第1話「出逢い」後編
アバン、前半からの続きとなっております。
一時間後。誠人はいつものように、夕食の支度を始めていた。だが今回は一人分ではなく、ミナミとレイの分も併せて作っていた。
「感激です!誠人さんが手料理振舞ってくださるなんて!」
「まあ、助けてもらった恩は、返さないと。・・・ねえ、一つ聞きたいんだけど」
「はい!何でもドドーンとお聞きください!」
つい先ほどまで気絶していた割にはテンションが高いミナミに少し辟易しながら、誠人は彼女に問いかけた。
「君達、いつまでうちにいるつもり?それさえ分かっておけば、ご飯とか部屋の用意もできるからさ」
「うーん、そうですねぇ・・・・・・まあ、最低でも一年は」
「い、一年!?」
長くてもせいぜい一週間か二週間くらいだろうと思っていた誠人は、ミナミの返答に素っ頓狂な叫び声を上げた。
「βは事の重大性を理解していない。ユナイト持ちのヒューマノイドを狙っている犯罪者や組織は、最低でも数百は存在する。私達銀河警察が把握できているだけでもね」
「それに加えて、私達が把握できていない犯罪者やその予備軍も含めると、ユナイトを狙う奴らはうじゃうじゃしてるんです。ですから、最低でも一年は私達が護衛して、誠人さんに手を出すだけ損、と連中に思わせないと」
「それはありがたいけど、ちょっと待ってくれよ。一年って・・・・・・そんなに君達二人を居候させられるほど、うちは裕福じゃないよ」
「それに関してはすでに調査済み」
そう無機質な声で言うと、レイは左手のブレスレットを操作して一人の女性のプロフィールを映し出した。それは、誠人もよく知る女性のものであった。
「βの母親虹崎茜、冒険家として多数のメディアに出演、発行した書籍の数は21冊。去年一年間のメディアの出演料、そして書籍の印税を勘案すると、私達二人を一年間居候させたとしても、その貯蓄に然したるダメージはないと考えられる」
「母さんのことまで調べたのか・・・・・・ちょっと、外出てきていい?」
眉間に手を当てながら、誠人がミナミに問いかけた。
「え?急にどこ行くんですか?」
「外の空気吸ってくる。色々と頭の中も、整理したいし・・・」
「それでしたら、私も。いついかなる時でも警護を怠らないのが、銀河警察としての務めですし・・・」
「いや、悪いけど一人にしてくれない?・・・ちょっと、一人になりたいんだ」
「あ、誠人さ・・・」
ミナミの制止を無視するように、誠人は玄関のドアを閉めた。夕日に染まる住宅街を歩きながら、彼はわずか数時間の間に身に降りかかった出来事を思い返していた。
(ロボットに、銀河警察に、ユナイト・・・・・・それだけでもいっぱいいっぱいなのに、うちに一年も住むなんて・・・!)
大真面目にそう言ったミナミとレイの顔を思い出し、誠人は心の中で思わずうめいた。レイは母の収入なら、一年住んだところで何の問題もないと言った。だが、それだけですべてが解決するわけではない。母にこの摩訶不思議な出来事を、どう説明すればいいのか。そう考えただけで、誠人の思考回路は停止しそうになっていた。
(駄目だ・・・やっぱり、あの二人には出てってもらわないと。そうしなきゃ、僕は・・・)
「よお。ユナイト持ちの坊や」
その時、誠人の思考を遮るように、男の声が投げかけられた。我に返った誠人が見たのは、目の前に立ちはだかる獣と人が合体したかのような宇宙人と、その頭上に浮遊するドローンの姿であった。
「あ・・・あ・・・!」
「まさか一人でぶらぶら出歩いてくれるたぁ、俺もついてるぜ。銀河警察の護衛もないてめえを捕まえるなんざ、朝飯前だからな!」
宇宙人がぱちりと指を鳴らすと、頭上のドローンから光が地面に降り注ぎ、その光の中から無数のロボット兵士が姿を見せた。
「あれは、さっきの・・・!」
「あれが全部、と思ってたわけじゃねえよな?こんだけのソルジャーロイドがあれば、どう間違ったっててめえを逃がすことなんざありえねえ。さあ・・・覚悟決めろ、坊主!」
虎にも熊にも見える顔の宇宙人が、手にした剣を勢いよく誠人に向けてかざす。すると彼の配下であるロボット兵士・ソルジャーロイド達が、一斉に銃を手に誠人に襲い掛かってきた。
「う・・・うわああああああああっ!!」
踵を返して逃げようとした誠人だったが、蹴躓いて呆気なく地面に倒れこむ。ソルジャーロイド達がそれを見逃すはずもなく、あっという間に誠人は追い詰められた。
「言ったろ?てめえの命運はここまでだ」
(くっ・・・今度こそ、終わり、なのか・・・?)
