プロローグ
プロローグ:出発前
青山智春は、今後悔の真っただ中にあった。
昨日のホームルームで配られた《センター前最終進路調査》に出来心で、
《大学名》異世界
《必要科目》魔法と剣術
と、書いて提出した。
すると、当たり前のように担任に呼び出され、正座、職員室内でその調査書を大声で音読され、その場で書き直しをさせられた。
「俺の弁護がなければ卒業が取り消されていた。」と語る担任。
その後ろの机で教師と大爆笑する進路相談中の隣のクラスの女子。
家に帰ると激怒した父と今回は流石に弁護してくれない母。
翌日はセンター本番だというのに深夜まで続く説教。
当日会場に着けば、どこからか話が広まっていて同じクラスの連中からからかわれ、
試験内容はリスニングを居眠りで全損。
とても報われない気持ちで乗った電車で寝過ごし、気付けば折り返しは終電を残すのみ。
と、何とか乗った折り返しの終電でこの一連の事件を思い返していた。
「何だが悪かったんだ。」と思い返せば、「ふざけた俺が悪かった。」と真っ暗な外を見ながら現実を嘆いていると、トンネルに差し掛かった。
『トンネルを抜けるとそこは・・・異世界だった。』などと馬鹿なことを考えながらトンネルのオレンジ色に照らされた壁を見ていると、電車が強く揺れた。
否、電車だけでは無い。
地震だ。
俺は前の座席に必死にしがみついた。
目の端で壁に亀裂が走るのが見え、声が漏れた。
「ああ、詰んだ。」
次の瞬間激しい音とともに意識はホワイトアウトした。
こうして、青山智春の地球での人生は、幕を閉じた。
初めて投稿させていただいています。
使い方もいまいち分かっておらず、誤字、脱字、意味不明なカッコなどがありますが、どうか優しく見守ってください。
また、私の力不足で一つの話が短く、次の更新まで時間が掛かると思いますがご了承ください。




