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或る騎士の追想

 ルイーゼの七番目の前世、騎士クロード・オーバンと、エミールの母セシリア王妃のお話です。

 本編に絡む伏線もガンガン張ってあります。

 

 

 

 やっていることは、前世となにも変わらない。

 時折、そのような感情に駆られることがある。


「そんなところで、なにをしているのですか?」

 背後から声をかけられ、少年はゆっくりと振り返ろうとする。だが、自らの身体が酷く穢れていることに気づいてしまった。

「また……刈り取ったの?」

 刈り取る。わざと、そんな表現を使って問う少女の声に、少年は申し訳なさを感じてしまう。彼は観念したように振り返ることにした。


 漆黒の闇に溶けてしまいそうな髪が、夜風に揺れる。闇の中であっても、はっきりとわかる黒曜石の眼光は冷たく、氷の刃と形容するに相応しかった。

 だが、手に持つのは視線などよりも更に鋭い――研ぎ澄まされた片刃の剣である。このフランセール周辺の国では見ることの出来ない独特な形の剣を、彼は「刀」と呼んでいた。

「俺は番犬ですから」

 自嘲気味に笑いながら、少年は刀に付着した緋を払った。そして、左手に提げていた、人間の首を無造作に地へ落とす。

「あがってください。湯を沸かしますわ」

「井戸の水で結構です」

「風邪を引きますよ」

 ああ、もう放っておいて欲しいのに。少年は煩わしく思いながら、刀を鞘に納める。


 騎士階級に生まれたが、爵位もなにもない。このロレリア侯爵の城で、護衛のような役回りを任されている、一介のゴロツキ。そんな身分だ。

 齢十三という歳のせいか、見世物のように披露されることはあるが、それだけである。

 所詮は騎士という地位を与えられた、人殺し。今だって城への侵入者の首を、警護という名目で落としたばかりだ。

 由緒ある侯爵令嬢が気にかけるべき相手ではない。


「クロード、待ってください」

 名を呼ばれるが、少年は立ち止まらない。

 だが、不意に軽やかな足音が聞こえ、手を触れられる。少年――クロード・オーバンは、とっさに少女の手を払いのけた。

「……貴族の令嬢が不用意に触れない方がいいですよ」

 自分の手を触ってしまったことで、少女の手が緋く穢れてしまう。しかし、少女はまるで悪戯を働いたあとのように軽く笑って、舌先を見せた。

「おそろいです。一緒に洗いましょう。水でいいのですね?」

 少女は、まるで泥遊びの汚れをとるような口ぶりで笑った。そして、もう一度クロードの手を引く。


 無邪気、無垢、天真爛漫。そんな性格の少女ではないことは、わかっている。

 むしろ、彼女は強い。強く、気高く、そして誇りを持っている。

 自分とは、遠い存在。それが今、血濡れた少年の手を引いて、無邪気さを装って笑っている。

「わかりました。湯を貸して頂きます」

 クロードは観念したように息を吐く。

 この少女は、「こうすれば、クロードが言うことを聞く」というのがわかっていて、このような態度をとっているのだ。手玉に取られている気がして面白くない。


「ふふ、またわたくしが勝ちましたわね。クロード」

「……毎回勝負しているわけではありません。あと、臣下を名で呼ばない方がいい」

「では、わたくしのことは、セシルと呼んでください」

「人の話を聞いていますか?」

「あら、都合の悪い話は聞こえない女なのですよ、わたくし」

 くるくると表情の変わるサファイアの瞳で、少女――セシリア・テレーズ・ド・ロレリア侯爵令嬢は笑った。

 美しいが強かで、棘の存在を匂わせる薔薇の表情だ。闇の中でも麦穂色の髪は優雅に光り、十三とは思えない色香を感じる。


「何故、俺に声を?」

 湯の張られた桶で手を洗いながら、クロードは問う。初めて声をかけられたときから、不可解だったのだ。

 すると、セシリアはポカンとした様子で、首を傾げた。そして、数秒考え込むように黙ってしまう。

「特に理由はありませんわ。同い年なのに、凄い子がいらっしゃるのね。と思うと、声をかけずにいられなくなりました」

 強かな少女だと思えば、こんな風に無邪気な回答もする。クロードはすっかりと調子を狂わされ、唇を曲げた。

「ねえ、クロード。あなたは、きっと強い騎士になると思いますわ。このような小さな領地ではなく、フランセールや大陸に名前を残すと思うの」

「そんな、大袈裟ですよ」

 クロードは軽く笑って誤魔化す。


 彼には、過去六回分の前世の記憶がある。揃いも揃って悪人だった前世の記憶で、自分はいつも刺されて死んでいた。きっと、現世でもそうなる気がする。今だって、騎士という名目で人の命を刈り取る仕事を生業としているのだ。