銃を手に徐々に迫りくるソルジャーロイドの群れに、誠人は目を固くつぶった。と、その時――
「誠人さん!」
聞き覚えのある声が響いたかと思うと、黄色い光線が飛んできて誠人のすぐ近くのソルジャーロイド達に命中し、破壊した。声のした方へ振り返ると、こちらに向けて左腕を突き出しながら駆け寄ってくる、ミナミとレイの姿が見えた。
「ミナミ・・・レイさん・・・!」
「チッ、銀河警察・・・!」
誠人のもとに駆け寄ったミナミ達の姿を見て、宇宙人が吐き捨てるように声を上げた。
「やはりあんたでしたね、ガルバー星人・バリィ。DOE社のソルジャーロイドをあれだけ持ってるユナイトハンターは、あんたくらいしかいない・・・!」
「チッ、もう目つけられてたってことか・・・しゃあねえ、な!」
そう言うが早いか、宇宙人・バリィは手にした剣を勢い良く振り払い、そこから衝撃波を飛ばしてミナミ達を攻撃した。その一撃に二人は吹き飛ばされ、誠人と距離が離れてしまった。
「ミナミ!レイさん!」
「今だ!奴らとこのガキを分断しろ!」
バリィの指示でソルジャーロイドの大軍が二手に分かれ、誠人とミナミ達の分断を図る。なんとか誠人を救出しようとするミナミ達だったが、ソルジャーロイドの厚い壁に阻まれる。
「数が多すぎる・・・これじゃβに辿り着けない・・・!」
「なら・・・残る手段はもう一つです・・・!」
ミナミは近寄ってきたソルジャーロイドの一体を蹴飛ばすと、懐からベルトのバックルのような物を取り出した。
「ミナミ、それは・・・!」
「誠人さん、これを腰につけて!」」
ミナミはレイの制止を無視し、誠人に向かってバックルを投げつけた。それをなんとかキャッチした誠人は、ミナミの言葉に従ってそれを腰に当てた。
「おお・・・!」
バックルを腰に当てた瞬間、自動的にベルトが伸びて誠人の腰に固定された。それを見て、バリィが怪訝そうな声を上げる。
「何だありゃ?」
「バックルのボタンを押して、ホルダーのカードをスキャンしてください!」
「ホルダー?・・・あ、これか・・・」
ミナミの声を受け、誠人はベルトの右側にセットされたホルダーを開き、一枚の灰色のカードを取り出した。カードには摩訶不思議な言語が並んでいたが、唯一『BLANK』という英単語だけは読み取れた。
「えっと・・・ボタンを押して、カードをスキャン、と・・・」
バックルの右下にある赤いボタンを押した瞬間、待機音声のような物がバックルから鳴り響いた。誠人はミナミの指示に従い、手にしたカードをバックルの中央にスキャンした。
『Read Complete』
次の瞬間、バックルから電子音声が発せられ、誠人の体をグレーの戦闘スーツが包み込んだ。
「え・・・ええええええええええええええっ!?」
テレビ番組か映画に出てくるヒーローのような姿になった自分に、誠人は絶叫を上げた。それを見たバリィも、驚きの声を上げる。
「な・・・何だ、あれは・・・?」
「その戦闘スーツで、自分の身を守ってください!」
「み、身を守れって・・・うわああああああああっ!」
動揺する誠に一切容赦することなく、ソルジャーロイドが再び襲い掛かってきた。その攻撃が戦闘スーツに当たるたびに、誠人の体に衝撃が走る。
「うわっ!いてて・・・」
「うう・・・やっぱり、素人の誠人さんにはあれが限界ですか・・・なら・・・!」
ミナミは服のポケットから、誠人が使用した物と同じブランクカードを取り出し、左腕のブレスレットにかざした。
『Authentication start、please wait a moment.』
「ミナミ、あなたまさか・・・」
目の前のソルジャーロイドを倒したレイが、ミナミに向けて少し感情的な声を放った。
「口挟まないでください。誠人さんを守るには、これしかないんです・・・!」
ソルジャーロイドやバリィに襲われる誠人を歯がゆそうに見つめながら、ミナミはその時を待った。そしてついに、待ち望んだ瞬間が訪れる。
