乗り込むようです。
学校のテストにゲームが出ればいいのにと思う今日この頃。出たら超勉強するのになあ…
フレイヤに頼まれてから3日がたち、フレイヤの下目的の場所に辿り着いた。
(あそこの洞窟に巫女を攫った盗賊団がいるのだ)
(りょーかい)
「じゃ、行ってくるね。みんなはここで待ってて」
「分かりました」
「気をつけてね。相手はただの盗賊じゃないからね」
そうなんだよね。ここに来るまでに魔法の結界が何重も張ってあったりして、どうも怪しい。唯の盗賊団じゃない気がする。もしくは後ろに強力なバックアップがいるのか。
「わう!」
「レオは来たいの? 危ないからダメだよ」
「くぅ〜ん……」
こんにゃろう、悲しそうな顔しやがって。連れて行くしかないじゃんか!
「しょうがない。ついでにレオのレベルアップでもするか」
「わう!」
「とりあえず、何もない時はコートの中にいること。いいね?」
「わう」
レオはジャンプしてコートの中に入った。
洞窟の入り口には2人の見張りがいる。麻痺させるのがいいかな。
「【パラライズアロー】」
2本の雷の矢が見張りに当たって、その場に崩れた。
「やあ、ご機嫌いかが?」
「なん、だ、てめえ、は?」
目の前に姿を現すと、少しの殺意と共に僕に視線を向けた。
「少し強くしたから喋れないと思ってたんだけど、意外とやるね。レオ、殺していいよ」
「わう!」
元気良くコートから飛び出して、見張りの喉を噛み切った。ステータスは奪ってるから、すぐに死んだ。
「わう!」
「よしよし、レベルアップしたね。どんどん行こう!」
中は真っ暗で何も見えない。松明とか掛けてないのかよ。僕が明かりを出してもいいけど、ばれそうだしなあ……
「よし、【反響定位】」
イルカとかクジラがするあれだ。音の反響で周囲の物の位置関係を調べるってやつ。
僕の頭の中にマップが出来上がる。洞窟の中は広く、蟻の巣のように入り組んでいて、罠がたくさんある。1番奥に巫女さんらしき人が監禁されてる。これなら問題ないかも。
「【ウォール】、【パラライズミスト】」
他の4つの出口を塞いで麻痺の霧を流しこむ。霧を触れた者から地面に伏せた。
「みんな倒れたみたいだし、行くか」
「わう」
「レオ、ちょっと待って。【レジスト・パラライズ】」
レオに麻痺耐性がつく魔法をかけた。これで痺れることはないはず。
「よし、入ろう」
「わう」
中に入ると、色んなところで盗賊が倒れてた。みんなレオのレベルアップに使わせてもらう。200人はいるから結構レベルアップするかな。
*
50人ぐらい殺しただろうか。レオの体が突然大きくなった。
「がう」
子犬から大型犬のサイズになった。声が低くなって、存在感が増している。
------------------------------------------------------
レオ
黒銀狼・オス:0歳:Lv.1
HP:534/534
MP:368/368
STR:123
AGI:45
VIT:63
DEX:37
LUC:51
『スキル』
「闇魔法Lv.1」「砕牙Lv.1」「鋭爪Lv.1」
『状態』
「麻痺耐性Lv.5」
------------------------------------------------------
解析したら、種族が変わって新しいスキルを覚えてた。でも、何で変わったんだろう?
「がう」
「進化したのか。良かったね」
「がう♪」
頭を撫でると喜んだ。こういうところは変わってないのね。
「よし、じゃあ新しいスキルを使ってみようか!」
「がう!」
レオの為に少し寄り道をしながら進む。牙は破壊力が増して、爪は鋭くなってた。闇魔法も覚えたし、いいことだらけ。
そんなことをしながら進んでいくと、巫女さんが監禁されてる場所に着いた。
感想や質問、誤字・脱字の指摘お待ちしています。




