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チーム・イリスの事件譚  作者: 髙橋貴一
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第23話「美の狩人」アバン

第23話です!今回はちょっとした箸休めの回であると同時に、新たな展開への布石ともなっています

 アメリカ、ニューヨーク州。マスクとサングラスで顔を隠した一人の女性が、人目を避けるように家路についていた。

「あ・・・おい、来たぞ」

 女性が通り過ぎた車に乗っていた二人組の男が、さっそく手にしていたカメラを女性の方へ向ける。すると女性はそれに気づいたのか、サングラスを取って軽く男達に微笑みかけ、住まいである豪華な一軒家に入っていった。

「・・・ハイエナどもが。人の私生活追いかけ回して何が楽しいってのよ」

 マスクとサングラスを投げ捨て、女性が美しい顔を怒りに歪めながら吐き捨てる。彼女の部屋には豪華な家具が所狭しと置かれており、チェストの上にはいくつものトロフィーや、華やかな衣装を纏った彼女の写真が飾られている。

「アナベル・ラドクリフ。この星の人気女優だな」

 自分以外誰もいないはずの部屋に響いた声に、女はぎょっとして振り向いた。するとそこには古代の民族衣装の仮面のような顔をした異形の人物が一人、いつの間にか部屋のソファに腰掛けていた。

「だ・・・誰あんた!?」

「ふふふ・・・喜べ。お前は私のコレクションに選ばれた」

 謎の男は一切動かない顔でそう言うと、女に向けて不思議な形の銃を向けた。恐怖の表情で後ずさる女に、男は手にした銃を突き付けて迫る。

「ノー・・・ノー・・・ノオオオオオオオオッ!!」



「ふははは・・・素晴らしい。私の美しいコレクションが、また一つ増えた」

 その夜。月明かりに照らされる一室で、謎の男が部屋中に置かれた無数の石像を見て呟いた。

 愉悦そうに男が眺める石像は、全て美しい女性をかたどったものであった。彼は新たに増えた一体の石像のあごに、そっと自らの手を置いた。

「これで7人目・・・この星でコレクションに加えるべき女性は、あと3人か・・・」

 男が手で触れている石像。それは彼が数時間前襲撃した、アナベルという女性に酷似した物であった。

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