 しかし、セシリアはそんなクロードの想いも知らず、話を続ける。

「大袈裟ではなくてよ。きっと、クロードは、もっと強くなる。そして、多くの命を救ってくれます。そう思いますわ」

 救う? 俺が? なんの話だ。クロードは怪訝に思って眉間にしわを寄せる。

「あら、違うのかしら。いつも、わたくしたちを守ってくれていますもの」

 ああ、なんだ。そんなもの、仕事だからに決まっている。自分はロレリア侯爵家に雇われた騎士で、相応の報酬をもらっているのだ。

 当たり前のこと。

 そのうち、機を見て財貨を奪うか、権力を手に入れるための足がかりにでもしてやろう。そう思うようになるのも時間の問題かもしれない。いつか、この令嬢だって、自分の手で殺すことになるかもしれない。

 自分は性根の腐った悪党だ。他者を蹴落とし、自らが利を得ることにしか興味がないのだと思う。これまでの前世がそうであったように、自分もそうであるに違いない。

 きっと、また刺されて死ぬだろう。もしかすると、目の前で笑うこの少女かもしれない。


「だからね、クロード。あなたは、きっと孤独ではなくてよ」


 湯で血を落とした手を握りながら、セシリアが笑う。その表情は、胸の内に抱いていた声が漏れているのではないかと思うほど切なくて、儚さをまとっていた。

 どうせ、俺は悪党だから。

 きっと、また刺されて独りで死んでいく。

 今回も、八回目も、その先も、ずっと――。

 それなのに、


「……セシル……」


 いつの間にか、クロードは名を呟きながら、その手を握り返していた。

 自分がどのような表情をしていたかは、あまり覚えていない。ただ、そのときから、セシリアを「セシル」と呼ぶようになっていた。




 † † † † † † †




 十五になった頃、王宮へ召喚された。

 フランセール国王シャルル二世が崩御し、まだ歳若いアンリ三世が即位することとなる。

 たった十七歳の国王誕生に国内外ともに揺れた。そして、この機に肥沃なフランセールの土地をかすめ取ろうと、諸外国が次々と宣戦布告した。

 四正面作戦を強いられたフランセールでは、明らかに人員が不足していた。クロードはロレリア侯爵から兵を与えられ、新国王軍への加勢を命じられたのだ。

 わずか十五歳での異例の指揮だった。

 そして、見事にクロードは勝利した。二千の軍で一万五千の侵略軍を蹴散らした天才的な騎士を、王宮の幹部たちが見逃しはしなかった。すぐに王宮へと召喚され、史上最年少での近衛騎士叙任が決まる。


「お久しぶりですわ、クロード!」

 近衛騎士の叙任式を終え、久々にロレリアへ帰還したクロードを、セシリアが迎えた。

 セシリアは無垢な笑みを浮かべて駆け、クロードの胸に飛び込む。その無防備な振る舞いにクロードは面食らったが、しっかりと、細くて軽いセシリアを抱きとめた。

「はしたないですよ、セシル」

「良いではありませんか。きっと受け止めてくれると、わかっていますから」

 信頼している。そう言いたげに、セシリアはクロードを見上げた。


 だが、クロードは胸の内に燻ぶるものを感じる。

 それは、きっと、セシリアが寄せる彼への「信頼」を裏切るもの。しかし、それは、きっと、今のクロードを現世に繋ぎとめているもの。


 自分が堪らないほどセシリアを求めていることに、彼女は気がついているのだろうか?

 腕の中に抱いた少女を、そのまま連れ去ってしまいたいと思っていることに、気がついているのだろうか。

 彼女のことをセシルと呼ぶようになったあの日から、今まで、ずっと欲していた。欲している。

 どうせ、現世もすぐに終わる。人の恨みを買って、刺されて死ぬのだろう。そう諦めて、いつ手放してもいいと思っていた人生に、しがみつく理由。


 城までの道のり、クロードはセシリアを愛馬の鞍へと乗せた。少しの距離だが、貴族の令嬢を歩いて帰らせるものではない。

「ふふ、ドロテも良い子ね」

 馬を撫でながら、セシリアは嬉しそうに笑っていた。馬は首に抱きつくセシリアの麦穂色の髪を、ムシャムシャと食べている。こいつには、撫でる人間の髪を食べる癖があるのだ。

