表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢のサラは溺愛に気づかないし慣れてもいない  作者: 玄未マオ
第3章 いよいよゲーム開始
42/167

第41話 新入生らの属性話

 私はジークに生徒会であったことを話しながら、エミールとフェリシアの意思疎通はちゃんとできているのか確認した。


「当然、フェリシア嬢が今エミールの仕事を請け負ってくれることは、僕や両親たちですら知っていることだ。あいつ一体どういうつもりなんだ。僕がもう一度言い聞かせておくよ」


 ジークはけげんな表情で答えた。


 エミールのことはジークに任せたが、どうもそれが私がジークにチクったみたいにエミールには解釈された。どうしてそれがわかったかと言うと、ジークはエミールのことをしかりつけ、そのきっかけとなった私の言動に王妃が不快感を示したからだ。


 エミール自身は、生徒会の仕事はまともに取り組んでいるみたいなのでとりあえずそれで良しとし、王妃のいちゃもんはいつもの事なので流しておいた。


 最初の授業を終えた新入生たちはお互いの得意属性の話をしていた。


 私たちもそうだったっけ、初々しいな。



「僕は火が強かった。すでに王宮の授業で知っていたことだけどね」


 エミール王子が言う。


「たしかに既に魔力の扱い方は予習しているから今更って感じだよね。あたしは風と水で、ザロモは火と土が得意なんだけどさ」


 ペルティナも言う、双子で得意属性が真逆なんだね。


「リーニャは光と水だったよね。やっぱり光得意ってヒロインぽいよね」


 リーニャの友人のミリアが言った。


「光と闇が得意な人は少ないからな。でも、いったい何の『ヒロイン』なんだ。どうして闇じゃなく光なのかもよくわからんが?」


 サージェス副会長が疑問を呈した。


「えっと、副会長は闇の方がお好きなのですか?」


 ミリアが逆に質問する、ちょっとピントが外れているような気がするが……。


「属性に好きも嫌いもないだろう。君の光を持ち上げて闇を貶める言葉が奇妙に聞こえただけだが」


「うちのクラスじゃ、エミール様の婚約者のフェリシア・ブリステルだけが闇得意なんですよね」


「そうらしいな」


「え? なんで知ってるんですか? 新入生のクラスに興味津々なのですね」


 ミリアのつっこみと副会長の答えがいまいちかみ合ってないような……。


「はいはい、そこまで。たまにいるんだな。光の方が善で闇の方が悪であるかのように勘違いしているのが。これから学習していけばわかると思うが、属性はあくまで性質の違いだから、どっちがいいとか悪いとかいうのはないからね」


 かみ合わないのに角突き合わせているような、あるいは、探り合っているようなやり取りを見るに見かねて、私は仲裁した。


 光と水にヒロインを感じるって、ミリアの感覚はどうもやっぱり前世で私たちがいた世界っぽいな。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