『Authentication complete.Allow combat as “Iris”.』
ブレスレットから音声が鳴り響いた瞬間、ミナミの手の中のブランクカードは黒い背景に大地のイラストが走ったカードに変わった。『BLANK』と記載されていた部分は、『GROUND』の文字に変わっている。
「よっしゃ!これで戦える!」
「あ、ミナミ・・・!」
三度レイの制止を振り切り、ミナミはブレスレットから光弾を放ちながら誠人に駆け寄った。光弾は誠人を捕らえようとしていたソルジャーロイド達に命中し、その体を破壊する。
「ミ、ミナミ・・・?」
「お待たせしました、誠人さん。ここからは、私も一緒に戦います!」
そう言うと、ミナミはへたり込む誠人に『GROUND』のカードを手渡した。
「さっきと同じやり方で、このカードをスキャンしてください!」
「え・・・?う、うん・・・」
誠人はカードを受け取って立ち上がると、バックルのボタンを押して待機音声を鳴らし、受け取ったカードをバックルにスキャンさせた。
『Read Complete』
再びバックルから電子音声が鳴り響いた、次の瞬間。なんとミナミの体が一瞬眩く輝き、その体が黒い鎧へと変化した。
「え・・・ええええええええええええええええっ!?」
驚く誠人の目の前で、ミナミが変化した鎧が誠人の戦闘スーツの上から装着された。無機質だった頭部ヘルメットに、赤い二つの複眼が輝く。
『震える大地!グランドアーマー!』
力強い電子音声が鳴り響くと同時に、鎧は強化スーツの上に完全に装着された。装着の完了を示すように、赤い複眼が一瞬輝く。
「ど・・・どうなってるんだ、これ・・・?」
『ふう、合体完了です!誠人さん、少し体の主導権、借りますよ!』
誠人の頭の中にミナミの声が響き、それと連動しているかのように複眼が点滅した。すると次の瞬間、誠人が何もしていないというのに、その右手が勝手にバリィを指さした。
『ガルバー星人バリィ、13の星においての誘拐及び、違法な人身売買の罪で、あんたにはレッドレベルの指名手配がかかっています。・・・一度しか警告しません、今すぐ武器を捨てて投降しなさい!』
「はっ、ふざけんな!ユナイト持ちは高く売れるんだ、人の商売邪魔すんじゃねえ!」
バリィが剣を突き付けると、まだ残っていたソルジャーロイドが一斉に誠人の前に立ち塞がった。
『ふぅ・・・警告は無視されましたか。仕方ありませんね、実力行使です』
「待て待て!実力行使って・・・一体、何をするんだ?」
『心配はご無用です、誠人さん。私の・・・いいえ、“イリス”のデビュー戦を負けにはしません!』
「イリス・・・?」
「やれ!」
誠人が疑問の声を上げると同時に、バリィがソルジャーロイド達に攻撃を命じた。それを見て驚きの声を上げようとした誠人だったが、それよりも早くミナミの声が響いた。
『プラモデラッシャー!』
ミナミが叫ぶと、腰のバックルから巨大なプラモデルのような物が現れた。誠人の右腕が再び勝手に伸びると同時に、一瞬で各パーツが自動的に合体し、一本の剣になって誠人の右手に収まった。
『さあ行きますよ!ついて来てください、誠人さん!』
「え?・・・うわあああああああああああああっ!?」
次の瞬間、誠人はものすごい力に引っ張られるような、不思議な感覚を体験した。強化スーツを纏った彼の体はソルジャーロイド達に向かって駆けだし、手にした剣を勢いよく振り下ろしていた。
『はっ!おりゃあっ!おらおらああああああっ!!』
脳内にミナミの声が響くと同時に、剣を持つ誠人の腕が意思に反して振り下ろされ、その先にいたソルジャーロイド達を切り裂いていく。ここに来てようやく、誠人は先ほどのミナミの言葉の真意が分かった。
(体の主導権を借りるって、こういうことだったんだ・・・!)
