうしてすぐに目に見えて良くなっていく。


「昨日の楓くん格好良かったよねー」


「ですね、毎回思いますが旦那様が人に物を教えている所は凄く格好良く見えます」


「それ分かる!私も実際に教えて貰ってた時キュンキュンしてたもん!」


「カエデ様は何をしても格好良いですね」


「もうやめてくれ…」


朝食を食べているといきなり楓の妻達による誉め殺しタイムが始まり楓はその名の通り誉め殺しにあっていた。


最近、日向達の羞恥心がある程度薄れて来たのかだんだん楓の事に関しては積極的になって来ている。


ルミナやエリスなんてその最たる例で以前まで手を繋ぐのもやっとだったのに今では事あるごとにボディータッチは当たり前。すごい時には昨日のようにキスなんかも積極的に行ってきている。


多分、最近頻繁に行われている嫁会議が原因なのだろうが日向達は良くても楓が恥ずか死してしまう。


『それも慣れですよ。それとも、日向さん達の好意を無下にするとでも?』


俺に逃げ道はないのか…?


『ありませんね。っていうかマスターも内心で喜んでいるじゃないですか。もっと日向さん達に素直になれば良いんですよ』


もっと素直に、ねぇ…てかナビさん。僕の心を読まないで下さい。


「まぁまぁヒナタ達もその辺にしてあげなよ。ほら、楓の頭から湯気が出てるよ」


その後も、日向達はギアが入ったのか楓の良い所を楓の目の前で語り出し、楓の頭から本当に湯気が出そうなタイミングでアルが横からフォローに入ってくれた。


本当に、なんだかんだ言ってアルは楓が本気で困っている時にはり気無くフォローを入れてくれる。


楓も、戦闘力では右に出る者はいないかもしれないが年齢や経験などはアルやルシフェルからしたら足元にも及ばない。


精神的なフォローを入れてくれる人間がいるというのは本当に助かる。


「あ、ごめんね?楓くん。いつもは四人で話してるんだけど…そ、それより今日は騎士団の人と宮廷魔術師の人たちに魔物のことを説明したりするんだよね?」


明らかに話をそらす日向だったが楓もあまり踏み込みたくない話題だったのでその話題に乗る事にする。


決して日向達が嫌いとかそういうのじゃなくてただ恥ずかしいだけなのだ。それだけはしっかり知っておいて欲しい。


「説明は昨日の内にルーナやヒストリアがしてくれている筈だ。俺達がする事は、今回の作戦は俺達が要になるから挨拶をしっかりしておかないといけないという事だ。一気には出来ないから今日は大体5万人位に挨拶をするみたいだ。もし反対の意見が来たなら…」


「模擬戦をして実力をみて貰う。か。にしてもその計算だと5日は掛かるよ?間に合うの?」


「あぁ、大体魔物達が王都に来る迄1週間は掛かる。昨日しっかり計算したから間違いない」


と、いうのも楓は昨日の夜に相手の事をしっかり調べ進軍速度等の進行状況を調べていた。


面白い事に周辺の村には一切手を付けずに、あくまでも狙いはこの王都らしい。


周辺の村や都市を襲っていてはかなり時間を食うから先に大本命であるここを狙っているのだろう。


お陰で周辺の国々は大混乱だがそれも楓達が殲滅したら徐々に沈静化していくだろう。


「まだ、全員の騎士達や宮廷魔術師達と会っていないからこれだけは未知数だな」


「出来るだけスムーズにいって欲しいけど無理だよね」


「事が事だからな。俺だけじゃなくみんなも気を付けてくれよ。まだ貴族にはこの事が知らされていないが、何処どこで情報がリークされているか分からない。大丈夫だとは思うがしばらくは外に出る時は二人以上で行動してくれ」


「そうですね、アウラ達にも言っておきます」


「あぁ、頼んだ」


バロンの時の事を考えるとまた同じ様にメイドを狙われる可能性がない訳ではない。


この作戦が気に入らない一部の騎士や宮廷魔術師達が自棄やけを起こして貴族に情報をリークしたりクランを雇ったりして無理矢理楓達を舞台の上から降ろそうとして来るかもしれない。


楓は二度と、身内を危険に晒さない為にも今回は徹底する様にしている。


「まぁ、今日の反応をみて考えようか」


「そうだね、とりあえず集合時間迄そんなにないから急いで支度を終わらしちゃおう」


会ってみないと分からない。楓達は一抹の不安を胸の中に抱きながら騎士や宮廷魔術師達に挨拶をする為に素早く支度を終わらしていくのであった。

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