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嫌な予感 1


「お疲れ様。騎士団の人達凄かったね」


「本当に…そっちは上手くいったか?」


「ヒナタ達がいたからね。僕一人じゃ魔法だけとなると少し不安だったけど四人で頑張れたよ」


「そうか、ヒナタ達もだいぶ強くなってきたな。っとそんなことより今日は帰ろう。体は大丈夫だが精神的に疲れた」


「そうだね、向こうでヒナタ達が待ってるよ」


アルはそう言って楓と一緒に日向達の元へと向かう。


楓がルーナとヒストリアとの模擬戦を終えると、我先にと騎士団や宮廷魔術師達が楓に指導して貰いたいと志願して来て、ルシフェルとの模擬戦は無しになった。


ルーナ達も負けてしばらく悔しがっていたが、すぐに切り替えて楓にさっきの試合でダメだった所を指導して貰う気満々だった。


だがいかんせん数が多かった。騎士団と宮廷魔術師を合わせれば150人は優に超えるので、楓一人で一人一人に丁寧に教えるのは面倒臭かった。


と、言う事で騎士団を楓、ルミナ、セバスの三人で教え、宮廷魔術師を日向、ミル、アル、ルシフェルで教える事にした。


別に楓が分身を150体作れば問題ないのだが、それをすればルーナ達に人間認定をされなくなってしまいそうだったのでこういう形をとって指導する事にした。


この決定に文句が出るかと楓は一瞬心配したが、全員喜んで楓以外の所にも指導を受けに行っていた。


以前、日向とミルそしてアルは騎士団や宮廷魔術師の指導があったので喜ばれていた。


ルシフェルも先程、ルーナに圧勝していたのを全員見ていた為、結構な人数がルシフェルの周りにいた。


ルシフェルが異世界の魔王だと知ったらあの人達がどんな反応をするのか、少し面白そうだと思ったのはナビちゃんと二人の秘密だ。


『まぁ、どう頑張っても私がヒナタさん達に伝える手段はありませんからね』


最後にセバスだが見た目はお爺さんだが誰一人としてセバスの事を弱いとは思わなかった。


そういうことがあってか、全員のところにほぼ均等に騎士団や宮廷魔術師の人たちが分かれたので、楓達もだいぶ指導しやすかった。


指導といっても半日しかなかったのでそこまで大した事は出来ないので、楓は基礎の確認と集団での戦い方を教えていた。


ルーナも真剣に楓の話を聞いていたから今後のデスハイム王国での戦い方のバリエーションがかなり増えるだろう。

「カエデさん!ありがとうございました!」


帰り際に、騎士団と宮廷魔術師達全員で楓をさん付けして楓をお見送りをする。


「凄いね、ここにいる人達もエリートな筈なのにその人達にさん付けされるなんて」


「大人からさん付けって気持ち悪いな…」


先程の光景を見ていたアルは面白そうな顔で楓にそう言う。


当の本人である楓は非常に嫌そうにしていたが…


まぁ、そんな訳で楓達による半日指導が終わり、全員で仲良く歩いてクランハウスへと帰るのであった。




「かえでぅんだいしゅきぃ…」


「はぁ…これは拷問だ…」


昨日はあの後家に帰りいつもと同じようにエリスの夕食を食べて風呂に入ってしていたのだが、部屋に戻ると裸の日向がベッドの上で待ち構えていたのでそのまま二人の時間を楽しんでいた。


前回よりもかなり積極的で激しかったのは楓も日向も同じだろう。


楓はこれで4回目、日向も2回目なのでかなり慣れたのだろう。


まぁ、そんな訳で二人で楽しんだ後はそのまま一緒に寝た訳だが、現在先に起きてしまった楓は日向の無防備な姿を見てかなり欲情してしまう。


だがそれは仕方のない事だとも言えるだろう。楓だって健全な男の子だ。いくら昨日楽しんだからと言っても、隣でめっちゃ可愛い女の子が無防備な姿で寝ているのだ。


今の日向を見て欲情しない男など多分いないだろう。そっちの趣味が無い限り…


それならさっさと手を出せばいいと思うだろう。でも考えて見てくれ、女の子が寝ている間に自分の欲情を発散するのって…なんだか情けないだろ?


『何を今更w』


おいそこ、笑うんじゃ無い。


『仕方がないので私が話し相手になってあげます』


流石ツンデレ、ナビちゃんも可愛いとこあるな。


『……』


流石、可愛いとこあr


『……』


ごめんなさい、このままだとマジで日向を襲ってしまいそうなので話し相手になって下さい。


『仕方がありませんね…このまま放っておくと日向さんが可哀想なのでいいですよ』


サンキュー。


『マスターの今日の予定はどうするのですか?』


今日は冒険者ギルドで適当にクエストを受けようかなと。


『なら、少し気を付けた方がいいですね』


俺が?何、神様でも降臨してくるの?


『それは世界が滅亡しますよ…別にマスターの身を心配して言ったのではありません。まぁ、冒険者ギルドに行けば分かる事です』


日向達に危険性はあるか?


『いえ、多分大丈夫でしょう。どちらかと言うとこの王都が危険ですね』


え、それって?


『心配しなくても後で分かりますよ。それよりも今は日向さんの胸の感触でも楽しんだらどうですか?』


うっ…さっきから考えない様にしてたのに。


楓はナビちゃんの意味深な言い方が気になっていたが、ナビちゃんはそんな事よりもと日向との現在の体勢を指摘してくる。


今の二人の体勢といえば日向が裸で楓の腕に抱きついているため、モロに日向の体の感触が伝わってくる。


さっきまでナビちゃんとの会話に集中して考えない様にしていたが、意識しだすと途端に息子の方も元気になりだす。


『マスターがなにげに喜んでいるのが気持ち悪いですね』


さっきも言ったがこの状況を喜ばない奴は男じゃないだろう。


楓はそう開き直ったが、それでも寝ている日向に手を出すのは気が引けたのか、日向が起きるまで楓は悶々としながら耐えていたのであった。

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