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骨折り損のくたびれもうけ?

呆気にとられているうちに兄が今まで俺が入っていたであろう液体?にみるみる包まれていく。


「え…あ…?」

状況が飲み込めなでいると後ろから肩を叩かれる。

ギョッとしながら振り返るとそこにはさっき俺が突き飛ばした騎士さんが立っていた。

名前をライリー=クウォーツ。

俺と同い年の26才独身(婚約者有)。

死亡フラグ立てマンだ。


「さっきはありがとな。アキラのおかげで助かったよ。」


ライリーとは同い年で妙に波長が合うのか、ここにくる長い道のりで大分仲良くなり、お互い名前で呼び合う仲にまで発展した。


婚約者の肖像画を見せられ幸せそうに

「俺、今回の任務が終わったら結婚するんだ。」

なんて言われたら心配になるのもやむなしだろう。

(それは死亡フラグと言うものでは…)


探索の道のりは魔物に合うこともなく、

思っていたよりも安全なものだったのでまさかとは思ったが…

警戒していてよかった。

俺が思いっきり突き飛ばしたせいで服が少し汚れたようだが目立った怪我はなさそうだった。


ライリーの無事が確認出来て一安心するとまた兄が心配になってくる。


「ライリー、これは一体なんなんだ?

兄さんが入っちゃったけど大丈夫なのか?」

兄さんin液体?を指差してそう聞くとライリーは困ったように笑った。


(ん…?この反応はなんなんだ?)


ライリーが答えあぐねていると後ろからウィリアム先生が出てきて教えてくれた。


「これはヒーリングスライムですよ。」


(………………ヒーリング……スライム?

…ヒーリング?)


そういえばこれまでの道のりで作ったかすり傷が見事に消えている。

それどころかお肌はツルツル、髪はツヤツヤ。

足の痛みも疲労感も全くなくなっていた。


(これはもしかしなくても…)


「……余計なことをしちゃったみたいだな…。

突き飛ばして悪かったな、ライリー。」


しょぼんとしながらライリーに謝る。

怪我はなかったとはいえ結構な勢いで突き飛ばしてしまったから…


「そんなことないぜ!

落ちてきたのがヒーリングスライムだったからよかったものの、そうじゃなかったら俺死んでたからな!

それに俺を助けようとしてくれた気持ちがなによりも嬉しかったぜ!

だから助けてくれてありがとう、だ!」


ライリーはニッと笑ってみせる。

(おぉ、心の友よ!)

やっぱりライリーはいいやつだな。

(´・ω・`)

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