女子怪4
<シロの写真1>
<シロの写真2>
<シロの写真3>
天野『私のおすすめのシロ、ベスト3だよ』
花子『その、鍋の中に入っているのは面白いね』
天野『狭いとこが好きみたいで、入り込むんだよね。猫鍋って言うんだけど、本当に可愛いよね。特にうちのシロは美猫だからさ』
花子『ところで、何だか尻尾が二つに別れてないかい?』
天野『ああ。二枚目の写真は確かにそれっぽく見えるけど、家で見ている時は一本だし、残像じゃないかな?』
花子『へぇ』
天野『シロは美猫なだけじゃなくて、賢くてね。私が生霊になった時も玄関で毎日出迎えてくれてたんだよ。凄いでしょ』
メリー『ただいま』
天野『お帰り』
花子『おかえり』
妖精『ただいま。メリーさん、ありがとう』
天野『アイコン、エルフのイラストにしたんだ』
妖精『写真を自撮りしてみたんだけど、どうしても心霊写真みたいになってしまうのよ。だから、折角だしバスケ部の希望を載せておくわ』
天野『この絵、上手だね。バスケ部にもオタクが居るんだね』
花子『オタクはどこにでも潜んでいるものだ。折角だから私も女子トイレのマークから変えておこう』
メリー『変えるって、何にするのよ』
花子『どうだ』
天野『すごい。カッコいい』
花子『男装の麗人のイラストさ』
妖精『いいわねぇ。そういう王子様風も』
花子『可愛い幼女もあるんだが、私には少し合わない気がしてね。それよりもこっちの方が、私はお気に入りなんだ』
天野『確かに。花子さんというと小学生ぐらいの女の子のイメージだけど、ここに居る花子さんは宝塚系王子って感じだもんね』
花子『高校のトイレに、小学生の幽霊がいるという設定は無理があるからね』
天野『確かに。そういえば、メリーさんさっきから静かだけど、どうしたの?』
<メリーの写真(縦ロールバージョン)>
<メリーの写真>
<メリーの写真(大正ロマン風)>
天野『うん。メリーさんは可愛いよ。特に私は大正ロマン風が好きかな?』
メリー『そうでしょ。ふふふ。別にイラストで描いてもらわなくても、私は可愛いの。天野が着飾ってくれるもの。羨ましくなんてないんだから』
天野『メリーさん可愛いし、今度私もメリーさんの絵を描いていい?』
メリー『構わないわ』
メリー『仕方ないわね』
メリー『天野だから特別よ』
メリー『どんなポーズでもするわ』
メリー『大正ロマン風が好きと言っていたから、袴でもいいわよ』
メリー『いつでも会いに行くから、天野が描きたい時に描いてちょうだい』
花子『……素直に羨ましいと言っていいのに』
メリー『羨ましくなんかないと言ってるでしょ!!』
<怒ったメリースタンプ>
天野『じゃあ、今度家に遊びに来てね』
メリー『天野がどうしてもというのなら仕方ないわね』
メリー『手土産も柳田に準備させるわ』
花子『まあ上手くまとまったところで、そろそろもう少し女子怪らしい話をしないか?』
メリー『女子怪らしい話って何よ』
花子『女子が集まってするものは、愚痴か恋バナと相場が決まってるんだよ。又は女子ならではのスイーツやお洒落の情報交換だけど、私達は基本人間の食べ物は食べないし、買い物もしないからね』
メリー『確かに女子怪っぽいわね』
メリー『じゃあ、折角だから恋にまつわる話か、愚痴をそれぞれ言っていくわよ』
メリー『まずは私だけど、私は恋はしないから、パスよ』
メリー『愚痴ならいっぱいあるわ』
メリー『まず、柳田!! アイツ、また私の服を汚したのよ!! 汚れた手で私を掴んだの!! きいいいいい』
メリー『それから、相変わらず髪の毛を結ぶのは最悪よ。美意識が欠如しているわ』
メリー『というか、いつでも無造作ヘアーとかふざけてるの——―』
※以後しばらく、メリーさんの愚痴が続く。




