番外2 日常編
設定固まる前のちょっと緩い2人です。(緩めのギャグより)
※本編と若干口調等が違います。
Scene⓪:買い物中(概念違いすぎ問題)
悠馬「これと、これと……」
シロク「……悠馬」
悠馬「ん?」
シロク「その店、まとめ買いで3倍価格」
悠馬「……なんで!?」
シロク「“大人買いは金持ちの証”って文化らしい」
悠馬「この世界の経済、舐めてんのか」
シロク「合理性の無い文化、嫌いじゃない」
悠馬「俺は大嫌いだ」
Scene①(市場通りの隅っこ)
シロク「……悠馬、今。財布、盗まれかけた」
悠馬「マジかよ。気づかなかったわ」
シロク「だから、今。相手の財布ごと盗り返しといた」
悠馬「逆スリやめろ。怖ぇわ」
シロク「“返す”?」
悠馬「当たり前だろ」
シロク「不合理」
悠馬「不合理で結構だ」
シロク「……了解。不合理、覚えとく」
悠馬「お前の思考、どんどん汚染されてない?」
Scene②(悠馬のお料理)
悠馬「……火力ってこんなムズかったっけ」
シロク「今、焦げ率70%」
悠馬「黙れ」
(焦げる)
悠馬「……」
シロク「わたし、変わろうか?」
悠馬「いや、意地がある」
シロク「……理解はする。非推奨だけど」
悠馬「泣くな、俺の料理」
シロク「多分、泣いてるのは材料」
悠馬「…俺も泣きそうです…」
Scene③:(焚き火。夜。雑談)
悠馬「地球じゃさ、“味噌汁”って食いもんがあってな」
シロク「味噌……汁?」
悠馬「うん。豆を発酵させて、汁にする」
(シロク、数秒停止)
シロク「腐った豆の汁」
悠馬「言い方が最悪すぎる!!」
シロク「データによれば、発酵と腐敗の境界は曖昧」
悠馬「いや美味いから。文化だから」
シロク「……理解はする。でも」
悠馬「でも?」
シロク「悠馬が飲んでたら、多分わたし、ちょっと引く」
悠馬「お前…偏見だけ人間味あるな」