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*患者が言うには「人生を変えた」出来事とのこと

男と精神科医の牧めぐみによる診察中の音声を文字起こししたものである。

※一部個人情報に関わる部分は伏せてある。


重篤な精神患者との診察記録なので、精神的不調を煽る表現や奇怪な主観的描写を語ることもあるが、注意すべきは彼の文言をまともに受け取ってはならないということ。

メモのデータより抜粋、一部変更

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(タイトル:)5/2 34.9444738x134.4296467 平和の煙 なき



牧先生は、私の主治医です。私は時々彼女に診察をしていただいています。


昨夜は夢の中で空を泳ぐジーパンとベルトを眺めていました。原野で寝そべることはとても気持ち良いことです。夢で血が流れないのは、普段の生活が危なげないことを意味していると先生は仰っていました。


牧先生の診察室には招き猫がニつ置いてあります。一つは手のひらに乗る程度のミニサイズで、黄色い目をしています。もう一つはそれとは対照的に、私の腰ほどまである大きさの招き猫です。後者は目が四つあるのが特徴的です。目が四つである理由について、先生曰く、今はまだ気にしなくても良いとのことです。


お前は生きていることに価値を見出しているか?

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