1話
さて、一通り叫んだところだ。
俺が、少女になった件についてはまあ、実害は、ない、のかなぁ?
閑話休題、としまして、情報整理に参りましょう。
俺はいくつかの魔法を覚えたらしい。
いわゆる、普通の魔法
手から火が出た、水が出た
回復魔法に転移魔法なんでもござれでございます。
まあ、転移魔法は飛ばされる場所がランダムらしいから使いたくないが
岩の中にいる状態とかもあるのかな
なんでもござれはいいんだけど、何度もは使えない。
これは、死...ぶっ倒れた
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乾パンしかないのなら、乾パンを食べればいいじゃない?
昔の人はいいことを言う
目が覚めた俺は乾パンを食べていた。
うん、微妙
特段不味いわけでも美味いわけでもない
いたって普通の乾パン
先ほどぶっ倒れたのは。どうやら魔力切れを越したらしい
「まあ、早いうちに自分の限界が分かったのは良いんだけど」
そういや、と外を見るといまだ風はやまず雪景色
犬もこたつで丸くなるのではないだろうかという感じ
無論、俺にとっては灼熱である
こたつなど見たくもない
いや、こたつの中は涼しいのだろうなあ
いいなあ
俺は暗い洞窟の中で一生を終えるのか...
俺たちの戦いは始まる前に終わるのか
一人で洞窟にいると、鬱になってくる
やることと言えば、魔法を使うくらいだが、いかんせん魔力が足りない
今なら使った瞬間、出血大サービス!吐血します
本当に出血じゃないですか、やだー
そういやと、玉座に座る。
うむ、朕が洞窟なり
世界広しといえども、この洞窟には俺しかいない、つまり、この洞窟を支配しているのは俺だ!
ぴかっと何かが光る、見ると杖が浮かんでいた
ふむ、今度ばかりは俺のせいじゃない
誤字、感想がありましたら、感想欄に書いていただけると嬉しいです
まあ、感想欄以外に書く場所なんてないんですがね
え?作者の顔につまらないって直接書くって?
勘弁してください