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一緒に行くようです。

本日の夜から月曜日の夜まで親戚のおじさんのところに行ってきます! そっちにパソコンはないので、次回の更新を帰って来る火曜日の12時にします。申し訳ない。

 エルフの街。その名の通りエルフが主に住む街だ。エルフは首都を持たない代わりに各地の森の中に街を持つ。その中の1つが隣国サラエニ王国にあるというわけだ。サラエニ王国についても説明せねばなるまい。

 サラエニ王国は、約300年前に現れた魔王と討ちとった英雄が建てた国だ。その英雄が人族だったせいか、人族至高主義を掲げている国で、亜人を良しとしていない。奴隷などにするのが一般的だ。何故そんな国に亜人であるエルフの街があるのかは知らない。

 今いるマルク公国とサラエニ王国、それに南のウォレイ連合国を繋ぐ1本道にエルフの街があって、旅人や商人が連合国に行く途中で寄る街だ。僕も南下してウォレイ連合国にある港から南大陸(サウスター)に行くつもりだから寄るんだよね。


「わぁ~」

「おっきいですねえ」

「あれが国境のログ大河よ」

 少し先に大きな川が見える。あれの大河がマルク公国とサラエニ王国の国境だ。大河には橋が架かっていて、その入り口にあたる場所で検問が行われている。列ができていたから僕達も後ろに並んだ。

 いくつか先にいた人の番になると、突然捕まって連れて行かれた。何があったんだろ?

「あれはですね、門番の中に罪状を調べることができる魔眼を持った兵がいるのですよ」

「ああ、なるほど。そういう……あ」

 前に並んでいた商人が振り向いて教えてくれた。その人はでっぷりと太っていて、1ヶ月と少し前に助けた、カシムさんだった。

「ユキトさん、お久しぶりです」

「こちらこそお久しぶりです。お元気そうでなによりです」

「ユキトさんこそ活躍しているそうじゃないですか。噂は色々と聞きましたよ」

 ミトレムやルミトナルのことが噂になって広まっていたらしい。自分の話を他人にされるのはけっこう恥ずかしかった。

 話しをしていると、カシムさんもエルフの街に向かっていようだ。

「良かったら、一緒に行きませんか?」

「いいんですか?」

「もちろんです。貴方のような強い方と同行するのは悪くありませんから」

 なるほどね。みんなに尋ねるとオッケーということだった。じゃあ一緒に行かせてもらおう。

 橋は無事通過できた。セリアが奴隷で、ユリウスがエルフだったのか何も言われなかったが、後ろにいたケンタウロスっぽい亜人はグチグチと言われていたようだ。ご愁傷様。

 カシムさんが商団のメンバーを集める。何人か冒険者と思わしき人達がいるが、護衛のクエストでも受けているんだろう。

「みなさん、ここからですが、エルフの街まで行く人が増えました。ユキトさんです」

 紹介されて1歩前に出ると、ザワザワと騒ぎ出した。話している内容を聞いてみると、噂との僕の容姿が違って驚いてるようだ。何だよ2mを超える巨体とか。

「ちょっといいですか?」

 スッと手が上がったほうを見ると、目立つオレンジのローブを着た魔法使いだった。僕を明らかに見下している。

「見たところ杖を持っていないようですが、本当にあの『氷雷』のユキトなんですか? その子供がそうには見えないんですけど?」

「杖がなくとも魔法は使えます。それに、アマダンタイトの剣でもね。アイン、ツインバスターソードになって」

「は~い」

 胸ポケットからアインを呼び出して2本の大剣になってもらう。突然現れた大剣に驚いてみんな1歩引いた。

「これが僕である証拠です」

「しっ、しかし、魔法が使えなければ『氷雷』とは……」

「【アイスボール】、【サンダーボール】」

 空中にそれぞれ5個ずつ氷の玉と雷の玉を浮かべる。次にヒュンヒュンと不規則動かした。これで分かってもらえたかな?

「うむ、確かにあの『氷雷』みたいだな」

「アンタみたいな人が一緒だと心強いよ」

「そうだな。こんなガキとは思わなかったけどな」

 スキンヘッドの人がそう言うと、みんな一斉に笑った。今のはジョークだったんだろうか?

 オレンジローブの魔法使いは何かを言おうとしたが、誰かがそういったのを聞いて黙ってしまった。この人達に馬鹿にされたくないんだろう。「魔法使いのあんたが分からないのか?」とか言われそうだし。

 ともかく僕達は、カシムさんの商団と一緒に行くことになった。




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