神に与えられし禁断の飲み物
「「「これは…」」」
手に入らないと思っていた福神漬けが突如現れた。
それも不思議な演出付きで。
一同呆気にとられていると兄が真っ先に動く。
小鉢の福神漬けを摘んで一口。
「うまい!普通の福神漬け!」
そう言ってカレーにトッピングし始める。
(兄さん勇気あるなー。)
するとリズさんが「もしかして…」と言い騎士団長さんの顔を見る。
彼もこの現象に心当たりがあるのか、少し考えた後口を開く。
「もしかしたら"ドロップ"かもしれませんね。
普通は魔物を倒したりして起こる現象なのですが、
ダンジョンなど特定の場所では稀にアイテムが自然とドロップするのです。
この家は異世界から召喚されたものなのでダンジョンと同じような性質を持っているのかもしれませんね。」
(なるほど…ドロップか。異世界らしくなってきたな。
でもなんで福神漬けがドロップしたんだろ。
まさか欲しいものを言えばなんでもドロップされたりしてーってそんなわけないかー)
ポリポリと福神漬けを食べながら考える。
(別に試してみてもいいよな。何にも起こらないかもしれないし。
熱いカレーには冷たい炭酸だよなー…)
「…コーラ欲しいなー」
小さな声でそう呟く。
「おっ!」
先ほどと同じように机がキラキラと光り始める。
「ぽんっ!」
煙が晴れるとそこにはコーラがあった。
いつも飲んでいるあのパッケージ。
空気を読んで1.5リットルのやつだ。
しかも!冷えてる!キンキンだぜっ!
「すげぇ…」
思わず声が漏れた。
「お、コーラじゃん!いいね!
俺にも一杯くれよ。」
兄が言うと妹と父もそれに続く。
折角なのでリズさんと騎士団長さんにも勧める。
恐る恐るコーラを飲むリズさん。
(カレーは口に合ったみたいだけどこっちはどうかな?)
「…!?この世界にも発泡する飲料はあるのですが…
これ程甘い飲み物は初めてです!美味しいです!」
よかった、口に合ったようだ。
そうでしょう、そうでしょう。
コーラは偉大な飲み物なのです。
コーラはコカコ○ラ派です。
カローリオフ系ドリンクは認めません。
ファットなものを食べたり飲んだりする時はとことんファットに生きていきたいです。




