表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/11

第2話 -[俺 ]がつまみ出されるってマジ?-

[たっだいまーーー]


そう口火を切ったのは、姉の[遊]であった。


姉の[遊]は、弟とは対照的な性格をしており、[潤]を陰キャとするならば、[遊]は超陽キャであった。


母親もそれに続けて、口を開く。


[今、帰ったわ]


姉と、行動して気を使ってたのか、声色には疲労の色が見える。


その母親の声に続き[ 遊]の友人の小松里奈が口を開いた。


[ほえー、これはいいマンションに住んでおられますなー[遊]ちゃん?]


その彼女が、自分自身の眼鏡をクイッと上げながら言った。


里奈は、生粋のオタク女子であり世間一般で言う腐女子に分類される。


[おかえり、3人共]


父親が怒りを抑えるように言う。


[何かあったの?めっちゃ顔怖いよ。父さん]


姉の遊は、こう見えて人の感情を過敏に察知する能力に長けている。


[ああ。今日限りで潤を家から追い出す]


そう力強く言い放つ。


その会話も、当の本人である潤は、聞く耳を持たず、今度は、ソシャゲに夢中だ。


[それは、さすがに可哀想だよ、父さん。私も前に潤に同じような事話したけど、将来の夢がゲーム関連の仕事なんだって。]


[その為に、今ゲームに熱中して色々吸収してるんだと思うけどなあ。私としては]


だが、遊の説得は虚しく、[人志]は、潤の首根っこを掴み、マンションの玄関の入り口まで引っ張って、外に追い出した。


[金輪際、お前とは縁を切る。だが、俺も鬼じゃない。多少食いつないでいく分の金はやる。後は自分で生活して生きていけ。]


そう言い放つと、玄関の扉は閉ざされた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