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王道をすすめ!〜召喚されて目が覚めたら既に魔王は倒された後でした〜(仮)  作者: 金平糖
2.お城のパーティに行きましょう
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ヒゲもさおっさんの力作

「よくぞここまでいらっしゃいました。

どうですかな?

儂の力作、エレベーターの乗り心地は!」

鼻息荒くランドンさんが尋ねる。


「な、なかなか凄かったです。」

その応えに満足なのか

「そうでしょう!そうでしょう!

我が砦の技術の結晶ですからな!

歯車ひとつ取っても最高の出来のものを集め…モニャモニャ」


唐突にランドンさんのエレベーター愛が炸裂し始めた。

急な展開に一同ほけーっとしていると、

オリビアさんがツカツカと意気揚々と話すランドンさんに近寄り…

ぐわしっとその顔に茂るヒゲを引っ張り上げる。


「いててててっ!オリビア何をするんじゃい!」


「見なさい!皆様唖然としているではありませんか!

だから私はここに来るのにエレベーターを使う事に反対だったのです!」


なにやら言い争いが始まったぞ。

言い争いというか…ランドンさんがオリビアさんに叱られていると言った方が正しいかもしれない。


「あ、あの…ランドンさんはどうやってここに?」

意を決してオリビアさんのお説教に割り込む。


俺たちがいたことを思い出したオリビアさんは咳払いをひとつ。

「これはお見苦しいところを…申し訳ありません。」

そう言うと部屋の隅に移動して俺たちの入ってきた扉とは違う扉を開ける。


窓もなにもない小部屋がひとつ。

床にはなにやら大きな魔法陣が描かれている。


「本来はこちらの転移魔法陣で砦の入り口からこの部屋まで移動できたのですが、

ランドンたっての希望でエレベーターで案内させていただきました。

ランドンのわがままに付き合っていただき、ありがとうございます。」

そう言ってオリビアさんは頭を下げた。


「転移魔法陣っ!!!」

エレベーターよりそっちのほうが何百倍もすごいんですけど!

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