やっつけるようです。
みなさん、明けましておめでとう!今年も本作品をどうぞよろしくお願いします!
ふむふむ、あの姿は捕食のせいか。
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『捕食』
喰った対象のステータスを吸収し、外見的特徴を1部分体に現す。成功率はレベルに比例。
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これでスキルの謎が解けたぞ。
「ご主人様、終わりました」
「お疲れ様。レベルはどこまで上がった?」
「84ですね」
「お、おめでとう。だいぶ上がったね」
「おめでとうなのだ」
「にゃあ」
「ありがとうございます」
特に喜んでないように装ってるけど、尻尾がぶんぶん振れてるから丸わかりだ。
「……殺す」
セリアを殺そうとするよね。脅威だもんね。 させるかよ。
「【エアバースト】!」
空気が破裂して爪を振りかざしているアインスを吹き飛ばす。街を壊すわけにもいかないから、上にね。
「【飛行】」
そして飛んで追撃。けど新生なんたらこうたらと名乗っただけはあって、すぐに体制を立て直した。
「なめるなよ!」
僕のパンチを爪で防ごうとする。けどさ、
「そっちこそなめてるんじゃないの?」
爪ごと顔面にクリーンヒットした。くるくる回転しながら飛んでから、羽根を広げてどうにか止まった。
「なんだ、今のは」
顔から出た自分の青い血を見て驚いている。
「何? そんなにダメージを受けたのが信じられない?」
「貴様のようなガキに……」
「見た目にとらわれないのが常識だよね。そんなことも知らないなんてお前の組織はバカばっかなの?」
「言わせておけば……」
大きく息を吸い始めた。多分、ブレス系のスキルでも使うつもりだな。
「くらえ、【ファイアブレス】!」
アインスが吹いた火が壁のようになって迫る。
「【ウインドウォール】」
風の壁がファイアブレスを完全に消し去った。
「ならばこれでどうだ!【アイスブレス】!」
「【ファイアウォール】」
アインスの口から出た吹雪を一瞬にして蒸発させる。
「くそっ、【アシッドブレス】!」
「【トルネード】」
酸性の息を竜巻で上空に打ち上げた。
「まだだ!」
2つ同時に吐いたり、時間差で吐いたりしたけど、全部無効化してやった。
「くそが!」
痺れを切らしたのか、一直線に突っ込んできた。のっぺりとした顔が近づいてくるのは、どう考えても気持ち悪い。
「こっちくんな! 【魔闘術】!」
魔力が体を覆うのを感知したのか、突進から8本の足による攻撃に変えてきた。
「オラオラオラァ!」
巧みに足を使って攻撃してくる。普通は対応しきれずにタコ殴りになるんだろうけど、僕はそんなに弱くない。
ガガガガガと僕とアインスの手足が当たる音が響く。捌いて攻撃しても、僕の手足nohou
が短いから当たらない。
「どうした? このまま当たらずに終わるか?」
「よく言うよ。そっちこそ当たってないくせに」
「ならば当ててやろう!」
スピードが上がって、少しずつかすりだした。じゃあ僕も少し速くするかな。
「むっ?」
「どうしたの? 当てるんじゃないの?」
段々とスピードが上がるけど、僕もそれに合わせて上げてるから当たらない。
「何故だ! 何故当たらない!」
「遅いからだろ。僕はまだまだ上げられるよ」
今度はアインスが捌ききれなくなった。
「そらそら! どうした? もう終わり?」
耐えきれなくなったのか、牙狼を使って1度距離を取った。
「くそっ、こいつさえいなければ今頃この街は我の物なのに……」
下を見たアインスがニヤリと笑ったーー気がした。
「くく、そういえばまだこの手があったな。貴様が守ってるものは何だ?我が攻撃すればどうなるかーー」
言葉は続かなかった。僕が下顎をアッパーで打ち抜いたからだ。
「そんなことやらせると思うの? やっぱりバカか」
もういい。こいつは殺す。でもその前に聞いておきたいことがある。
「ねえ、ちょっと聞いていい?」
「な、な……」
「その羽根、ブラックワイバーンのだよね? 足はサーベルベアーとジャイアントウルフにロックレイヴン、ブラッドリタイガー?」
「それがどうした?」
「いやあ、いい素材だと思ってさ」
「っ! くそっ!」
意味を理解したのか、一目散に逃げ出そうとする。逃がさないけどね。
「【バインド】」
「がっ!」
僕の手から伸びた鎖がアインスの首を締めた。
「【カマイタチ】、【フリーズ】」
足と羽根を根元から切りとばして、すぐに凍らせる。これで腐らないね。
「幸人、今だったら強奪できるのだ」
「そうなんだ。えいやっ」
いつの間にか近くに来てたフレイヤからいいことを聞いたからやってみたら本当に奪えた。けど、奪えたのは元値だったから大したことはなかった。もう用済みだ。
「ばいばい。【サンダーボルト】」
雷がアインスを撃ち、塵に変えた。
こうして、新生なんたらこうたらのアインスは何もせずに消えた。
本当は、1話で終わらせるつもりだったんですよ。でもそれじゃあつまんないかなと思って、2話に分けました。後半は特に、その場で考えました。
なので、誤字・脱字があると思います。見つけたら知らせてください。
あと、これから少し閑話を挟みます。予定は5話分ですかね。




