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パーティのお誘い

「「「ごちそうさまでした。」」」

食事を終えて一息つく。

(あー、うまかったー。

それにやっぱり我が家は落ち着くなー。

……って落ち着いてる場合じゃなかった!

これからどうするのか考えなきゃな…

あぁでもお腹いっぱいだー…)


ソファーに座って手足を投げ出していると起きてそんなに時間が経っていないにも関わらず満腹で眠たくなってくる。

(とりあえずこのまま眠りたい…あぁ幸せぇ…)

上のまぶたと下のまぶたが仲良しになりかけた時、リビングに凛とした声が響いた。


「皆様、本日はお招きいただきありがとうございます。

改めてご挨拶させていただきます。

私はエメラルド王国の第一王女エリザベス=アレキサンドライトと申します。こちらは我が国の騎士団長を務めるウィリアム=ガーネットです。

この度は魔王を倒し私共の世界を救っていただき誠にありがとうございます。」

そう言うと深々と頭を下げた。


「リズちゃん、別にいいのよぅ!私たちが知らない間に家が魔王をぺちゃんこにしただけなんだから。」

母が慌てて言う。

リズさんは申し訳なさそうに笑うとさらに言葉を続ける。


「ところで皆様は今後どのようにされるかお決めになられていますか?

まだお決まりになられていないようでしたら是非とも我が国に皆様を招待させていただきたいのです。

世界を救っていただいたお礼にささやかではありますがパーティを開かせてください。」


「「パーティ!?」」

パーティというキラキラワードに母と妹が食いつく。

その輝いた目が父を射止める。

「…好きにしなさい。」

母と妹はハイタッチ!

こうなった二人は誰にも止めることが出来ないのだ。


「よかった。断られたらどうしようかと思いました。

英雄をもてなさずにお帰ししたとなったら国の名折れですから。」

リズさんは先ほどの凛とした雰囲気を崩し、柔らかな笑顔でそう言った。


「パーティ!パーティ!素敵ねぇ!ねぇ、パーティってどんなことをするのかしら?」

「リズさん!お城のパーティってどんな格好で行けばいいのかな?やっぱりドレスだよね!」

浮かれた二人がリズさんを攫い、昼食後の食卓は女子会の会場になった。

(そのケーキどっから出したの…?

あ、ドロップか。

しかし女の別腹は凄まじいな…。)

先ほどカレーをたらふく食べたはずなのにお皿いっぱいのスイーツに手を伸ばす女性陣を横目に、

うっぷ…胸焼けがした。


お城のパーティに誘われました。


パーティと書いていてパーティーか?パーティ、パーティー…となったのですがパーティでも良さそうだったのでそのままにしました。

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