Fクラスの外れ者と班長決定
自分がどう言う風に書いていたか、忘れてしまいました。
キャラ設定もついでに忘れました。
やっべー(汗)
騒がしく班長を決めている彼女たちを見て、一つの疑問が浮かび上がった。
その疑問を解消するべく、隣で「オレが班長なんだよ!そこっ、否定すんな!」と叫んでいる桜に体を向ける。
「みんな、去年も同じ班だったの?」
「ん?ああ、班を組む時はいつもこのメンバーだぞ。簡単に言うと、このクラスで浮いている奴らだな」
「……えっ、じゃあ私も?」
「ははっ、残念だったな」
がっくりと肩を落としている私の肩を叩きながら、桜はニヤニヤと笑っていた。何か、むかつく。
「あれ?と言うことは、もう一人いたんじゃないの?一クラス三十人だから、このクラスじゃ一人残るんじゃ……」
再び浮き上がってきた疑問を桜に問いかけてみる。
「いや、このクラスはお前が入っても三十人だ。一年の終わりに一人辞めたんだよ。ひょろひょろな男だったぜ」
「アンタがこき使ったせいで辞めたんじゃないの?」
茶髪の少女が冷めた目で桜を睨む。人のこと言えないけど、目付きわる~。
「あぁ?てめぇだって殴ったり蹴ったりしてたろうが」
「それはあっちが悪いの。私の足とかじろじろ見てくるんだから、それぐらいの代償は当たり前でしょ」
「いや、だからと言って顔の原型が解らなくなるほど殴るのは、さすがのオレでもどうかとおもうぞ」
桜の反論に肩を竦めた少女は、話を元に戻そうと口を開いた。
「で、班長はどうするの?私は前やったし、城道院は論外。やっぱりアンタたちのどっちかでしょ」
「えぇ!?じゃ、じゃぁリリィがやってよ」
「な、何で私なの!?アルエがやっても良いじゃん!!」
「だーかーらっ!オレなのオ・レ!!」
何だか、話が混沌としている気がする。周りはすでにボールで遊び始めているし、体育教師は苛ついている様子でこちらを睨んでいた。おそらく、話し合いが終わっていないのは私たちだけなのだろう。
「オレって言ったらオレなんだ!!」「うるさい」「やはり此処は、城道院さんに任せてみせてはどうですか?一番能力は高いんですから。よっ、日本一!!」「そうですよ。なんなら真鍋さんでも良いんじゃないですか?リーダーシップがありますから。よっ、姉御!!」「てめぇらうるせぇ!」「まったくね。そのウザさが皆から嫌われているって、分からないの?」「「えぇ~!?」」
「ストップ、ストッッッッッップ!!」
このままでは終わりそうになかったので、私が無理矢理に班員の注目を集めた。いきなり大声を出した私に驚いたのか、ぽかんとした表情で皆がこっちを見てくる。
「もうジャンケンか多数決でいいじゃない。このままだと授業終わっちゃうし、また体育教師に怒られるよ」
「いや、起こられたのはアンタと城道院……」と聞こえたが、そんなのは無視。じゃないと話が先に進まない。
私は皆の顔を見て口を開く。
「じゃぁ、ジャンケンか多数決かどっちかだけど……」
「ああ、お前がすれば良いんじゃないか?」
ふと桜がこちらを向いて、手を叩いて妙案のように言ってきた。
思いもよらない提案に、一瞬思考がストップしてしまう。
「……は?」
「いや、だって今この場をまとめてんのは奏だろ。だったら奏が班長でも良くね?」
私のフリーズ状態を分からないのか、桜は淡々と言葉を吐いて他の班員に聞いた。
「えっ、ちょ」
「まぁ、それでもいいかもね。はっきり言うと、私と城道院以外になればそれでいいし」
「ナイス提案です城道院さん!場を仕切っている人は転校生さんですもんね!!」
「そうですね!転校生さんはカリスマもありそうですし、これほど適任な人はいませんよ!!」
私の言葉を遮って、他の三人は口々に桜を肯定する。
「いやいや、何でそう言う結果になるの?おかしくない!?」
もし班長になれば、皇祭と相成って忙しくなるのは目に見えている。そうなれば、ますます護衛の仕事をするのは難しくなってくる。
必死で反論する私に焦れたのか、桜はさらにとんでもないことを言ってきた。
「じゃあ、奏が言ったように多数決で決めようぜ。奏が班長に相応しいと思う奴、手あげろ」
すっと全員が手を上げる。って即答かよっ!要領の分かっていない転校生を班長にするのかよ!!
「決まりだな。奏、お前が班長だ」
いや、某サイヤ人風に言われても。
釈然としないまま体育教師の方へ歩いていく。用紙とボールペンを受け取り、桜たちのところまで戻った。
「……これ、名前書けって」
「オッケー……そうスねんなって」
用紙の一番上に班長の名前を記入する欄があったので、私が初めに名前を書いた。次に桜、三番目が茶髪の少女だ。
真鍋深緒。
思わず“深緒”の部分に動揺してしまったが、それは表情に出さずに押し殺す。
最後に双子が記入する。
右ポニ、リリィ・S・ルシティル。
左ポニ、アルエ・S・ルシティル。
その名前を見て、私はまた桜に疑問を解消させて貰おうと話しかける。
「あの二人って、日本人じゃないの?」
「ああ。って、髪が金髪なんだから分かるだろ?」
「……」
いや、この現代じゃその法則は使えないから。
クリスマスありましたね~。
クリスマス………………休日でした。
感想・誤字などの指摘待っています。
このような矛盾だらけの文章を読んで頂き、誠にありがとうございます。
これに挫けず、次回も読んで頂いたら嬉しいです。