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3.

「さて。それじゃあさっきの続きだけど」


 路地裏に入って、何度か道を曲がったところ。周りを建物に囲まれた中で、レインハルトがようやく止まって言った。


「その前に、この手を離してくれません?」

「おっと、忘れてた」


 僕が指摘すれば、ようやくレインハルトは僕の手首から手を離した。僕がお嬢さんたちに話しかけに行こうとしたところで、手首を掴んで有無を言わさず路地裏に連れ込まれたのは記憶に新しい。

 全く。これが若いお嬢さん相手だったら事案だよ。警備隊に突き出してそのまま牢屋行き。警備隊の拷問は派手だってもっぱらの噂だからね。

 ……彼らがその警備隊なんだったね。

 僕は手首を摩りつつ、レインハルトに話を進めるように促した。人気のない場所までやってきたということは、そう多くの人に聞かれては困るような内容なんだろう。それにしてはちょっと暴力的というか、野蛮というか、強引というか。時に強引さは必要だけれど、力任せに何かを為そうというのは嫌われるよ。

 僕より頭ひとつ大きいレインハルトは、警備隊に所属しているだけあって力が強かった。僕だって出会った美しい女性(プリンセス)を守れるようにそれなりに鍛えてはいるけれど、それでも専業ではないから力では勝てないだろう。


「それで、その犯人とやらは何をしようっていうんです?」

「そうだね。まずは君が読めなかった朝刊の内容から話そうか」


 レインハルトが語った内容はこうだ。

 半年ほど前から、城に脅迫状めいたものが送られるようになった。初めは誰かの悪戯だろうと歯牙にもかけなかったが、帝国騎士団の団員の乗った馬車が燃えてからというもの、その脅迫状を危険視するようになった。

 何度も送られてくる脅迫状は、その度に「脅迫状が届いた」と新聞に載るようになっていたけれど、今日の朝刊にはそれに加えて、犯人と思しき人物からのメッセージが広告欄に載っていたらしい。

 一応補足しておくと、帝国には自治組織が大きく分けて4つある。一つ目が帝国騎士団。皇帝や城内の警備、貴賓の警護なんかをする騎士団だ。帝国内で騎士団といえば、彼らのこととされている。貴族たちが私的に騎士を従えることはあるけれど、名称の独占によって、騎士団と名乗ることを許されていないからね。騎士団の団員は基本的に貴族身分の者からなる。皇帝直属の騎士団だからそうもなるだろう。前トラメナス朝の頃の騎士たちも多く在籍しており、その力も権力も強い。

 そして二つ目が、僕が今手伝っている、帝国警備隊。通称警備隊と呼ばれる彼らは、騎士団同様帝国によって認められたものだけれど、その出自は貴族から平民まで様々だ。隊内では身分の差は撤廃され、その腕によって序列がつけられる。帝都の警備が主な仕事だけれど、時と場合によって各地に派遣されることもある。地位と名誉、それから安定した収入を求めて、平民から警備隊に入るものは多い。僕の知り合いには、騎士団の堅苦しさに疲れて警備隊に入隊した変人貴族がいるけど、貴族の身分を持っていて警備隊に入隊するのは、そういう変人か、もしくはよっぽど金に困った弱小貴族くらい。民間人と関わることが多いから、ファンクラブがあるなんて噂も聞いたことがあるような内容な気がするけれど、気のせいだよね。

 三つ目が、自治ギルド。帝都には少ないけれど、郊外の街ではよく活躍しているらしい団体だ。その名の通り、管轄する地域の自治を行うギルドで、その信条は公平無私。天秤の紋章を掲げ、喧嘩の仲裁から裁判まで手広く手掛ける彼らは、皇帝陛下に認められた法の番人でもある。この国の国法なんてたいしたものがないから、彼らが掲げた自治ルールに基づいて可否が判断されるわけだけど、公明正大な彼らの仕事ぶりは、それが許されるだけの信用を生み出している。

 最後に、さっきもあげたけれど、貴族の私騎士や兵士。彼らは当然、仕える家を守ることが仕事だけれど、貴族の持てるものこそ(ノブレス・)与えなくては(オブリージュ)の精神に基づいて、領地内でのいざこざの対処にあたることもある。騎士と呼ばれる場合は下位家門、兵士と呼ばれる場合は民間からの登用であることが多い。

 閑話休題(さて)、話は戻るけれど、そんな帝国騎士団に刃を向けたからには、皇帝に向けた宣戦布告も同じだった。ともすれば一瞬で逆賊に成り上がるのがこの世の習い。帝国としても、そんなやつを野放しにしておくわけにはいかない。とはいえ、帝都の中を騎士団が大っぴらに調査捜索するわけにはいかない。それで、警備隊に話が降りてきた、と。


