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ある日、森の中

他の属性の魔法も試す。

やはり兄と父ほどの威力はないがしっかりと使えて一安心する。


(これで魔物に遭遇してもある程度は対抗出来るだろう…多分ね。)


「お待たせしました!これで一通り試せました。」


後ろで待っていた面々に駆け寄る。

騎士さんたちは何やらとても驚いたような顔をしていた。

(なんだろう?)


「おい、お前らシャキっとしろ!

…アキラ様、すみません。

何分全属性を使いこなす人を初めて見たものですから…。

2属性を持つ者ですらそういませんからね。」


(そうだったのか。

いろんな魔法を試せてラッキーぐらいにしか思ってなかったけど、そんなに稀なことだったのか。

いい異世界特典を貰えたもんだ。)


どことなく特別感があって体がムズムズする。


「おいアキー!ちょっとここに火をつけてくれよー!

ずっと歩き詰めだったから少し休憩しようぜー!

おやつタイムだ!」

枝を集めてやかんを用意していた兄が言う。

お茶を沸かすようだ。


(…全属性使えるから便利だってこき使われることは…ないよな?

ないと信じたい…

うーん。我が自由な家族たちだからな…)


頭の隅にちらと不安がよぎった。


「おい早くー!」

「はいはい!今行くから!」


兄に急かされその考えもどこかに吹き飛んでしまった。


…………


「おぉ!これは美味しいですね!

なんという食べ物なのですか?」


持ってきたお菓子は騎士さんたちに大好評だった。

そんなに喜んでもらえるとは…

後で分けてあげることにしよう。

子供がいる騎士さんにはいいお土産になるだろう。


「さて、と…」

ようやく探索の開始である。

少しのんびりしすぎたかなと思ったが概ね予定通りだそうだ。

この世界初心者の俺たちに合わせてくれているのだろう。

ありがたやー。


草が鬱蒼と生い茂る森のうす暗い獣道をザクザクと踏みしめながら進む。

手入れなどされていない道は進むだけで葉や枝で肌に傷を作った。

お風呂に入ると地味に痛いやつ。


ウィリアム先生と騎士さんたちは俺たちを守るように前後に挟んで歩いてくれている。


探索の成果は上々であった。


見たことのない実をつける木、様々な鉱物を豊富に含んだ洞窟、清らかな流れを持つ川など…

様々なものを見つけることが出来た。

俺は珍しいものがあれば次から次へと採取した。

家にいる家族への土産になるだろう。


極め付けはこの場所…

うす暗い森の中では異質と言っていいほど美しい光景が目の前に広がっていた。

新しい靴を履いたら靴づれを作ってしまいました。

お風呂で沁みて死ぬかと思いました。

なんであーゆうちょっとした傷って見た目より痛いんでしょうね?

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