撃退するようです。
ゆっくりですが、評価ポイントがあがってるのを見ると嬉しく思います。みなさんのおかげですね。
風邪を引かないようにしましょう。
後ろに立っていたのは、ホストみたいな髪型をした狐目の男だった。こいつを見て周りの人たちが騒いでいる。
なるほど、こいつは「初心者潰し」というのか。ニックネームからでもどういうやつなのか予想できる。
「僕に何か用?」
「あー、気にすんな。俺はてめえみてぇなガキが嫌いなだけだからよぉっ!」
いきなり殴ってくるとは失礼なやつだな。こういう奴はどうするか。答えは……
プライドをズタズタにする。
振り下ろされるパンチと襟を掴んで足をはらう。傾く体を背中に担いで前に投げた。要するに背負い投げだ。
初めてやったわりにはきれいに決まった。初心者殺しは受け身もとれずにしたたかに床に叩きつけられた。
「がっ! てめえ、今なにしやがった!」
「そんなことも分からないなんて、よっぽど鈍いんだね」
煽ってキレたところでボコボコにするんだ。そうしたらあっちの心は折れるし、僕はスカッとするし一石二鳥だ。
案の定激昂して腰につけていたレイピアを抜いた。周りは騒ついてるけど、こいつは気にする様子はない。
「もう許さねえからな。このミスリル「メッキの銅レイピアで何をするつもり?」なっ!?」
白くて綺麗だったから解析してみたら、メッキだったのだ。残念。銅ってことはそんなに硬くないし。ミスリルは魔銀って言って脆いからどっちにせよだ。
「まあいい。ばれちゃあ仕方ねえが、これでもガキ1人ぐらいは殺せるからなぁっ!」
下卑た笑みを浮かべて頭、腹、心臓を狙っている。滅茶苦茶分かりやすい。とりあえずは腕で受けてみますか。
……うん、こしょぐったい。チクチクと針を刺したぐらいにしか感じない。当たってるのを見て悦に浸っているのがウザい。もう止めよう。
バキンッ
軽く握ってみたら、あっさりと折れた。脆いね。
「さて、折れちゃったけどまだやるの?」
隠してる毒付きのマンゴーシュを出しなよ。そしたら
「こうなったら仕方ねえ。てめえを殺るにはちょいともったいねえが、このマンゴーシュで……」
「それってこれのこと?」
奪ってやるからさ。 ……スティールを使っただけです、はい。
「てめえ、返しやがれ!」
「言われなくても」
足元に投げたマンゴーシュに目がいった瞬間、僕は床を蹴って近づいた。
全身を殴る。けど骨は折らない。内臓も潰さない。ただ殴るだけだ。手を、腕を、足を、腹を、胸を、背中を、肩を、顔を、頭を、全身を。まんべんなく殴る。
最後の一撃は少し強めにして吹っ飛して尻もちをつかせた。
「ぐっ…… 一体てめえは……」
「アンタの嫌いなガキさ。少し強いだけの、ね」
納得してないようだけど、してもらわなくていいから他に何も言わない。
「さて、アンタは僕を殺そうとしたよね?」
「………」
だんまりか。まあいい。
「それなら僕はアンタを殺しても何もないわけだ」
「っ!?」
マンゴーシュを拾って逆手に持つ。初心者潰しは怯えて後ずさりするけど、すぐ壁に背中をつけた。
「頼む、見逃してくれ……」
「そう言ったやつをアンタはどうした?」
殺気を感じたのか、小さな悲鳴をあげた。けど遅い。
両手を足で踏んでロックし、馬乗りになる。マンゴーシュを両手で持って大きく振りかぶり、振り下ろす。
「ヒッ、ギャアアアァァァァ……」
これで一安心。ちなみに刺してないからね。額の手前で止めたよ。
マンゴーシュを置くと、白目を剥いて気絶していた。股間からは黄色い液体が流れてる。ションベン漏らしてやがんの。
落ち着いたところで周りを見ると、こっちを向いて固まっていた。呆然や驚愕といったところか。
「えっと、お騒がせしました」
恥ずかしくなって、おじぎをした。それでどうにかみんな動き出した。
あー、恥ずかしかった。
更新する曜日を決めたいと思っています。次回までには決めておきたいところですね。
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