女の子のいる店で初めて主人公の名前が出るってよ!前編
思いの外長くなりそうなので分割します。
「いらっしゃいませ、一名様ですか?」
女の子のいる夜の店へとやって来た俺は入ってすぐに黒服の人に確認されて席へと案内して貰った。
店内は見回せば全席が見える角席へと案内された。
見た感じだとボックス席が五つとカウンター席が五つ。
料金システムを説明して貰い、とりあえず焼酎のお茶割りにした。そしてチケットを買うことによってカラオケも出来るらしい。
女の子のドリンクは一杯千円で指名料は三千円。場内と言うシステムは無い様だ。
早速女の子が隣に座るがミニスカ金髪ギャルで生足出してて凄い!
「愛梨沙です。今日はご旅行ですか?」
愛梨沙は話を続けて、この店で働いて二年近く経つ二十歳だそうだ。
「そうだね。」
やばい、普段ならもう少しましな事言うんだけど緊張で言葉が出てこない。金髪ギャルとか人生で一度も接点の無い人種で素っ気
無い対応になってしまう。
会話が弾まなさすぎて軽く地獄だな。お酒の力を借りようにも、俺はすぐ酔いの醒めるタイプで結構飲める方だし、気を張ってしまって酔える気がしない。
だめだ、この地獄空間に耐えられない!
「私も一緒にいただいて良いですか?」
ごめん!良いよって言いたいんだけど、この地獄空間から解放されたいが為に「駄目」とだけ言い放ってお酒を飲む。
愛梨沙は話をするが、金髪ギャルに対する苦手意識が加速していく。
気が付けば焼酎のボトルは1/3ほど減っていた。
時間を確認すればまだ15分しか経っていなかった。
どんだけハイペースで飲んでるんだよと内心自分に突っ込みつつ、愛梨沙は「ゆっくり楽しんでいって下さい」と言って席を立った。
店内には俺以外には、四人組とカウンターに一組だけだった。
「始めまして優子です。お隣失礼します。」
そう言って横に座ったのはふくよかな体型でお笑い担当みたいな女の子がやって来た。
「今日は旅行ですか?」
さっきと同じような話だ。そしてその後もちょっと違う話とかもあったけど、まぁ同じような流れだった。
にしてもお笑い担当なせいなか笑い方がどちらかと言うとオーバーリアクションで反応に困る。
コメント欄は文字だけだから目についたもので反応しやすいコメントに対応するけど、対面しての会話でテンションに差がありすぎるのと、人見知りもあいまってギクシャクとした雰囲気が漂う。
他のお客さんがカラオケを歌う中、優子は話を続けて俺は気の抜けた返事をしていた。
あれ?!女の子のいるお店ってもっと楽しいものじゃなかった??こんなに軽い地獄味わうってなんだ?いや、ここまで来たら楽しい旅行の思い出が薄れてしまう!
暫く優子との会話をしたが会話に成っているかは甚だ疑問だ。
文章に対して単語で返すのを会話と言うなら会話だが、俺はこれを会話とは認められない。
なのに人見知りを発動している俺はこの状況を打破できない!
会話の流れで俺の歳をを当てたらお酒を一緒に飲んでも良いかと言われたのでこの流れに乗る。
「いいよ、当てれたら乾杯しようか。」
これまでの人生で俺は何も知らない初対面の人に年を当てられたことは数えるほどしかない。
軽く酔ったのか自慢なのか不幸話なのかは良くわからない自虐をしながらも質問に答えていく。
「24歳だ!」
「違うよー」
「27歳!」
「違うなぁ」
「ヒント!干支教えてよ!」
「申年だよ。」
「えーっと、一回り上だと、、わかった!32歳だ!」
「いや、違うから!(笑)」
「えー、本当は何歳なの??」
「二十歳だよ(笑)ここまで見事にはずされると笑えてくるな。」
「えっ?!タメだったの?!落ち着いてるから年上かと思ったのに。」
「悪かったね老け顔で」
「いやごめんて!それに歳を重ねたときに若く見られるようになるって!」
そんな会話をしていればお酒を一緒に飲む話は流れた。
新しく女の子が来たがギャルやお笑い系と違い、清楚なムチムチ巨乳な娘が来た。
「失礼します。はじめまして、翼です、よろしくお願いします。」
そう言って対面に座ったのは、背は160有るか無いか位でムチッとした太股がタイトな白色ミニスカスートでより映える。
声もアニメキャラでいそうな声ってだけで心を開けそう。ホームに戻ってきた安心感があるな。
今俺の席には隣に優子、正面に翼の状態だ。俺っていつの間にハーレム主人公に片足突っ込んだ?
それにしても翼は可愛いなぁと思いながら お茶割りを飲み干した。
最低でも描きたいと思っていた翼です。
声も可愛いし、仕草も可愛い。そしてお酒が好きだけど酒焼けしない程の強い声帯。つまりそう言うことかと思った読者は裏切られますね。(未来視)




