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もしも幸せの形は人それぞれだとしても
幸せって、なに?
美味しいもの食べたとき。 休日を満喫するとき。 仲間と過ごすとき。
幸せって、どうやったらなれるの?
社長になったとき? お金持ちになったとき? 努力が報われたとき? 欲しいもの全部、手に入れたとき?
幸せって、いつ気づくの?
成功者と呼ばれたとき? 自分が他人よりも上だと認められたとき? それとも…… 失ってから、初めて気づくの?
人の数だけあるそれぞれの形。 幸せと言う名の、無数の形。 僕の中の幸せは、どんなに欲しいと願ってももう完成することはない。
僕にとっての幸せ。 それは君がいることだから。 君がそばにいること、君が笑ってくれること。 怒ってくれること。 泣いてくれること。 様々な君が、僕の幸せの最後の欠片だったんだ。
二度と完成することのない、僕の幸せ。 どんな幸福を受けても、変わりになるなどあり得ない。 小さくて、儚いけれど。 とても綺麗な、君と言う欠片。
僕にとってのしあわせ。 それは変わらず、君なんだから。