 クロードはあまり気にしないのだが、セシリアは勝手にクロードの馬に名前をつけていた。この馬は、ロレリア侯爵がクロードに兵を任せるときに買い与えた馬でもある。


「セシル」

「どうしました、クロード?」

 クロードは馬の手綱を引いて歩きながら、セシリアを見上げた。


「あなたの十六の誕生日に、伝えたいことがあります」


 それが許されるのかどうかは、わからない。

 まだ内々の話だが、クロードは地位を手に入れることになる。

 ここ数十年、戦いのなかったフランセールでは、騎士の最高位である王族守護騎士≪双剣≫が、老騎士の名誉的役職と化していたのだ。

 だが、状況は変わっている。戦を勝ち抜くために、王宮では≪双剣≫の地位に若い者を据えることを考えていた。≪黒竜の剣≫には、クロード・オーバン。≪天馬の剣≫には、エリック・ド・カゾーランという若い二名が上がっている。

 国王の左右に並び立つことが許される守護騎士に選ばれることが出来れば、――目の前の令嬢を自分のものにしても、許されるのではないか。

 そんな甘い夢が胸の内で燻ぶっていた。


「十六歳? 今では、ダメなのかしら?」

「今では、まだ早いのです」

「そうですか? では、のんびりと待つことに致しますわ」

 セシリアは馬の上で足をブラブラと振り、無邪気を装う。

 これは、計算されている笑みだと、感覚的にわかる。セシリアは計算された強かな笑みと、無邪気な少女の顔を巧みに使い分けるのだ。

 世間知らずの令嬢も、気品のある貴婦人も、どちらも演じることが出来る。その二面性こそがセシリアのアイデンティティだと、クロードは知っていた。

 相手によって、その場面によって、一番効果的な自分を見つけ、表すことが出来る。


「てっきり、今、結婚を申し込まれるのだと思っていましたわ」


 セシリアの一言に、クロードは心臓が止まりそうになる。

 戦場で頭のすぐ横を矢がかすめるときに近い、ゾクリとする感覚。鼓動が耳まで届くほど、焦っている自分がいた。

「嘘にございますわ。からかって、ごめんなさい」

 セシリアはそう言って笑うと、馬の首を軽く撫でる。

 馬が止まったのを確認すると、セシリアはクロードに手を伸ばした。もう、城の前まで辿りついていたようだ。

 クロードがその手をとると、セシリアは地上に降り立つ天使の如く軽やかに飛び降りた。

「ありがとうございます、クロード。来年を楽しみにしておりますわ」


 クロードの手を離しながら、セシリアは純粋な笑みを浮かべた。




 † † † † † † †




 結果的に、一年後の春。セシリアの誕生日に、クロードはロレリアへは帰ることが出来なかった。

 異国の侵攻が激化し、防衛しなければならなかったのだ。既に≪黒竜の剣≫を拝命したクロードに、出陣を拒否することなど出来ない。

 それでも、どこかで期待があった。セシリアが自分を待ってくれると、確信にも似た期待があったのだ。


 しかし、セシリアはクロードのものにはならなかった。


 政略結婚だった。

 ロレリア侯爵領はフランセール王国に属しているが、元々は隣国の領土である。

 ロレリアの割譲を条件に休戦すると宣言されていたが、フランセール側はこれを拒否。そして、ロレリアの王族との結びつきを強めるために、セシリアは国王アンリ三世に娶られることとなる。