「半年も何してたんです」

「それはそうなんだけど。騎士団殿の馬車が燃えたのが3ヶ月前。俺たちのところに話が来たのは1ヶ月前だよ。ま、1ヶ月でつかめた情報もほとんどないんだけど」


 レインハルトが自嘲気味に言った。僕の後ろから、壁に寄りかかった姿のロナウドが、それに付け加える。


「ドロラスター卿が話を止めていたんだから、我々の失態ではない」

「それはそうなんだけどねぇ」

「ドロラスター卿?」


 僕がおうむ返しにすれば、ロナウドが眉根を寄せたまま頷いた。よっぽど好まれない御仁らしい。


「君も帝都の人間なら、警備隊がどういう組織かくらいは知ってるでしょ?」

「まあ一応」


 警備隊が設立されたのは、建国から1年が過ぎた頃に起こった、暴動がきっかけだった。元々騎士団によって統治されていたこの国で、皇帝が他国との戦争に駆り出されている間に帝都で起こった暴動。帝都に残っていた数少ない騎士たちでは止められず、自治の勢力を分けるために作られたのが警備隊だ。

 帝都市民を監視し、統治するための組織。

 当時はそういう考えをする人が多く、まあ実際のところそういう組織でもあったんだけど、市民からの反感を買い、貴族が統治する形から、能力さえあれば平民でも受け入れる仕組みへと変化した。10年ってあっという間だけど、意外と色々なことが起きるもので、今では市民の頼れる味方としての地位を確立している。

 ただ、その当時の名残か、警備隊上層部には頭の固いお貴族様も多く、彼らのいうドロラスター卿というのもその一人なのだろう。

 帝国となった今でも、身分制度は廃止されていない。貴族と平民の差は縮まったとはいえ、その責務がある以上は貴族という身分は大きな役割を持つ。当然、内部での身分の差が廃止されている警備隊においても、特に上層部が判断するために、貴族かそうでないかは分けられている。その最もたるものが隊服だ。

 レインハルトは貴族で、ロナウドは平民の出。警備隊として活動をしている以上は、平民よりは身分は上だけれど、上司であるお貴族様連中に逆らうことはできない。


「それで、1ヶ月でつかめた情報は? ほとんどないとは言いながら、何か掴んではいるのでしょう?」

「まあね。脅迫状を送りつけてきた犯人は、恐らく2人。片方が本物で、もう片方は愉快犯。ちなみに今回届いたのは本物からの方だったよ」

「どうやって見分けたんです?」

「上も流石に革命祭での犯行予告は見過ごせなかったみたいでね。俺が直截手紙を見たから」


 レインハルトはそこまで言って口を噤む。薄暗い裏路地ではそうはっきりと顔の細かな動きまでは見えないけれど、何かためらうようにごくりと唾を飲み込んだことはわかった。

 とはいえ、話を進めてもらわないとどうにもしようがない。僕はその先を促す。

 レインハルトが伺うように僕に視線を送ってくる。年頃のお嬢さんならともかく、僕相手にその目は通用しないよ。気色悪いな。

 僕が白い目で見ていることに気づいたのだろう。レインハルトは少し躊躇った様子を見せてから、諦めたように息をついた。


「君、魔法って信じてる?」


 薄暗い闇の中に、レインハルトの瞳が煌めく。僕は目を逸らすことを許されなかった。

 魔法。ここでその言葉が出てくるってことは、そういうことだ。

 貴族なら、魔法の存在を知っていて当然。その上あの骨董品屋を知っているなら、多少なりとも魔法が使えるのだろうとは思っていた。あんな物好きしか行かないような店を情報屋として利用している客なんて限られるからね。

 現代において魔法の存在は否定されている。その理由の1つには、人々の生活に魔法を用いずとも同様の効果を得られるようなものが増えたから。要するに科学の進展によるものだ。マイク然り、カメラ然り。移動手段だって、貴族身分の誇示のために馬車を使う者が多いけれど、もっと早い乗り物や快適なものがこれから増えていくだろう。

 魔法を信じないものは、魔法に嫌われる。

 その言葉すらも人々の記憶から消えてしまうくらい、魔法というものは希少なものとなってしまった。そもそも、魔法は神と魔法を信じるものにしか使えないから、信仰の薄れた現代でこの状況になるのは当然なんだけれど。


 ーー曰く、神様は人を作るときに、3つのギフトを与えられた。1つ目は、他者とコミュニケーションを取るための言葉を。2つ目は、物を生み出す力を。3つ目は、物を壊す力を。

