訓練をするようです。
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フレイヤが消えた後、少ししてからプレクラーラ様は顔を上げた。彼女の精霊達が心配そうにしている。
「ら~らちゃ~ん」
「だいじょうぶ~?」
「げんきだして~?」
「……ユキト様」
「はい?」
「わたくしは、間違っていたのでしょうか?」
プレクラーラ様の顔には、まるで「違うと言って」と言わんばかりの期待と焦燥が浮かんでいる。
「……正しいとか、間違ってるとか、そんなもの簡単に答えられるわけないじゃないですか。悩んで悩んで、とにかく悩みまくった末に自分で答えを出すものなんです。他人に聞くことじゃありません」
責任逃れ、というか回答になってない気がするけど、これが紛れもない本心だ。他人に聞いたところで、よくても参考にしかならないからな。
これを聞いたプレクラーラ様は、一瞬ポカンしたけど、すぐに微笑んだ。今のをどう解釈したのかは知らないけど、さっきの返答でよかったようだ。
「そうですね。ゆっくりと悩んでみましょうか。
では、帰りましょうか」
「あ、僕はここに残ります。ちょっとやりたいことがあるんで」
「やりたいことって?」
「訓練ですよ。いたら多分、というか間違いなく巻き込むんで先に帰っててください」
リルだけは何をするかわかったようで、視線で『無茶しないでください』と言ってきたから頷いておいた。
みんなが森の中に入るのを見て、精霊達と向き合う。
「これからさっきのとはまた違う神様が来て、戦闘の訓練をしてくれるから、みんなは魔法で援護を頼むよ」
「わかったー」
「まかせてぇ~」
「がんばるヨ~!」
「おお~!」
「囲むときは、自分をその神様の延長線上にだれもいないことを確認してから魔法を使うこと。よけられたりでもしたら、フレンドリーファイアになっちゃうからね」
「ふれんどり~?」
「ふぁいあ~?」
「要するに、、味方を攻撃しちゃうってこと」
「なるほど~」
「なるほどなるほど~」
精霊達が納得した顔でうんうんと頷く。
「あ、それと、もう来ちゃってるんだよねぇっ!」
上からもの凄い速度で降ってきた球を蹴り返す。パアンといい音がしたのを聞きながら、キックの勢いで縦に1回転して着地。上を見上げる。そこには、石の球を砕くアイギスと、涼しげな顔をしたゼウスがいた。
「よく気付いたね。音速は超えてたんだけどなあ」
「『未来視』だよ。何となく使っといて正解だった」
「あらら。まいいや。じゃ、始めようか」
「はいはい。アイン、ツインバスターソードだ」
「はーい!」
今日も元気なアインを呼び出して2本の大剣になってもらう。それに伴って精霊達も一気に戦闘準備に入った。
『重力10,000倍』を解除して、【ライトニング】っと。
「おお~」
「いくぞっ!」
さんがライトニングを見て感心するのを聞いて、駆け出す。地面を抉りながら駆けて、右の剣を斜めに振るう。が、これはアイギスに防がれてしまった。続いて左の剣に鎌状にした氷を纏わせて振るい、アイギスがそっちを防ぎに言ったのを確認して精霊達が魔法を放つ。
すごい数の魔法が僕の後ろからゼウスを襲うが、アイギスがまるで粘土みたいに伸びて防がれてしまった。右の剣で攻撃しようと思ったら、アイギスの一部が針状になって迫ってきたからバックステップしてかわす。
「はい隙あり」
「うがあ!」
いつの間にか後ろに来ていたゼウスに反応して振り向くと、思いっきり腹を殴られて吹っ飛ばされた。ステータスに『骨折』とついたから腹に手を当てて【分離】と念じる。そこから黄色の結晶が出てくるのを確認して、吹っ飛ぶ先を見る。そこには返しがついた棘を何本も生やしたアイギスが待ち構えていた。
「ちいっ!」
【重力100倍】! 上方向に緊急回避する。したのはいいけど、そっちにもゼウスは待ち構えていた。どうにか『飛行』を使って体勢を整えて、思いっきり何回も切りつける。
「おおおおおお!!」
「うんうんいいねえ。腕前が上がってるよ。『二刀流』のスキル50はいったかな?」
くそ、涼しい顔しやがって! その手刀ブッた切ってやる!
「ゆきと~」
「あぶないヨ~」
「したしたぁ~」
クーアとペスタとソルに言われてしたからアイギスが迫ってきてるのに気付いた。一旦ゼウスから離れて、精霊達の所まで戻る。
「説明する暇がなかったから今言うけど、あの白い盾は変幻自在に形を変えれるし、自動で動く。あれをどうにかしてゼウス、あの神に一発ブチ込むのが訓練だ」
「ほうほう~」
「なるほど~」
「がんばるヨ~」
じゃ、もっかい始めますか。今度は魔法で攻めてみようかね。
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