やってきたようです。
もうすぐ年越しですね。大晦日はどう過ごしますか?
自分は友達とガキ使を見て、その後に初詣に行って、初日の出を見る予定です。
年が明ける瞬間、地上にはいません。これ未だにやってます。くだらないとは思いつつもやめられないんだよなぁ…
1/2 スキル名を変更
1/8 後書きの幸人のレベルを32→64に変更
何の前触れもなくやってきたそいつは、こう言った。
「我は新生魔王軍27柱の1人、アインスだ。この街は我が乗っ取らせてもらおう!」
地鳴りがしたと思ったら、陸と空から異形の魔獣の大群がやってきた。その先頭にいるのがアインスと名乗った魔族だ。
魔族とは、魔獣を従える種族で、人と似ているものの、外見はどこか違う。寿命が長く、ステータスも全般的に高いけど、頭でっかちが多い。ちゃんと言えばゴリ押しとか脳筋集団。
アインスは4種類8本の獣の足にいびつな羽。顔は石像みたいにのっぺりとしてる。
まるで空飛ぶ人面蜘蛛だ。気持ち悪い。
街中は出動した騎士団や逃げ惑う人で騒がしいどころじゃなくなっていた。どうやら魔王軍という言葉に驚いてるらしい。なんとなく想像はつくよね。
「どうしよっか?」
「ステータスを奪ってしまえばいいのでは?」
セリアは僕の過去話を知っている。僕じゃなくてフレイヤが言ったんだけどね。それもオーバーに。おかげでセリアは後で号泣していた。
「そうだよね。やっちゃいますか」
ピコン ーー抵抗されましたーー
は? 抵抗?
「ある程度強い個体になると、色んなことに抵抗できるのだ」
「マジか」
「マジなのだ。それより、さっきのでこちらに気づいたみたいなのだ。ほれ、なのだ」
アインスが僕を見て笑い、目の前に降り立った。周りにいた人達が蜘蛛の子が散るように遠ざかる。こいつ結構デカイな。
「お前か、今我に何かしたのは」
「それが?」
「死ね。【牙狼】」
どうして1ヶ月前のあいつといい、手を出すのが早いのかな。
迫る魔力を帯びた爪をわざと受けた。吹っ飛ばされて何軒か家をぶち抜いてしまった。
「出てこい。どうせ大して効いてないのだろう? それともこの街が落とされるのをゆっくり待つか?」
あら、ばれてたか。どっか気をそらした瞬間に1発殴ろうと思ってたのに。
「何で分かったの?」
「まったく手応えを感じなかったからな」
そういうことね。
「しかしよいのか? 我の相手をしている間に魔獣共がやってくるぞ」
相変わらずのっぺりとした顔だけど、どことなく笑ってるのが分かる。
「その心配はいらないよ」
「……何?」
わずかにトーンを落とした。訝しんでるみたいだけど、答える気はないよ。
「セリア」
「はい。
雨は降る
全てを溶かし
全てを無に帰す
赤は危険の証
青は識別の証
来たれ、【アシッドレイン】 対象:魔獣」
雲が出来て、魔獣達が淡く青に光る。そして、雨が降った。
赤い雨は魔獣だけを溶かし、土に還す。
土・水混合上級魔法の【アシッドレイン】。広範囲に酸性の雨を降らせるのだけど、酸が強すぎてなんでも溶かしてしまう。そこで、対象を絞ることによって周りの被害を減らすことに成功したんだよ。魔力の消費は大幅に上がったけどね。
ん? セリアのスキルレベルが足りないんじゃないかって? あれはただ1つの魔法ごとに使える魔力の上限の目安なんだよ。したがって、初級でも中級でも1度にたくさん発動してしまえば擬似的にだけど上級魔法と同じだから問題ない。自己再生は色々あって複製してるから魔力の心配はないしね。
「貴様ぁ……」
あれ?アインスにも効いてるんだけど。苦しそうなんだけど。ああ、そうか。
「お前、合成獣か」
「なっ!? 何故分かった!」
おー、驚いてる。
「この【アシッドレイン】は魔獣にしか効かないんだ。そういう風に設定してあるから。最も、お前は耐酸してるからあんまり効いてないみたいだけどね」
アインスは体の表面が少し溶けてるだけだ。大したダメージにはなってないっぽい。
とりあえず解析してみよ。
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アインス:『A』
合成獣:128歳:Lv.58
HP:4213/4230(126)
MP:5387/5387(170)
STR:3206(43)
AGI:4350(21)
VIT:3784(35)
DEX:4126(27)
LUC:2998(38)
『スキル』
「捕食Lv.8」「牙狼Lv.6」「猪突猛進Lv.5」「ファイアブレス」「アイスブレス」「アシッドブレス」
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区切りが分かりませんでした… あと詠唱が上手く思いつかない…
ちなみにこちらが現在の幸人君のステータス
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前川 幸人
人族・男:14歳:Lv.64
HP:13673/13673(1243)
MP:13948/13948(1268)
STR:17402(1582)
AGI:15664(1424)
VIT:14806(1346)
DEX:13365(1215)
LUC:13761(1251)
『スキル』
「毒・麻痺・睡眠耐性Lv.9」「全ステータス上昇Lv.11」「ステータス操作」「解析眼」「自動翻訳」「自己再生Lv.10」「スティールLv.7」「剣術Lv.5」「斧術Lv.1」「強化魔法Lv.1」「暗殺術Lv.1」「火魔法Lv.8」「水魔法Lv.6」「土魔法Lv.7」「風魔法Lv.7」「光魔法Lv.3」「闇魔法Lv.3」「魔力眼」「魔力操作Lv.9」「魔闘術Lv.34」「氷魔法Lv.13」「雷魔法Lv.22」「棒術Lv.17」「隠密Lv.9」「部族統制Lv.2」
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閑話は入れるのでその時にこのキチガイみたなステータスになったのか明かします。
感想や質問、誤字・脱字の指摘お待ちしています。