 そうして、人は他者と共に集団での生活を送ることができるようになり、そうして、新しい世界を作ってはより良いものへとするためにそれを壊すということを続けているのだ。

 そんな教えが、教会で語られる。帝都に住む人なら誰だって一度は聞いたことがある。だって、金に困った神徒たちが、教えを道端で披露しあっているから。

 ともかく、トラメナス王国の建国神話と並んで伝わるその話には、続きがある。

 人が争いを繰り返しながら、生まれ死にゆくその姿を哀れに思ったある神が、物乞いの格好をして、道ゆく若者を捕まえて尋ねた。

「私にパンを一切れ恵んではくれませんか」

 善良な若者は、手にしていたパンをそのままその物乞いに分け与えた。一切れと言わずに、どうぞ召し上がってください、と。物乞いの姿の神はその若者に関心した。けれども、これまでの世の趨勢を見てきた神は不思議だった。もちろん、人間の中には若者のように良いものもいれば、悪いものもいる。どうしてこの若者はこんなにも善良なのか、と。

 神はその若者に問うた。

「どうして私にこのパンを恵んでくれたのですか。見れば、あなたのバスケットの中にはパンが2つある。あなたはそのうちの大切な1つを私に渡してしまった」

 若者は照れたような困ったような顔で、頬を掻いて答えた。

「実は、私は今から体の弱い妹のところに行くところだったのです。それで、友人からもらったパンを私の分と妹の分で、2つ持っていました。そのパンは私の分です。見れば、あなたは随分とひどい格好をしている。それではパンはおろか、まともに水も飲めてはいないのでしょう。私は今日の分のパンは無くなるけれど、昨日も明日も、十分なだけの食事をいただきます。もしも私が今、私のためにパンを渡さないか、それともあなたのいうように、たった一切れだけ渡したなら、明日の私は、今日の私の行いを悔いるに違いありません」

 神はさらに問う。

「どうしてあなたはそのように考えるようになったのです」

 若者は少し躊躇ってから、観念した様子で答えた。

「私の父は、王国の騎士でした。父は若い頃、戦に出て、初めて人を殺しました。戦において、人は殺すか、殺されるかです。その行いがなければ、今の私はここにいないでしょう。けれども父はそれを深く後悔しました。そうして、生まれた私に幾度も告げました。『後悔しない選択をしなさい。もしも後悔することがあるならば、次のときにはそれを忘れず、正しい選択をしなさい』と。その父も、先の大戦で命を落としました。国を守るために再び剣を取った父は、父にとって正しい選択をしたのだと思います。私は前に、同じように水を分けてくれないかと言われたことがあります。そのとき私はひどく疲れていて、喉が渇いていました。それで、その人に水を分け与えることをしませんでした。それから気になって、その人のことを訪ねてみれば、その人は流行病にかかって亡くなってしまっていました。あのとき私が水を分け与えていれば……。後悔とは、どうしたって事が起こってからでないとできないものです。けれどもそれを教訓に、私は今選択をすることができます。父はこうも言いました。『明日のお前が今日のお前を責めるかをよく考えなさい』と。私は父の教えと、そうして明日の私に従ったまでです」

 神は若者の言葉を静かに聞き、そうして感動した。神は物乞いの姿から本来の姿に戻る。若者は大層驚いて、その場にひれ伏した。

「顔をあげてください。あなたは立派な人間です。あなたのような人がいれば、きっとこの世界は悲しみに包まれずに済むでしょう。私は弱い神ですから、この世界を変えることはできません。その代わりに、あなたが信じている限り、あなたには魔力が宿るでしょう。その力は、神と魔法を信じる者だけが知る力。どうかこれからも、正しく生きてください」

 神はそう言うと、その若者に魔法を授けた。それからその若者は、驕ることなく人々のためにその力を使い、いつしか彼は国王となったのだ。ーー


 僕はどう答えるのが正解だろう。レインハルトから感じる微弱な魔力。鏡を通して彼が僕の正体を知っているなら、こんな訊き方はしてこない。どころか、僕と調査を共にすることだって諦めるだろう。

 魔法を信じているかって? そりゃ信じているとも! だって、この身に流れる魔力は、目の前の彼が考えているよりもずっと、神様に愛された証明だから。

 けれども、そんな言葉を吐き出すことは僕には許されていない。とはいえ、否定するのもまた違う。魔法を信じていないと、そんなのつまらないおとぎ話だと一蹴するのは簡単だ。けれど、それではきっと僕が求める答えは得られない。いや、得られはするんだけど。

 彼が腹を割って話をしてくれる状況っていうのは、僕にとってもそれなりに利益があると、僕は踏んだ。

 すう、と深く息を吸う僕をレインハルトは真っ直ぐに見つめてくる。嫌だなぁ、その視線。


「魔力を持つものは、髪や瞳が輝くというのをご存知ですか?」


 僕はキャメルのキャスケットをとって、丁寧にお辞儀をしてやる。散々教師に鍛えられたボウ・アンド・スクレープ。茶染めしても光り輝く僕のゴールデンブロンドに、宝石のようなティールブルーの瞳。

 珠玉の魔力を目の前にした感想はどうかな? ミスター。

 そう言ってやりたい気持ちを抑えて、僕は放出する魔力を最小限にする。


「なるほど、これは……」


 あたりに散っていた光が消えれば、レインハルトがうわごとのように口を開いた。それから僕に2歩で近づいてきて、僕の手を両手で取った。なんで!?


