女の子のいる店で初めて主人公の名前が出るってよ!後編
ぬるっと名前が出てきます。
X(旧Twitter)で名前アンケートしたけど意味はなかったので勝手に付けました。
「つーちゃん、せな君は私たちと同じ二十歳で二泊三日の旅行に来てるんだって。」
「そうなんだ!せな君、仲良くしてくれると嬉しいな♪」
翼に俺の事を軽く紹介して くれる優子。何回も同じ事を言うのは億劫に思うから助かる。
それにしても翼はキャピキャピしてるなぁ。声も可愛くて巨乳なのはポイント高いな。(なんのポイントだ?)
「せな君は結構お酒飲める方なの?」
「たぶん強い方だね。今日は日本酒多めに飲んだ位だし。翼は強いの?」
「日本酒良いよね!私は強くはないけどお酒好きだよ。そうだ!日本酒好きなら『鳥飼』ってお酒気に入るかも。お店に置いてあるお酒だし。」
へぇ、そう言うお酒が有るんだ!メニューも見せて貰ったが気になるな。うーん、頼むか!
「じゃあそれ頼むよ。折角翼のオススメして貰ったし。」
「本当?嬉しいな!」
黒服の人が来て注文してすぐに鳥飼をボトルで持ってきてくれた。
三人で乾杯をする為に残った焼酎お茶割りを飲み干す。
『かんぱーい!』
うまっ!米焼酎ってこんなに美味しいんだ!普段はストゼロかハイボールな俺に新しい扉を開けてくれた。
ビールはまだ苦くてちょっと苦手だけどその内飲めるようになるのかな?
翼は可愛くて同い年だけど何だか甘やかして時にいじり、その反応を見ていると甘やかしたい心と嗜虐心が満たされる気分だ。
あっ、これはあれだ!好きな推しがコメント欄でいじられているのを見てニヤニヤするみたいなやつ!
優子は席を離れ翼が隣に座り会話をする。
隣に座られると緊張もするけど人見知りも奥に引っ込んで今は楽しい。ハッハー!今回の旅行の予算は豪勢にウン十万円!マネーパワーは偉大だな!
そんな楽しい一時はあっという間に終わりを告げられた。
「まもなくお時「延長で」かしこまりました」
食い気味に答えてしまったがしょうがない。だってたのしーんだから!
「ありがとう!延長嬉しい。でもお酒はゆっくり飲んでね。酔って記憶無くしたら勿体無いもん。」
かわよ、もんだってもん!!俺は翼に悶々だぞ?!おっと、内なる人格が出たが理性でそれを押し戻す、ふぅ。
気が付けばお客さんは俺だけになっていた。あれ?なんか貸しきりみたいになってるんだけどw
そして俺の席には女の子が三人座っている。いつの間にハーレム主人公?
沙羅と梨香さん。
梨香さんはアラサーで、この店で働いて長いらしい。
沙羅は『沙羅』ってお酒を面接日の当日朝まで飲み続けていたからと言うことで源氏名を決めたらしい。
中々に面白い理由で機会があれば雑談で話そうかなと思った。
他の人はなんと無くや可愛い名前だからという理由だった。
そんなこんなで翼や沙羅、梨香さんたちと楽しく飲んでいればあっという間に時間が過ぎてしまった。店の閉店時間は26時だと言うので延長交渉に来た黒服の人にラストまでの延長でと伝えたら笑顔で礼を言われた。
翼と梨香さんは抜けて沙羅との会話で色々と面白い話を聞けた。
見た目は黒髪ロングでスレンダー体型。3歳年上で話しやすいし何だか落ち着くからつい話をしてしまう。
会話の流れでカラオケをすることになったが店内貸し切り状態が続いている。
カラオケの履歴を見ればパリピ御用達の選曲から演歌等様々だった。
そんな中で俺が選んだのは歌を好きになった切っ掛けでもある『why?』。
昔のドラマのエンディングで流れていた曲で、両親の好きな女優が出ているからとDVDが家にある。
それまで歌に興味が無かったが、これを聞いた時の俺は素直にかっこいいと思ったからだ。(妹は小学生の頃からCDで聞いてた)
まぁ酔ってて口が回らなくなりそうになるけど歌いきれたら個人的にカッコいいと思う。
無事に歌い終わって点数を見れば91点だった。お酒を飲んで羞恥心が吹っ飛んでたのが良い方向に転がったのかな。
皆が拍手をしてうまかった、凄いと言ってくれる。
満たされる充足感と歌ったことによる軽い疲労感が心地よく感じる。
「そう言えばせな君ってどういう字で書くの?」
「世界の世と鳴き声の鳴で世鳴だよ。」
「良い名前だね!私は桜って名前だよ。冬生まれなんだけどね。妊娠した時期に桜が咲いてたかららしいよ。」
名前について話し、学生時代の話や小さい時になりたかった職業など話題は尽きなかった。
黒服の人は沙羅改め桜を呼んで違う女の子が来た。
「呼ばれちゃった。何だか話し足りないな。そうだ、これ私のプライベートの連絡先。良かったら登録してね。」
そう言ってごちそうさまでしたと飲み干したグラスを軽く当てて席を立った。
「はじめまして、恵美です。今日は結構飲んでるんだね。お酒強いんだ。」
第一印象はポッチャリでメイクが濃いだ。にしても!