 セシリアは王妃となった。


 王妃になっても、セシリアはセシリアのままだった。

 気品に溢れ、強かで、それでいて、無邪気な一面もある。クロードが欲していた彼女のままだった。しかし、そこに並び立つのは自分ではなく、若い国王。

 政略結婚ではあったが、セシリアが不幸には見えなかった。

 最初はぎこちなく見えていたが、次第に仲睦まじく過ごすようになる。国王は妻を溺愛していたし、王妃は夫を献身的に支えた。


 その姿を見ていると、自分の感情が薄れていく気がした。

 最初から手に入らなかった、高嶺の花だと諦めることが出来た。むしろ、かつて好きだった女性を守る任に就いているのだから、贅沢なことかもしれない。

 そう思うようにした。


 月日は流れる。

 今宵は、王妃の懐妊を祝う宴が開かれていた。結婚から三年目のことだ。

 戦中のため、節制が命じられている王宮は久々に華やかに彩られ、煌びやかな紳士淑女がダンスや談笑に興じている。


 会場から離れたバルコニーでクロードは息を吐いていた。

 すると、クロードの姿を見つけ、主役であるはずのセシリアが歩み寄ってくる。

「どうしました。主役が抜けては、皆が探しますよ」

「少し疲れました。夜風に当たりたくなっていたら、クロードを見つけたのですわ」

 妊婦って、大変なのですよ。そう笑いながら、セシリアはクロードの隣に立つ。

 麦穂色の髪が、闇夜の中でも優しく光る。サファイアの瞳は、相変わらず強かだが、無邪気で、心をなかなか読ませてはくれない。


「わたくしね、てっきり、あなたと結婚するのだと思っていたのよ」


 そんな爆弾を落として、セシリアは無邪気に笑った。

「王妃様が、そのようなことを易々と口にすべきではないかと」

 平静を装いながら、クロードは逃げるように視線を移した。

「あなたが誰にも言わなければ、きっと、独り言になりますわ」

「誰かに聞かせる言葉を、独り言とは呼びますまい」

「だって、アンリ様には言えないことですもの。昔の話などすると、きっと、拗ねてしまいますわ」

 昔の話、か。まるで、傷口に指を挿し入れ、穴を広げられていく感覚だった。忘れかけていた痛みが、身を裂くように蘇っていく。


「ねえ、お願いをしてもいいかしら?」

「お断りします。王妃様のお願いは、たいてい下心がございます」

「まあ、ひどい。冷たいのですね。少しは、わたくしのワガママも聞いてくださらない?」

 ロクなことではないだろう。いつもそうだ。

 セシリアはその強さと、無邪気さでクロードを惑わせる。まるで、麻薬のような存在。忘れかけていても、触れるとすぐに欲しくなってしまう。


「もしも、この子が男の子だったら、是非、あなたに教育係をお願いしたいのですよ、クロード」


 セシリアは、まだ膨らんでいない腹を優しく撫でながら笑った。

 クロードの見たことがない顔だった。貴婦人のような気品や強さではなく、少女のような無垢な愛らしさでもない。

 美しくて強く、優しい。無償の愛しさに溢れた母親の顔だった。


「……俺ですか? 慣例では、ご婦人のはずでしょうに」

 クロードは言葉を濁すことで精一杯だった。視線を逸らしたかったが、自分の見たことがないセシリアから、逃れることが出来ない。

 人魚の歌に魅入られた船乗りのように、危ないと知りながら、先へ進んでしまわずにはいられなかった。

「良いのです。礼儀作法は、わたくしでも教えることが出来ます。それよりも、この子には強くなって欲しいのです。誰よりも強く、賢く……この子が守りたいと思ったものを守れる強さを、教えて欲しいの」

 セシリアはそう言って、クロードの右手を掴む。しかし、クロードは反射的にセシリアの手を払ってしまう。

「俺は首狩り騎士ですよ。王妃様が触れる価値などない、穢れた人殺しの手だ」

 敵軍の首を刈り取って嗤う首狩り騎士。いつしか、そんな名がつけられていた。

 真面目に現世を過ごしているつもりだが、やはり、性根は悪党と変わらない。

 セシリアの結婚が決まったときも、そうだ。腹いせに最前線にわざわざ出向き、一人で何人の首を落としたかわからない。そんな行為に走るような自分は酷く愚かで、どうしようもない人間だと思った。


「あなたは自分の手を人殺しの手だと言いますわ。いつかも、そうでしたね。でも、わたくしには、その手が殺すばかりだとは思えなくてよ」


 セシリアは、もう一度クロードの手を握る。今度は、両手で包みこむように。

 クロードが抵抗を忘れていると、セシリアは優しく笑う。まるで、泣いている子供をあやすような眼だ。


「その手は、我が国を守り、我が民を守る手です。異国の侵略を阻み、大切なものを守る、愛すべき手です。わたくしは、あなたの手と剣を愛していますよ」


 王妃としての言葉だ。

 裏も表もない。純粋に国を思い、愛する者の言葉。

 セシリアは、ここにいる。今ここで、クロードの手を握っている。

 それなのに、既に手の届かないところへ行ってしまった。実感せずにはいられなかった。遠すぎて、掴むことが出来ない雲だ。


 もう少しで掴めると思っていた。

 あのとき、機を逃さなければ。そんなことばかりを考えていた。

 それはおこがましい妄想なのかもしれない。

 彼女は一介の騎士の妻で納まる人間ではない。きっと、最初から、こうなる人生を運命づけられていたのだ。


「セシル」

 久しぶりに、その名で呼ぶ。クロードはセシリアの手を取ったまま、自然な動作で片膝を折る。

「愛してた」

 儀式のように淡々と言って見上げる。

 セシリアは少し驚いていたが、やがて唇に微笑を描いた。

「そうね。わたくしも、きっと初恋でしたわ」

 互いに過去形で愛を交わす。

 けれども、これは決別の儀。互いに届かなかった手を別つための儀式であると、自覚していた。

 きっと、この王妃はクロードの未練になど、とうに気づいていたのだろう。だから、わざわざ、こんなことを頼みに来たのだと思う。

 つくづく、彼女には敵わない。


「生まれてくるのが王子であったなら、このクロード・オーバン。謹んで、教育係の命をお受けしましょう」


 白く細い指先に唇を落とす。

 忠実なる、フランセールの騎士として。




 セシリアは本編で大事な要素を担うはずなのに、あまり頻繁に出してあげることが出来ないので、番外という形で扱うことにしました。


 次はアンリ視点です。

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