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搭載  作者: カイ
1/2

同じ

あんた何?

それを考えると―まあそれを考えても同じか―。

搭載 「シャープペン」


カチ

始めの弾丸の1発目が出た。


カチ

2発目


カチ

以下略で全部で12発目の最後が出た。


ん?

同じ顔の奴が沢山いるぞ?

あんた(こいつら)何?

 

ん?からは、文章でいう地の文、漫画でいうナレーションとは違う「人間」の自分だ。


まあ。ほっといたら分かるだろ。また自分とは違うナレーションに喋らせとくか。


2発目から11発目までの兄弟掛かりで最後の12発目に言った。


「お前は何もできないな」


すると1発目が言った。


「できる」


と誰かが言った。


え?

また自分に戻るが、1発目が言ったと書かれているからには1発目が言った事に限定されるということは確かだろうが、と誰かが言ったと書かれているのは、1発目がフザケて書いたか?

不敵な笑みを浮かべている点で、書いたというか、1発目がそうしたという点は高いが、それはほっとけば、分かることだ。


よし。また自分は黙っておくか。


その声の主の2発目から12発目がそのできると言った1発目の兄を見た。


「当たり前に」


ん?またさっきと同じことになってるな。当たり前にと言っているのは文章から見て、1発目だろうが。それより、その声の主って1発目なのに2発目から12発目みたいな書き方・・・。

あ。ほっとくんだった。


するとそれに2発目から11発目が言った。


「それって兄さんが仲間になってラストと2人でって事だろ?無理がある」

と言うと

それに

「1から最後まで」

と言ったのをみると

「そっちの方が長いだろ」

と言った。

「当たり前だろ?」

と。


規則的に伸びるシャープペンの芯。


「ラストだけじゃ何も出来ないのには変わりは無い」

と2から11の兄弟が言うと、

「寧ろだけじゃない方が余分だ」

と1発目が言うと

無理があるだろとそれを見ると

「最後が決めれるのは最後だけだ」

とそれに。

「1本だけじゃ無理がある」

とそれに無感情に言うと

「弾が無い方がいい。それだと同じだ」

カチと言う音が制限無く出る。


「いくらでも搭載出来るか1本だけじゃなく最後が無いと」

次から次へと1本、2本、3本とノックするごとに。


「なら寧ろ最後が邪魔だろ」

とそう笑って2から10発はもう何も見ないで歩き出すと、

それに11発目も歩き出すと、

「制限無いのは無理があるだろ」

とそう言って笑うと

1から11発目もそれに笑った。


















ならほっとくか(ほっとくと分る)

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