永遠の英雄歌
プロローグ 紅蓮の使者
数多の未知やまだ誰も目にすることの無い景色が広がり、美しい世界とは裏腹に人類のすぐ近くには多くのモンスターの牙がすぐ隣合わせの中で人々は暮らしていた。
古の時代に繁栄を迎え、傲慢な皇帝が大陸全土を領土にする寸前の事、世界を一定以上荒らす者を滅ぼす禁忌の黒龍が一夜にして大陸に住む400万の人々と共に皇国は灰へと姿を変えた。
黒龍は全てを滅ぼし、SS級の力を持つもの以外を即死させる程の魔力を大地に放ったことにより大地には手付かずの貴重な鉱物や植物が多く残る地である。
そして皇国が滅んで700年の時が経ち、全ては物語として伝えられてきた。
大陸にある亡国は禁足地としては誰も足を踏み入れることができない、いやしない大地がある、足を踏み入れるためにはアザメル大陸にある王国、帝国、評議国の3カ国の王の許可をとり世界が認めるSS級冒険者のみが多くの制約に縛られたうえで、足を踏み入れることが出来る大地。
そんな国を海を挟んだアザメル大陸にあるヴァイゼリート王国の大通りでは、平均的な男が数十人が並んで歩けるほどの広さがありそんな大通りを多くの人々が行き来する中を漆黒の髪も、黄金色の瞳、深紅のマントを羽織りその下には華やかで一種の芸術品のような鎧に身を包んだ男は人々の中を足を止めるこなく歩みを進める、そんな男があしを止めた場所は王国でBランク以上の者のみが集まる冒険者ギルドであり、この男こそが未だ世界に5人しか居ない個で国を壊滅せしめる力を持つSS級冒険者の一柱の『紅蓮』である。
冒険者ギルドは国が多額の支援を行っていることもあり、誰が見ても場違いだと思える外見の建物であり、
「おいおい珍しいやつが来たな、久しぶりだな紅蓮!」
「……相変わらずうるさいやつだ」
声をかけてきたのは元冒険者でS級の頂点であり、SS級に片足を踏み入れたとされ、王国の強者の1人である。今はAランク以上の昇進の許可を出せる冒険者ギルド王国支部長のミストガルである。
「珍しく顔を出したと思えば、相変わらずだな、今日は何しに来た?」
「大陸の中央に広がる秘境から進出してきたスケルトンドラゴンの討伐報酬を受け取りに来た」
「マジで言ってんのかよ、スケルトンドラゴンは魔法に対する耐性が高く物理攻撃にも耐性がある冒険者泣かせのSS級のモンスターじゃねえか!?」
SS級モンスターはSS級冒険者がSランク冒険者5人とチームを組んでやっとと言った強さを持つ。
「あぁ…まあいいこれが証拠のスケルトンドラゴンの核だ。ここにいるみんなで呑み代にでもしてくれ」
まじか!さすが紅蓮!ss級の鏡!ありがとよ紅蓮!
「いいのかよ紅蓮せっかくの特級クエストの報酬なのに」
「構わないさこれからも俺の邪魔とこれからも特級クエストを優先で俺に回してくれれば」
金の入った袋を置いてフィンリルは踵を返してギルドを去った。フィンリルは身分を隠し名も名乗らないが30年前の黒き雷と紅蓮の炎が天より降り注ぎ国ひとつが瞬きひとつのうちに消え去る魔法を使い緑神竜を討伐し、地形が大きく変わり地図を書き換える必要があるほどの火力を出し、昼だと言うのにアザメル大陸のどこにいても分かる程空を紅蓮に染めるという偉業によりSS級の一柱として、無名の冒険者が世界から認められ、いつしか『紅蓮の使者』と呼ばれるようになっていた。
紅蓮の使者
フィンリル・ヴァイゼリート
武器
プラチナムソード魔法付与、聖銀の短剣、魔導書武器、スタッフ
魔法
古代魔法、古魔法、現代魔法、体力増強V、心眼lV、肉体強化、魔力強化ll、エンチャント付与、結界lll、多重結界ll、空間魔法、重力魔法
古代魔法の最高位魔法
深淵を覗き、天地を揺らし、太古より恐れる、紅蓮の炎に基づき、灰燼にきするもの、天変地異に変わり、世界に罰を与えるものが命ずる『迅雷炎火』
称号
龍殺し、大地の覇者
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