表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

藍の花

作者: 知らない人

僕の中学校は冬になるとバスに乗れた。そこで僕は毎日毎日まぶたをあげながらその時を待っていた。白い肌、藍色のコート、白髪の多い髪、13、4とは思えないほどの指、丸く整えられた爪、時々後ろから聞こえてくる楽しそうな笑い声、だけどおりるときには低い声で「ありがとうございました。」と雪よりも冷たく一言発して去っていくその人に寝かされて毎日帰って行った。

夜になると僕とその人は時々体を重ねる。時にはあの人が跳ねたり時に僕が振ったりそんな事を考えつつ寝て、またあの人を思いながらまぶたをあげていると世界に飽きているような顔をして冷たく「お願いします」とだけ言ってまた僕を寝かす。そんなある日あの人は僕の事を寝かさなくなった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
なんだか不思議で、独特の世界観があって面白いです!色んな解釈ができそうなお話で、どこまでが比喩で、どこまでが現実なのか深く考えさせられます!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