経歴
プロローグ的なものです。
人が人を虐げるのに特に理由はないと私は思う。
自分の好きな人を地味なあいつが奪ったからとかそんな理由は建前で本当の所は誰でもいいのだ。
最悪、自分が投げた石ころにあたったやつをいじめるでも彼らからしてみれば正当な理由になりえるわけで、
その理由だと民衆に受け入れてもらえないので民意を集めるために建前を作って攻撃しに来ているわけだ。
どっかのドラマでやっていたが民意とはひどく恐ろしく愚かでおぞましいものだ。
誰かが適当に流した噂話でも全員がそれを真実だと認める、もしくは真実だと信じればそれはたちまち嘘でも真になる。
それは学生だと顕著だ。
抗おうにも学校という1つのコミュニティに属している以上抗う術はほぼないに等しい。
氾濫している川に抗って上っていこうとしても無駄だろう?それで一体何人がなくなっていると思う?
抗うよりも流れたほうがましというのは諦めにも似た処世術の一つでこの世界はそれで成り立っていると思う。
なぜこんな話をしているのかというとこれまでの話で察してもらえているとおもうが私は学校でいじめられている。
悲劇というか喜劇に近いのだが。
悲劇の理由としては学校全体が私の敵で数の少なかった友人は離散して話しかけられなくなり、頼りにしていた先生方からも邪険に扱われ、目の前で暴力を振るわれても無視を貫き、いじめは黙認されているという現状だからだ。
喜劇の理由としてはいじめられるようになった原因だ。唐突にいじめられるようになり、まだ隠れて暴力を振るわれていた頃。数人に暴力を振るわれているだけのまだマシだった時期。
スクールカースト上位の人間4人にトイレに連れ込まれ二、三発殴られたぐらいで余裕があったんだ。
なぜ私を殴る?私が君たちに何かしたかと、そうしたら奴らなんて言ったと思う?
「別に。楽しいじゃん?」
「ん~。なんとなく?」
馬鹿かと思ったね。さすがに笑いそうになったよ。笑ったらもっと殴られるから歯を食いしばっていたけど。
その理由を聞いた後からかな。いじめがひどくなったのは。
教科書や物がなくなるのはざらで最終下校時刻までロッカーに閉じ込められたりだとか水責めにあったりだとか。
あ、そうそう強姦もされたかな。あれは酷かったな。
一般的に不良と呼ばれる人たちに脅されて男子トイレに連れ込まれて拘束されて。
AVの見過ぎだろって思ったけどそんな余裕もつかの間、下腹部に激痛が走って下を見てみたらどうなっていたと思う?股に蛍光灯が刺さっててそれを動かしながら奴らは笑ってたんだ。
この世のものとは思えない痛みが絶え間なく襲ってきて声にもならない叫びをあげてるはずだったんだけどもう物事を考えてる余裕はなかったよ
。痛みが収まらなくて顔中汗と涙でぐしゃぐしゃになりながらなぜか誰かに謝っていたんだよね。それをみて奴らさらに笑っていやがったよ。
ほどなくして気絶して水をかけられて起こされたと思ったら今度は奴らがレイプしてきたわけだ。
なに考えてんだろうね。今考えても訳が分からないよ。
分かりたくもないけどね。
幾時間後に気が付いていろんな人間の体液と自分の血でぐちゃぐちゃになってたわけだけども幸いなことに心配をかけてしまう身内がいないからある程度制服を綺麗に洗ってから帰ればだれにみ怪しまれなかったわけで。
そういったところが余計にいじめを加速させたんだろうね。
拷問じゃんって?馬鹿言うなよ。これはれっきとしたいじめだよ。拷問官がやっているわけどもなくただ純粋な好奇心と狂気のもと行っているわけだからね。
子供が蟻を踏み潰すのと同じ理屈だ。いいかい。これはいじめだ。
警察に駆け込んだか?って。馬鹿なこと言うなよ。さっきも言ったが民意の前で司法は無意味なんだよ。
いじめだって騒いだところで先生方は問題にしたくないからじゃれついてるだけです。っていうにきまってるだろ。
さてここまで長々とこれまでの経緯を語らせてもらったけど何かあるかい。
私の目の前にいる男は言った。
「それで君は何をお望みだい?」
ずっとこんな感じで進んでいきます。
読みにくくて申し訳ございません。