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倦怠感と習慣中毒

作者: ゆめが くるよ

エスプレッソの香りと「おはよう」という爽やかな声にぱちりと目が覚める


「なんだ、夢か」


ここ最近夢の中で別れたばかりの彼をよく見る


だるい身体を起こしベッドの上でスマホをいじるがとにかくだるくて仕方ない、これも彼と別れてから酷くなった。


どれだけ私は彼に依存していたんだと頭を悩ませる。


ふっと夢の中でエスプレッソの香りがしたことを思い出した。


彼は必ず毎日2回朝と夜にエスプレッソを入れてくれた、朝は朝食と一緒に夜は疲れた私を癒すためのティータイムのために


ーーーーーーーーーー


彼女と別れてから1週間がたった


彼女が別れを切り出してきた時は予想外のことすぎて唖然としてしまったがきっと大丈夫。


僕にとって彼女は最優先であり絶対に手放せない、それは彼女も同じ。


友人になんでそんなに余裕があるのかと聞かれたことがあるがそれは絶対に彼女が僕の元に帰ってくると確信があるから。


ずっとこういう時のために地道に努力してきた、今頃彼女の体は相当しんどいだろう。


僕は彼女のため…いや、僕の為にエスプレッソを毎日2回朝と晩にいれてきた。


彼女は「美味しい、これも飲むと体が楽になる。」と言ってくれたその言葉を聞いた時嬉しくて危うくボロが出そうになった。


彼女が僕なしで生きていけないように朝に少量の毒入りのエスプレッソを夜に解毒剤入りのを飲ませていた。


なんでこんなことをするのかこれを繰り返すことによって中毒性が生じ毒を飲まないとしんどくなってしまう身体になる。


これが僕の目的だ。


ーーーーーーーーーーー


彼のいれたエスプレッソが飲みたい。


気づけば私は彼に連絡をしていた。


ーーーーーーーーーーー


1週間も毒を飲んでいない彼女は相当しんどいはず、そろそろ連絡が…


ピコン


狂おしいほどに愛してるよ


読んでいただきありがとうございます。

私は暑いのが苦手なのですが最近春を通り越して夏だよなーっと思います。でもアイスがより一層美味しく感じられるので家から出なければなんだかんだ好きな季節です。

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