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3話 舞踏会へ参加することになった
「クロエ、このドレスは流石に派手すぎじゃあないかしら」
鮮やかな深紅色に豪華な素材と華やかなデザインが特徴のイブニングドレス。おまけに 肩や背中が出てかなり目立つ。
「お嬢様にはそれぐらい目立つのがお似合いでございます」
クロエはいつものように微笑みながら言う。
というのも昨日、屋敷に王都から手紙と招待状が届きリネアス王国で舞踏会が開催されると記されておりラディアンとクロエに参加しようと勧められていまこうして準備をしているというわけ。
「それにそのミルクティー色の髪と翡翠色の瞳には悪くないと思います」
「もうっクロエはいつも急にそういうこと言うから気が気じゃあないわね」
でも、まあ悪い気分ではない。
「わあ姉様、とっても綺麗だよ」
すると、黒のテールコートに青の蝶ネクタイをつけたラディアンが部屋から出てくる。普段はシックなシャツとズボンだからちょっと新鮮だった。
「ラディアンもその燕尾服、似合ってるわよ」
「ほ、ほんと?姉様、ありがとう」
少し頬を赤くしながら照れくさそうにラディアンは笑う。
こういうところをみるとまだ純粋な子供だって思った。
「お嬢様、坊ちゃん。そろそろ時間ですよ」
そして、支度をすませ馬車へ乗りクロエに見送られながら王都に向かう。




