なんてったって創作!
パングラタンにバーガー、サンドイッチにラスク等等、
パンを使った料理が並ぶ。
それからアヒージョやスープ等のパンを添えて楽しめる料理もあった。
パンと一緒に売り出したらいいわよと母が教えながら作ったらしい。
腹が満たされると急に眠気が襲ってくる。
街の灯りは煌々としているがもう深夜と言っていい頃だろう。
「それじゃあ俺らはそろそろお暇します。
これからもお店のお手伝い頑張るんだぞ。」
そう話しかけ兄妹の頭をグリグリ撫でる。
「おじちゃん!本当にありがとうね!」
「ねー、また来てくれる?」
「また来るよ。約束だ!」
兄妹と指切りする。
ゆびきりげんまんー
と指切りしていると、店の奥から見知らぬ男の人がパン屋の母親と一緒に出て来た。
はて、誰だろう?あんな人いたっけな?
なんて思っていると男は俺達に向かって深々と頭を下げた。
「今日は本当にありがとうございました。
こんなによくして頂き…私の怪我まで治してくださり、
感謝してもしきれません。」
あ、パン屋のご主人ね。
母かな?ライムに治してもらったんだろう。
怪我が治ってよかった。
これでまたすぐに働けるだろう。
兄妹も嬉しそうに父親にしがみついている。
「それと、こちらを…」
そう言ってずしりと重たい袋を俺達に渡す。
「これは…?」
中を覗くと…お金!
ぎっちりとお金の詰まった袋が5袋。
今日の売り上げのほとんどではないか?
「本来のパン代だけ頂きました。
皆様でお分けください。
揚げパンのパン以外の材料はナナ様達に頂いたものですし、
店の手伝いまでして頂きましたので。
皆様のおかげでいつもの何倍も売り上げることができました。
ありがとうございます。」
ずしりと重たいお金の詰まった袋…夢がある。
しかし…材料なんてドロップさせたものだから材料費ゼロだし、
もともと御節介で手伝い始めたからお金を貰おうなんて考えてなかったしなー。
ライナー達騎士は受け取らなかった。
「困っている市民を助けるのが騎士の務めですから!」
だって!かっこいー!(ヒューヒュー!
俺達は騎士じゃないけど…
母兄妹と顔を見合わせ頷き合う。
「折角ですけどお返しします。
俺達が御節介で始めたことですから。
親思いの優しい兄妹の為に使ってやってください。」
そう言って袋を返した。
俺達は別にお金がなくたって食うには困らないしね。
偽善だろうがいいじゃないか。
でもそれじゃあ…といいかけるパン屋の夫妻に
「また来ますから!
その時にまた美味しいパン、ご馳走してくださいね!」
そう言って帰路につく。
綺麗事だっていいじゃないか。
ご都合主義ばんざーいっ!
…
……
………
本当は一袋くらい貰ってもいいかな、なんて思ったのは秘密だ。
だってこの街面白いものが沢山売ってるんだもの!
next mission→お小遣いを稼ごう!で決まりだな!
注)これはフィクションです。
実際の労働にはきちんとした対価を支払いましょう_:(´ཀ`」 ∠):
もはや給料はドロップと民からの感謝の品々と思えば!?
ご都合主義ですから。




