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チーム・イリスの事件譚  作者: 髙橋貴一
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第28話「相棒」アバン

第28話です!今回のお話は当初第18話の内容として書いていましたが、デュアルの活躍を優先して描きたいと思ったので先に延ばしていました。いつもとは一風変わった雰囲気のお話を、楽しんでいただければ幸いです

 それは、間もなく冬が来ることを予感させる、肌寒い夜のことであった。

 一組のカップルが、人気のない道を腕を組みながら歩いていた。他愛もない話で笑い合いながら、二人は幸せな時間を満喫している。

「・・・ねえ、あれ何?」

 その時、女性が目の前で光る不思議な物体に気づいた。その液状の物体は緑色に光りながら、まるで意思を持つかのように蠢いていた。

「何だあれ・・・気持ちわりい・・・」

「ねえ、別の道行こう。なんか・・・怖い・・・」

 女性が声を震わせて、男性にしがみついたその時であった。突然液状の物体が目にも止まらぬ速さで二人に迫り、その足元を包み込んだ。

「う、うわああああああああああっ!!」

「いやあああああああああああっ!!」

 悲鳴を上げる二人の体を、液状の物体は這い上がって包み込んでいく。程なく二人の体は完全に液体に覆いつくされ、地面に倒れこんでその動きを止めた。

 そして数秒後、二人の体が何度か奇妙な輝きを放った後、液体は引き潮のように二人から離れていった。だが二人の体は跡形もなく消滅し、その場には彼らが着ていた衣服や所持品だけが抜け殻のように残されるのみであった。

 二人を消滅させた液体は不気味な輝きを放ちながら、やがて一人の黒づくめの男が持つカプセルの中に入っていった。完全に液体がカプセルの中に納まると、男はカプセルの蓋をきつく閉めた。

「実験は成功だ・・・これで、俺の目的も果たされる・・・・・・」

 誰に言うともなく呟くと、男は闇の中に消えていった。この瞬間こそ、誠人達の新たな戦いの始まりであった。

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― 新着の感想 ―
[一言] 服だけ溶かすスライム 全部溶かすスライム 肉体だけ溶かすスライム 色々あるけど、みんな良い
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