あーっ?!何でここでママの名前?!辞めて欲しい。字は違うが読み方が一緒だと呼ぶ度にママが脳裏にちらつく。
さっきまでの落ち着く雰囲気から一気に冷静になって来た。
「席着いたばっかりなのにごめん、ちょっとトイレ行くね。」
そう言って席を立ってトイレの場所は聞いていたので迷うこと無く進む。
個室に入ってすぐに桜からの連絡先が書かれた紙を片手に持ち新しく連絡先を追加する。
そして電話をしたらすぐに出てくれた。
「もしもし?世鳴?トイレからどうしたの?」
俺は簡単に事情を話して恵美を外して欲しい事と、そして沙羅を指名すると言うと「分かった、伝えておくね」とあっさりとした電話はすぐに終わった。
尿意も感じなかったけど便座に座ったらジョボジョボと放尿した。(セーフ?垢BANとか無い?!)
用を済ませて手洗いも済ませた俺はドアノブを捻って出たら恵美が少し離れた所でおしぼりを持って待っていた。
それを受け取りながら席に戻るとすぐに新しい女の子がやって来て恵美は席を抜かれた。
席に来た女の子は凪と言うらしく、つい最近入ったばかりで沙羅に色々と教えて貰っているらしい。
「指名ありがとうね、世鳴。まさかあのタイミングで電話してくるとは思わなかったよ。凪とも仲良くしてくれると嬉しいな。」
席に着いた沙羅は嬉しそうだったし、対面にヘルプとして座る凪は「よろしくお願いします!」と言って頭を下げた。
途中で優子が席に来たがなんと優子と愛梨沙は沙羅の後輩で良く沙羅、優子、愛梨沙、凪の四人で飲んだり、出掛けたりするらしい。
何だか意外な一面を見た気がする。
閉店までこのメンバーで飲んでいたが、オススメの観光するならどこが良いかと言う話になり、じゃあ明日行ってみるよと言えば案内するよと沙羅が言ってくれたが本当に良いのか??
流石に出会って数時間かつお客さんとして来ているがこの先もこの店に来るかは分からない俺と出掛けるって物好きなのか?と思った俺は悪くないと思う。
何だかんだで本当に明日は桜と出掛けることになった。
これは沙羅として扱うべきか桜として扱うべきか悩む所だが、桜として扱うことにした。本当に理由はなくなんとかくそうした方が良さそうと思ったから。
こうして閉店までの時間を会話やカラオケで盛り上がったりして過ごした俺は記憶が半分くらい無くなっていると思う。
最後にしじみの味噌汁が出てきて酒を飲んだ後でもバランスが良く感じる味付けだった。
日替わりで従業員の誰かが作るらしいが今日作ってくれたのはなんと桜だったようだ。
それを知らずに毎日飲みたいと言った俺の顔はアルコール以外で赤くなったと思う。桜はちょっと自慢をするような感じで、年上にそう感じるのはおかしいかもしれないが可愛かった。
会計は三万六千円。安すぎない??ほぼオープンからいたし、延長にボトル、指名を入れてこの金額??
タクシーが到着したそうなので店を出て少しの間二人っきりになった。
「世鳴、今日はありがとう。とっても楽しかったよっ!」
そう言って抱きついてきた。
え?!あ?!へぁああ”?!内心パニックになりながらも抱き締め返した。
タクシーに乗る頃には顔が恥ずかしさで紅くなっているんじゃないかと思いながら手であおいで熱を少しでも冷まそうとする。
うん、控えめに言っても良かった。なんか最後のハグで最高だったとしか思えない。
明日も絶対に行こう!
そんな決意を胸にタクシーで旅館へと向かう夜の一幕があった。
そう言えば七次元生徒会の新しい動画は見ましたか?
本当に面白くてついネキのFAを探したりしましたw
次回はこの旅行話しは終わって推し配信視聴と感想的なやつになるかと思います。




