妹と買い物と邂逅
「これなら世鳴君に似合うよ!あっ!こっちのも!」
妹とショッピングモールにやってきて俺のトータルコーディネートをするんだと意気込んだ妹は目星の場所をつけて行ったり来たりと俺は着せ替え人形のごとく気が付けば二時間近く経っていた。
妹の選んでくれたモノに着替えながら、少し休むためにフードコートでアイスを買って食べていたら数人の女の子の集まりがこちらに向かってきた。
妹は「あー」と言いながらもあんまり仲良くないクラスメイトと言ってきた。
俺は小声でじゃあ彼氏役やるから名前で呼べよと言えば分かったと返事を貰う。
妹の言う仲良くないクラスメイトは勢いを止めずにこちらへと来て言葉を投げ掛けた。
「 あれ?奇遇ね」と言いながらもこちらを見下した態度が透けて見える。
「おい、行くぞ。」
俺はそう言って妹の腕をとるが数人の女子はきゃあきゃあと言っていた。
俺にとって今一番大切なのは妹であってよく知らない妹の同級生ではない。
俺は妹の腕をつかんで早く行くぞと素早く耳打ちをしてこの場を立ち去ろうとしたが「おい!」と聞こえてそちらを見ればなんと妹の悩みの原因である先輩なる男子高校生がいた。
何故か妹とのラブコメ疑惑が!?(笑)




