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俺は帰ってきた!

ちょっと違うやつ書いてみた!

「魔王を倒すとは……君も強くなったね。」


相変わらず神秘的なオーラを出しまくっている。

いや、違うな……実際は出ていたんだ。

俺が分からなかっただけで……強くなったんだ、俺は!


「それにしても随分瘦せたね!ダイエットでもした?」


「いや~なんかLV30ぐらいからどんどん痩せていったんだよね~」


そう、異世界の定番「LV」の概念がある世界なのだ。

一番初めはウサギも倒せなかったんだよなぁ~


「そうそう、そのワンちゃん。君の世界に持っていくの?」


「ああ、一生のパートナーだからな。な!ジャル。」


真っ白な毛で凛とした顔、大型犬ぐらいの大きさの犬が

俺の横にはいる。こいつは「ジャル」、よく神社の隣においてある「狛犬」。

あれらしい……俺は旅の途中でこいつが襲ってきたので、返り討ちにして

なんか可哀そうだったから治癒の魔法で治したら、なんかついてきたやつだ。

ちなみに「神獣」、会話も成長すればできるらしい。


「ま、いいか……それは君が勝ち取ったものだからね。」


「で……ちゃんとかえれるんですよね?」


「ああ!いつでも君が転移したところに帰れるよ!」


「ほんとか!?よかった~。」


頑張ったかいがあった!


「でも……大丈夫かな?」


「え?……あ、そっか!いきなり痩せた俺が出てきても困るか……でもいいや!」


「あ、そう。わかった!ああそれと……」


「なんだ?」


やめてくれよ……まだなんかあるとか……


「今回魔王を倒した報酬として、僕をこれから3回まで頼っていいよ!」


「まじ!?おまえそれ神の力を使っていいことになるが……」


「いいってことよ、ほかの神が今頃苦しんでるだろうな~(笑)」


「??」


「ああ……俺たちおまえに賭けをしていたんだよ。」


「へ!?何を賭けてたの?」


「君が魔王を倒すか、それとも死ぬか、いや~大半の神は君が死ぬ方にかけてたよ。

君が魔王を倒すことに賭けてたのは、僕と、アテナあたりだよ。

いや~おかげで俺は神力をがっぽがっぽともらえたよ。」


アテナってあれか!勇気とかを司ってる戦争の神!

ん?なぜ俺に賭けたんだ?


「ああ……それはね、君の勇気に感動したのさ!過去との決別、新たな挑戦。

とっても感動してたよ!ああ、そう。もう次に出てくる質問に答えてあげよう。

神力についてかな?」


「く!?あたりだよ!」


ったく……人の心を読むとか悪趣味な……


「ま、悪趣味なのは認めるけどね~

それで、神力っていうのは、神が下界、これは現実のことだ。

それに影響を与えることができる力のことだ。

たぶん、星一つぐらい余裕で救えちゃうんじゃないかな?」


「まじ!?ほんとにいいの?」


「ああ!俺も助かったしな。」


「じゃあ帰るか……」


「あ!それと……たまに顔見せに来てね!このスキルあげるから。」


するといきなり目の前に青い板のようなものが出てきた。


「うわ!?」


スキル「神との会合」

……自分の好きな時に神と会話ができる

「ヘラクレス」限定


「すげーー!これ俺の世界でも使えんの?」


「ああ!もちのろんだよ!何のためにあげたと思っているんだい?

あと君の力、すべて向こうの世界で使えるから、

世界征服でも、ハーレム創っていちゃいちゃしても、

のんびり生きても、復讐しても誰も文句は言えないよ!」


「そ、そうか……」


「まあ自由に生きてよ。

それが僕の……いや、君の願いだろう?」


「ああ!そうさせてもらう。」


「じゃあばいばい!またどこかで。」


「ああ、ありがとう!」


そして、急に視界が真っ白になる。

~~~~~~~~~~

蘭葉が行った後、[神の儀式間]


「ああ……懐かしい……」


そうヘラクレスは言うとどこか虚ろ気な目で蘭葉が行った ゲート を見ている。


「ああ、わかってるよ()()()。君が言ったことは守るよ、

それが条件だったね……だから蘭葉……生きてくれ。」


~~~~~~~~~

すると俺は元の場所にもどされていた。だが、

なんかザ・ワー〇ド的な感じで、かつすべてが白黒だった。


「うわ!?なんだこれ?一見、時間を止めてるように見えるけど……」


〈はい、ヘラクレス様の力で時を止めています。〉


すげ~さすヘラ(さすがヘラクレスの略)

( ゜д゜)ハッ!つまり今は何をしてもばれないってことか……へへへ……あ?追記?


