9、路地裏のあの子。side???
前書きって何を書けばいいんだろう…
その日は、妃教育の家庭教師が来る日だったから、いつもどおり城を抜け出して城下町へ遊びに来ていた。行きつけの店へ行こうとしていた時、一般人が持ち得るはずのない聖女の力を察知し、どこから感じたのか力の糸をたどっていった。相手はまだ子供のようで、力を消せていないからたどるのは簡単だった。するとそこには、
「わあっ可愛い!こういうデザインの服、しずくにぜったい似合うと思ったんだよねー!!」
16歳ほどの、桃色の髪と桃色の瞳をもった少女が、守護神に服を着せて、守護神に嬉しそうに話しかけていた。
少女はこちらの気配に気づいていなかったから、そのまま物陰にかくれて様子を見守ることにした。
((服に加護の力込められてる!!これ絶対聖女の力持ってる、よね??それなのになんでこんな汚い路地裏にいるのよ!しかもまわりに聖域作られてる!これ無意識なのかしら。これだけ強力な結界を張って維持しておきながらぶったおれていないのはそうとうな力を持っているわ。これは…国の威信をかけて保護するべき逸材だわ…。))
「ねえ、あなた、名前は何というの…?」
しまった、もう少し時間をかけて観察してから決めるべきだったわ。思わず声をかけてしまった…。
今回めっちゃ短いですね…
まあ言い訳にはなりますけどしょうがなかったんです!!
どこで切ればいいか分からなかった…
そして!次回はやっと主人公ちゃんsideのお話です!