地獄の詩人 詩
かつては俺にもあたたかな寝床や美しい青春の日々があった。美しい青春・・・・けれどそこに咲いた一輪のバラは他の誰かに刈り取られていた。
学校での青春。それを俺は好かなかった。俺には現代というものはあってない。けれど誰にだって若い日々があり、熱中できる時があり、青春がある。
青が俺は好きだった。青空や青い海や青い花が・・・・けれど俺の血は違った。俺の血じゃ激烈な青春を求めていた。
だから俺は両親の家を出ていった。そうして放蕩生活を送った。
俺は病というものが好きになった。病はいい。俺の血をたぎらせる。
やがて俺は恋に落ちた。一人の貧しい少女と・・・・・・
少女と俺は仲良く暮らした。恋慕もあった。喧嘩もあった。
そうして二人で過ごす暖かな午後や美しい夜もあった。
やがて俺は少女と別れた。そうして再び地獄へと一人で向かっていった。
地獄にはおそろしく美しい女がいた。悪魔的な女が、美しい金の髪をしていて胸はやせ鋭い眼をしていた。俺は彼女に求愛した。しかし彼女は、拒絶した。冷ややかな笑みを浮かべ、彼女は俺を見下し言った。
「あなたのような子供は嫌よ」そう冷ややかに言い放った。
俺は考えた。今は時期が早い。どうも彼女はセクセが好きのようだ。ならそれを磨こう。そうして俺はセクセを磨いた。そうして再び彼女に求愛した。今度は上手くいった。彼女は俺に悪魔的な前戯をほどこした。
愛撫は心地よく、俺はかつてないほど、彼女は愛した。地獄のような、天国のような日々がつづく。彼女との日々。ベッドで過ごす甘い夜・・・・・それが俺は好きだった。気が狂うほど澄んだ青い彼女の瞳、それが俺は好きだった。
彼女は好んで俺と遊んでくれた。けれど彼女には何人も男がいた。
それが俺は気に食わなかった。「どうして他に男がいるんだ?俺だけではダメか?」
「そうね、確かにあなたとの夜は燃えるわ、あなたの小さい子供も可愛い。けれどね、あなた以外にも可愛い男も居て、あなた一人では私は満足できないの。いやだったらこの家を出ていきなさい」
俺はじっと唇を嚙んだ。何も物を言えなかった。ほかの男のどこがいい?俺は考えた。他の女と男とも話をした。すると、彼女の気に入っているのは、地獄でひどく上手いギターを聞かせる男だった。俺は奴以上の男にならなければならない。奴との会話もここに書くつもりはない。不毛な会話だった。嘘とごまかしと嫉妬と・・・・そうして俺は詩を磨くことにした。地獄でもうまい詩書きは居た。
その男に頼み込んで俺は詩を習った。