〈追記、だからって変な気起こしちゃだめだぞ!ヘラクレスより。〉


「さすがっす、やっぱなんでもお見通しってな!ガハハハハ!やめておこう。」


まて、なんか上に文字が……あと30秒で時は動き出すだって!?

まずい~なんか説明考えないとな……あ!説明もくそもないや!

ま、何とかなるか!


「一応自動追撃はオフにしておこう……誰構わず殺す勢いの魔法が飛んでったら終わりだからな……」


お!そろそろか……なんか、久しぶりだわ。


〈時が動き始めます〉


すると、今まで白黒だったリビングが色を一気に取り戻した。


「ああ、それで蘭葉、二階にある洗濯物取り込んできて……」


「母さん……母さ~~ん!会いたかったよ~~」


「この声は蘭葉!?え!?ど、どういうこと!?目の前にいる顔がイケてる奴が

蘭葉っていうの!?!?どゆ、どゆこと!?今の一瞬で何があった??」


「あ~~ちょっと待って。しっかり説明するから。」


そして母さんを落ち着かせた後、話をすることにした。

今は10時過ぎぐらい、弟は学校に行っているので今は母さんしかいない。


「それで、どうしてそんな姿に?」


「え~~とまず、今の一瞬の間に異世界に呼ばれたんだよ。」


「え!?あのラノベの?今人気の!?ほんとに!?」


「うん。マジマジ。魔法でも見せようか?」


「え!?見た~い!」


どうしようかな?危険性のある火や雷の魔法はだめだし……

土や水の魔法は後片付けがな~

あ!あれはどうだろう!


「じゃあ見せるよ……風魔法第8レベル「スカイウォーク」」


その瞬間、俺の周りに風が集まって俺の体を持ち上げた。


「まじ!?空飛べるの!?認めるわ……」


開いた口が塞がらないと言わんばかりに口を開けている。


「カバか!?」


「カバだよ。(比喩です)」


もうカバじゃねぇか……ったく……


「で、学校にはどう説明する?」


「あ~なんか適当に痩せましたって言えばいいんじゃね?」


「無理無理(笑)無理があるわ!」


いきなり15センチぐらい伸びて滅茶苦茶痩せてたら誰も分かんねぇ……


「あとは……着替えだな……」


そう、そうなんだよな~なんもないんよ

今の恰好、やばいからね。

戦闘服がボロボロの状態の人だから……


「ちょっと買ってきてくんない?母さん?」


「分かったわ。」


そしてサイズとかを確認しているときに母が話しかけてきた。


「……なんか最初は違和感あったけど今は全然違和感ないわ。」


「俺は涙腺崩壊しそうなのを我慢してるぜ!(´;ω;`)」


「え!?なんで?」


「三年ぶりだからな、ここに来るのが……」


「三年!?三年間も!?誰だ呼んだ奴は?私がとっちめてやる!」


「俺が……選んだんだよ……今の状態から変わるために……」


「こっちには帰れなかったの?」


「いや……帰れた、帰ることもできたんだ。」


「なんで!?なんで帰ってこなかったの!?」


「変わりたかったんだ。自分が情けなくて……」


俺は自分に自信が全くなかった。だから異世界に行ったんだ。


「でも……変わろうとしてくれたんだね!ありがとう……」


「ああ、ありがとう母さん。」


親のありがたみを知りました。

ああ、でも……アキバとか行ったらコスプレイヤーに見えたりするかな?


「で……どうしようか……」


「とりあえず久しぶりにここ満喫して!」


「ああ、わかった。」


すると、まだ動揺が抜けないのかすこし千鳥足で玄関へ向かった。


「じゃあ、ちょっと服買ってくるね!」


「分かったぁ~」


お!冷蔵庫だ!いや~大変だったな向こうだと……

~~~異世界~~~

「え!?腐ってる……あ……そりゃ腐るわ……

はぁせっかく銀貨2枚で高かったのに……

「冷蔵庫が欲しい~~~~~」



~~~~~現実世界~~~

「ああ!やっぱり電化製品最高!!」


この世界に戻ってきて初めてありがたみが分かった。


「あ~そういえばこんなアニメあったな~~」


お!これはいつかの奴やん!

そうやっている間にお昼になってしまった。


「ゲームって楽しかったんだな!ここにきて実感。」


だが皆さん、異世界系RPG、あれ現実はもっときついよ……

感覚としては、

[水分の表示追加(なくなったら死)]

[HP三分の一を切ったらデバフ]

やばい、ガチで、竜と戦った時がやばかった。

最後は投石で倒したっけ……なんて情けない倒し方だと、今も思うことがある。


ピー―ンポーーン

「ただいまー」


「おお!荒南(あらな)、おかえり!」


「!?兄さん!?イケメン!?」


ハイめんどくさいやつ!


第一話終わり

色々疲れる

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