登場人物の紹介(ネタバレあり)
・夜舞黒也
本作の主人公、
年齢:17歳
職業:高校生(+複数のバイトを掛け持ち、物語開始時点では辞めている)
性格:静かで思慮深く、他者と距離を取りがちだが、内に秘めた優しさと覚悟は誰よりも強い
外見:黒髪黒瞳。制服姿でもどこか疲れた空気をまとっている。
-幼少期に父を亡くし、母の病と向き合いながら孤独な日々を過ごしてきた。中学時代は母の入院費を捻出するため“ある組織”から金を借りていたが、 返済期限を過ぎ、暴力団に追われる身となる。
そして、その逃走劇の中で前世の記憶が蘇り、魔術が使えるようになる。
・鬼塚末那
本作のヒロイン
年齢:17歳
職業:高校生、クラスでは“誰も近づかない存在”として浮いている。
性格:穏やかな口調と優しい気配をまといながらも、核心を突く大胆さと揺るぎない意志を持つ
外見:黒髪・赤目という際立った容姿。
幼少期に母を亡くす。そして、父親のことを徹底的に嫌っていて、名字で呼ばれることを嫌っている。とある理由があり、学校では常に独りであり、その原因に父親が関わっている。
・ティア/???
年齢:不明(自称二十代前半)
性別:女性
性格:享楽的かつ気まぐれ。無邪気な語り口の裏に、底知れぬ知識と知性を秘める。
外見:狐面をつけた神出鬼没の美女。黒髪だが地毛ではない可能性が高い。しかし、青い目は生まれつきであると思われる。
所属:なし(指名手配犯)
一人称はワタシ。現在は指名手配犯であり“楽しい”のためなら法律すら無視して行動する危険人物。手品、奇術、仕掛け、を使って戦う。しかし、まだ謎が多く残っており、本名・出自・素顔のすべてが仮面の奥に隠されている。本人曰く、「ティア」というものは一つの役であり、素顔では別の役を演じているという。
・金剛隼人
年齢:30代前半
性別:男性
性格:直情的・粗野・規則嫌い。だが恩と筋には異常なほど義理堅い。
外見:長身・筋骨隆々・金髪の大男。その身体ひとつで“脅威”を体現する存在。
所属:阿頼耶組・幹部。通称「暴力装置」
幼い頃から常軌を逸した身体能力を持ち、周囲から忌避されて育つ。行き場のなかった力を唯一“正面から受け止めてくれた”男――阿頼耶との出会いが、彼の生き方を決定づけた。 組織に所属して以降は、阿頼耶への絶対的忠誠心と「筋を通す」ことを何より大事にしている。三賢とはかなり仲が悪く、他人からは天地がひっくり返っても協力することは無いと思われている。
・三賢諭
年齢:30代前半
性別:男性
性格:冷静沈着・無感情に見えるが、強烈な信念と忠誠心を内に秘める
外見:常に冷たい眼差しと無表情。
所属:阿頼耶組 幹部/参謀役
組内での異色な存在。“頭脳”と“論理”で結果を出す実務派。阿頼耶に絶対的な忠誠心を示している。極めて視野が広く、魔術の存在すらすぐに観察と論理で分析・戦術に組み込む“思考速度の化け物”。金剛とはかなり仲が悪く、他人からは天地がひっくり返っても協力することは無いと思われている。
・赤林青
年齢:70代
性別:男性
性格:老成・飄々・情に厚くも、合理と死線を識る武人
外見:和装めいた渋い服装を纏い、穏やかな口調とは裏腹に、誰よりも研ぎ澄まされた眼差しを持つ
所属:阿頼耶組・幹部
先代の時代から暴力団を支えている老齢の幹部。若者のプライドをへし折ることを趣味としていて、金剛からは嫌われ、三賢からは尊敬はされてはいるが、苦手意識を持たれている。経験と勘、そして技術に優れており、あの金剛に勝てるほど強い。
・鬼塚 阿頼耶
年齢:40代後半
性別:男性
性格:組長としては沈着冷静・非情に徹する現実主義者。ただし、素の性格は全くの別物であり、情に厚い人物。
外見:黒髪で漆黒のスーツに隙のない立ち振る舞い。
所属:阿頼耶組・組長
代々暴力団の家系であり、親から組長の座を受け継いでいる。 金剛・三賢・赤林といった“個の強者”を束ねてきた統率力は異常に高く、組織における“暴と智のバランス”を一手に背負ってきた存在。しかし、謎も多く、昔は暴力団と縁を完全に切っていた。幼少期のティアとも関わっており、その時代にどんなことがあったのかはティアと赤林しか知らない。