今この体は、鎧となったミナミが動かしている。そう悟ると同時に、目の前にいたソルジャーロイド達は全て剣のさびとなって爆発した。
「チッ・・・この野郎!!」
逆上したバリィが剣を振り上げながら、誠人に襲い掛かってくる。だがミナミは誠人の体を操って巧みな剣さばきでその攻撃を受け流し、逆に相手の隙をついて猛烈な連撃をお見舞いした。
『はあっ!』
「うぉあああああああああああっ!!」
繰り出された剣の一撃を受け、バリィの体は吹き飛んだ。ミナミは誠人の手で剣を握り直すと、倒れこむバリィに言い放った。
『手配レベルレッドの意味、十分分かっていますよね?・・・投降を拒否してさらなる犯行を重ねた、もしくはその恐れがある場合は、抹殺が許可されていることを・・・!』
「くっ・・・ほざけええええええええええええっ!!」
グロッキーな状態ながらもバリィは立ち上がり、最後のあがきとばかりに剣を手に走り出した。
『そうですか。なら、こっちもこっちの仕事をするまで・・・!』
ミナミは剣を投げ捨てると、バックル下部のボタンを押した。待機音声が鳴り響く中、彼女は誠人の手を操り、ホルダーから『FINISH』と刻まれたカードを取り出してバックルにスキャンした。
『Read Complete.Be prepared for maximum impact.』
バックルから電子音声が響いた瞬間、強化スーツに包まれた誠人の両足が、地面からエネルギーを吸い上げ始めた。充填されたエネルギーが両足を黄色く輝かせ、それが最大までたまるとミナミは再度バックルのボタンを押した。
『グランドフィニッシュ!』
『さあ、跳びますよ誠人さん!』
「と、跳ぶって・・・うわああああああああっ!?」
誠人が問いかけた次の瞬間、彼の両足は勢いよく地面を蹴り、天高くジャンプしていた。そしてこちらに駆け寄ってくるバリィに向け、大地のエネルギーが満ちた右足を勢いよく突き出す。
『おりゃああああああああああああっ!!』
空気を割くようなミナミの叫びと共に、強烈な飛び蹴りがバリィの胸に直撃した。その一撃はバリィを大きく吹き飛ばし、その体を地面に叩きつけた。
「うっ・・・ぐっ・・・うわあああああああああああああああああっ!!」
断末魔の叫びを上げながら、バリィの体は大爆発を起こした。燃え盛る炎を見つめながら、ミナミが安堵したようにため息をつく。
『ふぅ。これで、一件落着です』
ミナミは誠人の手を操ってバックルを腰から外し、それと同時に彼の体を覆っていた強化スーツが消えて誠人本来の姿に戻った。スーツと合体していた黒い鎧も分離し、元のミナミの姿に戻る。
「今の・・・一体、何だったんだ・・・?」
「あれが、誠人さんの持つユナイトの力なんです。そのバックルを使うことで、誠人さんは他の知的生命体を自身に融合させ、戦うことができます。銀河警察が生み出した最強の戦士、“イリス”として」
「イリス・・・それが、僕の戦う姿・・・・・・?」
手の中のバックルを見つめながら、誠人は混乱する頭で呟いた。難しいことは何もわからなかったが、バックルから何かとんでもない力が伝わってくるような、そんな感覚を彼は覚えていた。
☆☆☆
翌朝。起床した誠人の耳に、庭の方から何やら水音のような物が飛び込んできた。
