説教と進撃開始
小説の更新は久しぶりです。
と言うことで、今回はリハビリがてら短いです。申し訳ございません。
いや、眠い……。
「いい加減にしなさいっ!!」
私の怒号が練習場に響き渡った。ビリビリと大気が震え、ドアや窓がガタガタと動く……は、言い過ぎか。だが、この場にいる全員の動きが止まったことは事実だ。
一番の被害が大きかったのは、私の隣にいる桜だろう。両耳を押さえてうずくまっていた。クールなイメージがある真鍋さんは唖然とした表情でこちらを見ており、じたばた騒いでいた双子は怯えた様子で私を見つめている。
「いっつ~……まだ耳がキーンってなってるよ、キーンって」
ブツブツと唸っている桜に向けて、私は声を上げた。
「桜っ!!」
「はいっ!?」
いつもの桜とは思えない程素直な返事をすると、彼女は軍隊のように直立不動になる。
「貴女は敵に突っ込みすぎ!チーム戦なんだからもっと周りと足並み揃えて戦いなさい!!」
「いや、でも戦いがオレを呼んで……」
「中二病かっ!良いから言うことを聞きなさい!!」
「……うすっ」
何故か体育会系の返事をした桜は、冷や汗を額に浮かべながら頷いた。
続いて、未だ固まっている真鍋さんの方へ視線を移す。驚きで体が硬直している彼女を見るのは、何とも違和感がある。私のイメージでは、いつも冷静に物事を観察している人だと思っていたからだ。
「真鍋さんっ!」
「え、な、何?」
呆然としながらも何とか言葉を発する真鍋さん。
「真鍋さんは適当にしすぎっ!前線に出たくなかったら、もっと援護とか周りのフォローをちゃんとしなさい!!」
「そもそも、私やる気ないんだけど……」
「言い訳はしない!!」
「ええぇぇぇぇぇ……」
「次、双子っ!!」
私がグルリと双子の方を見ると、二人は化物から睨まれたかのように「ひっ!?」と声を出して足を後ろに引く。あれ、何か傷つく。
「あんた達はビビリすぎ!相手も同じ学生なんだから、もっと落ち着いていなさいっ!!」
「「で、でも私たち落ちこぼれの中の落ちこぼれだし……いつも本番で失敗ばっかりだし……」」
「そんなの関係ないっ!!そんなもの根性でどうにでもなる。ようは気持ちの問題よ!って言うかハモリすごいなっ!?」
「「は、はぁ」」
双子は戸惑いながらも首を縦に振る。
「分かったのなら行くわよ。前線は私と桜。双子は後ろから援護。真鍋さんは双子を守りながら、それぞれをフォローして」
私が指示を出すと「お、前線か。願ってもねぇなこりゃ」「何で私がこんなこと……」「「は、はい。解りました」」と皆が動き出す。
思えば、これがのちに『弱者の進撃』と呼ばれる皇祭の最初だったのかもしれない。
夏休み良いな~。
電車の中で私服の子供を見るたびにそう思います。こっちはガチガチのスーツ着てるのにさっ!!
暑いんだっつーの!!
誤字・脱字などの指摘待っています。
それにしても、幼稚な文章ですいません(汗)。暇つぶしでも読んでくれたら嬉しいです。