「想像以上だ!」


 レインハルトは先ほどまでとは違う方向にキラキラとした目で僕の手をブンブンと振る。ちょっと、手、離してよ! 男に握られても嬉しくないんだって!

 壁際のロナウドに助けを求めても、知らんぷりをされた。ねえ酷くない?

 しばらくされるがままになっていれば、レインハルトは興奮冷めやらぬ様子ながらも僕の手を離した。


「いやあ、噂には聞いていたけど、やっぱり君面白いね!」


 僕は背後のロナウドに視線を送るが、やっぱりふいと向こうを向かれる。助けてはくれないらしい。

 まあ確かに、興奮する気持ちはわかるよ。魔法を信じている者が本物の魔法を目にしたら、その場で跪いて崇め奉りたくなっちゃうよね。僕が相手なら尚更。寛大な僕はそれを許そう。だってこの世界に僕に勝てるものなんていないからね。


「ところで、噂って?」


 レインハルトは「ああ」とようやく正気を取り戻したらしい口調に戻って答える。


「君のことはベリル伯爵から聞いていたんだ。面白い若者がいるって」

「当主様から?」

「そう。ベリル家においておくには勿体無いような逸材だから、君たちの仕事の手伝いでもさせてみるといいってね」

「それはもしや仕事の斡旋では……!? さすが当主様! 温情溢れる素晴らしい方だ!」


 まあ一つ問題があるとすれば、彼らの手伝いをっていうのは警備隊に入隊させるって意味だし、僕があんなむさ苦しくてつまらない組織に入隊なんかするわけないってことだけど!

 レインハルトは沸き立つ僕に構わず続けた。


「それで、今回の件で早速君に手伝ってもらおうかなって。まあロナウドが君に声をかけたのは偶然なんだけどね。運が良かったよ」

「そうだったのか」

「今朝方内密にって話が来たからね」


 それで、レインハルトは僕のことを引き留めたらしい。まあ話は大体わかったよ。


「もちろん謝礼は出すよ。謝礼っていうか、もし犯人を捕まえられたら報奨金が出るんだけど」

「へえ、報奨金。それってどれくらいなんですか?」

「10億ジェニー」

「へえ、10億ジェニー。……10億だって!?」


 僕は思わず振り返った。ロナウドは腕を組んだまま、軽々と「そうだ」と肯定する。

 わかってる? そんなに落ち着いていられる金額じゃないよ!? 10億ジェニーあったら働かなくたって暮らしていけるよ。僕の念願の平穏無事な生活が簡単に手に入っちゃうんだよ!?


「まあ、皇帝に楯突く反逆者だからね。表向きは。そうもなるよね」


 レインハルトが落ち着いた声で言った。貴族生まれのお坊ちゃんとしてはそれくらいの額面を見たこともあるのだろう。まあ僕だって同じくらいの価値のものに触れたことくらいはあるけど。あるけどさ?

 それにしたって、そんな金銭感覚のバグりそうな額を賭けるような相手なのかと、僕は疑問に思う。脅迫状を送りつけるだけの可愛い相手じゃないか。起こした騒ぎだって、そう大きなものでもない。

 それに今君、表向きはって言わなかった?

 僕の視線を受け取って、レインハルトは軽く顎を引いて言った。


「話を戻すけど、今回の脅迫状は本物だ。それは保証するよ。それから、朝イチで新聞の内容を見たうちの隊員が、広告を掲載していた新聞社を問い詰めたところ、その人物の名前はわかった」

「国家権力こわぁい」


 どうせ拷問でもしたんだろう。警備隊の権限として許されているし。警備隊の拷問で自供しなかった者はいないという噂だし。

 果たしてその黒い影にどれだけの冤罪が隠れているのかなんて想像したら終わりだから、ここらでやめておこうね⭐︎


「それで、その名前って?」


 僕を白い目で見るレインハルトに先を促す。そう溜めることでもないでしょう。とっとと吐けよの思いを込めて。

 けれども、彼の口から飛び出してきた名前は僕の予想だにしないものだった。


「シュウ」


 僕は目を大きく見開いた。息が詰まったような思いだった。


「シュウ・ヘルゼン。前トラメナス王国ヘルゼン家の公子様だよ」

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