「ん?・・・うわああああああああああああああああああっ!」
庭に赴いた誠人は、そこで目にした光景に素っ頓狂な叫びを上げた。そこではレイが全裸になり、バケツ一杯の水を頭からかぶっていた。
「ああ、おはよう、β」
「お・・・おはよう、ございます・・・・・・」
レイは裸体を見られていることなど意に介さず、誠人の母が園芸用に庭に設置した水道から、再び水をバケツに入れ始めた。
「驚かせたならごめん。これ、私の朝のルーティーン」
「そ、そうなんだ・・・・・・でも、できたらシャワーでやってほしい、かな・・・・・・」
レイから視線を背けると、誠人は恥ずかしさを紛らわせるように問いかけた。
「ところで、ミナミは?まだ、寝てるんですか?」
「ううん、私より早く起きて、10分くらい前にどこかに行った。『手続き』がどうとかって言ってたけど・・・」
「はあ・・・そう、ですか・・・」
結局そのまま、朝食の時間になっても、誠人が登校する時間になっても、ミナミは戻ってこなかった。レイに留守番を任せると、誠人は疑問が解けず悶々とした頭で学校に向かう。
「おはよう、星南」
「ああ、おはよう。・・・聞いたかい虹崎君、今日うちのクラスに、転校生が来るんだって」
校門の前で出会うなり、星南が思いがけない言葉を誠人にかけた。
「転校生・・・?何か、随分急な話だな」
「何でも、昨日急遽決まったそうだよ。一体、どんな人が来るのやら・・・」
そんな話をしながら教室に入り、程なく朝のホームルームが始まった。
「ええ、知ってる人もいるかとは思いますが・・・今日からこのクラスで一緒に勉強する、新しい仲間を紹介します。・・・入って」
担任の神奈子の声を合図に、『転校生』が教室に入る。その姿を見た瞬間、誠人は魂が飛び出るかと思うほど仰天した。
「え・・・ええええええええええええええええええっ!?」
クラスの全員が振り向くほど、思わず大きな声を上げた誠人。それもそのはず、なんと『転校生』の正体は、朝から姿が見えなかったミナミであった。
「アメリカからやってまいりました、ミナミ・ガイアと申します。皆さん、一年間よろしくお願いします!」
神宮学園の制服に身を包んだミナミが、クラスの生徒達に頭を下げながら誠人にウィンクした。一人動揺する誠人に、近くの席の柚音が問いかける。
「何?誠ちゃん、知り合いなの?」
「え?・・・まあ、ちょっと・・・」
「じゃあ、席は虹崎君の隣で。虹崎君、仲良くしてあげてね」
「え!?僕の隣!?」
狼狽する誠人をよそに、ミナミは彼の隣の席に腰掛けた。そして彼の耳に、どこか嬉しそうな声でそっと囁きかける。
「というわけで、こっちでもお願いしますね、誠人さん♪」
突如として一人の少年に訪れた、予測不能な展開の日々。だがそれは、これから彼が経験する熾烈な戦いの連続の、ほんの始まりに過ぎなかった。
いかがでしたでしょうか。
アバン、前編と合わせてご覧いただければお分かりかと思いますが、完全に仮〇ライダーみたいな作品を書きたいという思いが高じて、このような作品を執筆いたしました。
連載はまだまだ続きますので、もしよろしければ今後もお付き合いいただければ幸いでございます。
皆様のご意見やご感想もお待ちしております。