表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/65

八雲家の優雅な朝食タイム

マオを白猫のぬいぐるみから黒猫のぬいぐるみに変更しました。

目が覚める。

辺りは静まり返っていて外もまだ薄暗い。

時計をみるとまだ5時だった。


(まだ5時か…しかし久しぶりによく眠ったなー。

寝すぎて少しだるいかな。)


固まった体を解しながら身支度を整えリビングへと向かう。

途中姉と妹の部屋の前を通ったがドアの隙間から明かりが漏れていた。

(二人とも完徹か…)


リビングに入るとなんだか美味しい匂いがした。

母が朝ごはんの支度をしていた。

「アキちゃんおはよー。もうごはん食べる?」


「うーん、まだいいかな。皆が起きてきたら一緒に食べるよ。」

そう言ってコーヒーを用意する。


ゴリゴリゴリゴリ…

コーヒー豆を挽いて粉にする。

ドリッパーをセットしてコポコポお湯を注いでいく。

コーヒーがトポトポとマグカップに落ちていく。

香しい匂いが部屋中に広がった。


「ついでだし母さんもコーヒー飲む?」

気まぐれにそう聞くと母は嬉しそうに頷いた。

またゴリゴリと豆を挽き始める。

なんて穏やかな朝なんだろう。


コーヒーを持ちリビングのソファーに座る。

昨夜読みかけた本の続きを読み始める。


(最低でもライフラインは整えないといけないよな。

電気、ガス、水道…

…でもマジックアイテムっていう便利な道具があるからな。

それらが普及していれば整備なんて必要ないかもしれないし…。

いずれにしても王都の様子を見てからか…)


そんな事を考えていると続々とリビングに家族が集まりだした。

お腹も空いてきたし、ちょうど朝ごはんの支度も終わったようだ。


「「「いただきます。」」」


今日の朝ごはんは和食だ。

塩鮭さいこーっ!!!

ご飯が進むぜっ!


今朝は久しぶりに全員揃っての朝食である。

それぞれ生活のリズムが違うからなかなか揃い難いのだ。


「「「ごちそうさまでした。」」」


ふぅ…朝からガッツリ食べてしまった…

鮭、なんてギルティなんだ…


椅子に座ったまま食べすぎて膨らんだお腹をさすっていると妹がそわそわしているのが目に入った。


食卓が片付くと妹は待ってましたと言わんばかりに口を開く。

「みんなーっ!見て見て!昨日寝ずに作ったマオちゃんだよ!

じゃじゃーんっ!可愛くできたでしょ!」

ふふーんっと自信満々に机に座らせたのはマオ…の抜け殻。


小さな王冠を頭にちょこんと乗せ、真紅のマントをつけた黒猫のぬいぐるみが座っている。

…でもよく見るとなにか他にも昨日と違うような気がする。


「かわいいでしょ!魔王って王様だから王様をイメージしたお洋服を用意したんだ!

もちろんもげた首もしっかり治したよ!

もうもげないように頑丈に縫っといたから大丈夫だよ!

あとね!お目々!瞳の色を変えたんだー!

マオちゃんの魔石って普段は翠だけど時々紅く見えるからね!

翠と紅のオッドアイにしたんだー!」


どうどう?かわいいでしょ?と妹は自慢気にしていた。


「とってもかわいいよ。

ユイ、マオを治してくれてありがとな。」

くしゃっと頭を撫でると妹はえっへんと胸を張った。


「もっと褒めてくれてもいいんだよ?お兄ちゃん!」


「…ユイちゃんすごい!天才!さすが!ナイスセンス!」

調子にのる妹の頭を今度はわしゃわしゃと撫でる。


「きゃー、やーめーてー!」

妹は笑いながら逃げていった。


さて、これで体は元通り。

あとは…姉に視線を向けると無言で魔石を渡してくる。

お礼を言って受け取ると魔石をぬいぐるみの背中へと戻す。


(あれ?昨日より入れやすいな。)

そう思ってるとにやりと妹が笑う。


「昨日マオちゃんのお腹がパンパンで苦しそうだったから少しだけ綿を抜いたんだ!

うん、ピッタリだね!」


つんつん、っと妹がマオのお腹を突くと

「ユイちゃんやめてー。くすぐったいよー。」

デレデレな声が聞こえてきた。

もう誰だよお前。


そんなやりとりをしていると

ーピンポーン

玄関のチャイムがなった。


…誰だ?

朝ごはんは塩鮭です。

お茶漬けにしてもおにぎりにしても最高です。


前置きでも書きましたがマオを黒猫にしました。

黒の方が魔っぽいかなという安易な考えです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