1.
予定の作品とは違うものをかいてしまいました.
申し訳ないです
前作をご覧になってくださいました読者の方、今前作の物語も執筆しております、投稿迄お待ち頂けると幸いです.
それまで此方の作品をご覧下さい.
地球から何万光年と離れた銀河系、そこには水があり緑があり様々な人種、生き物がいた。
この星では平和な国、争いが絶えない国、魔の物と一緒に過ごす国そんな様々な国が存在する星には魔法という概念があり、そして科学も発展している星であり科学で出来ない事を魔法で補う生活様式が出来上がっていた。
この活動録はそんな星に生きる1人の男の活動を綴ったものである。
ブロロロッ
ドゴンッ、ガンッ
「オックス、他のっ奴らに無線繋いでく」
「了解、団長」
オックスは返事をすると備え付けの無線へ手を伸ばし、受話器を手に取り無線機の電源を入れた。
ジッジジ、ザッザザザー
「はいよ、団長」
オックスは電源を入れた後は、そのまま団長へと受話器を渡す。
「ありがとう、オックス」
「フー、こちら団長より各隊へ通達、これより敵部隊駐留地へ攻撃を仕掛ける。各隊敵部隊発見次第順次撃破せよ。ヤロー共仕事の時間じゃー・・・」
「団長、団長、起きて下さい。団長!」
「んっ、うぉ、イヴ?何だよ、夢か」
「なんの夢見てたか知らないですけど、もうそろそろ目標地点に着きますよ。なんで起きて下さい」
「はぁあああ、んっ、んんっ〜。分かったよ。後、どのぐらいで着くんだ?」
「分かったよじゃないですよ!何で見張り中に寝ちゃうんですか!」
「あぁー、あぁー、あぁー」
「あっ団長、ちょっと待って下さい。話はまだ終わってませんよ」
イヴは最後まで話を聞かないでどこかへ行こうとする団長の背に向かって叫びながら後ろを追いかけて行く。
ーーーイタリカ・ローグーーー
俺の名前はアルク・エルフォード、ミドルネームを入れるとアルク・鳳・エルフォード、年齢は25才でアメリカ合衆国出身だ、鳳の名は母方の苗字でミドルネームに入っている。
この世界には未知のエネルギー、皆んなは魔力と言うエネルギーが満ちておりその恩恵を様々なものが受け取っている。人は魔力のおかげで魔法が使える事が出来るようになり様々変化を遂げ、動物たちは魔力を持つことで独自の進化を果たしている。魔力の恩恵を受け取っているのは生物だけではなく土地や物質迄ありとあらゆる物にまで影響されている。
世界は変わった、未知のエネルギーの研究が始まり、魔法の研究も始まった。その結果人々は争いをまた繰り返し、世界は戦乱の世に入った。そして変わったのは技術革新だけではなく生き物にも影響が及、凶暴化しモンスターと呼ばれる様になった。力が増した事により退治も容易に出来る状態ではなくなり小国の戦争中の国などは甚大な被害を出すこともあり、各国は民間の軍事関係にモンスターの対処を任せる様になった。当初はモンスター退治だけだったが各国はモンスターを退治する力に目をつけ、戦争の介入までする様になりモンスター退治、戦争介入と行う職業が誕生したそれが傭兵である。他にも専門に特化した職業など時代の変化や、魔力の影響などで様々なことが失われたり、誕生したりしていた。
俺の職業は世界をまたに掛ける傭兵だ。世界をまたに掛けると言う言葉は響きはいいが単なる根無草と一緒だ、世界を転々としながら国の戦争に参加したり、モンスター退治したり日雇い兵士をしたりする事だ。
急だがまず俺らの状況を説明しよう、俺たちはチームを組んで活動している。まずはチームメンバーの紹介だ、俺たちは自分を含めて5人で活動している。
まず俺だ、種族は人種とハーフエルフのハーフ、少しややこしい感じになるがまぁ理解してくれ。見た目は黒眼黒髪で身長は165cmぐらいだ、顔は今までモテたことないこの一言でわかって欲しい皆まで言わせるな。俺はチームを引っ張るリーダーで皆んなからは団長と言われている、と言うより言わせている。趣味は銃器収集で夢は俺の軍隊を持つことだ。
仲間1人目はアレックス、アレックス・フローリン、男で種族は人種。見た目は赤髪で身長は180cmぐらいある大男だ因みに顔はイケメンよ呼ばれる部類に属している。こいつのことを説明するなら突撃バカ、またはエロガッパだ。一応アレックスはチームの突撃兵としているがとりあず突っ込んどけと思ってるやつですぐに突撃してしまう、だが戦闘勘が良すぎるのか強いのが逆に突撃バカを増長させてしまっている。戦い以外では兎に角エロい、口を開けばその辺の女の子をナンパしては連れ込んだり、振られたりしている。だが最近はエロガッパの異名が有る通り頭の方が若干あれな状態だ、本人も気づいているのか頭髪にいいようなものを見つけては使用している。戦闘中は頼りになる男だが私生活面に於いては自重してほしい男ではある、唯一の救いは仲間の女の子には手を出そうとはしないことだ、最初の頃はその様子がチラホラ見えたがある時を境に急に見えなくなった。
次は偵察を主にやってもらっているイヴだ。イヴは女の子で人種は妖精種と人種のハーフだ、あんまりどこの妖精種かは話したく無いみたいだから詳しくは知らないが団長としていつか話してくれるまで待つ事にした。見た目は澄んだ青髪で身長は145cmぐらいと低く言い方は悪いが偵察に向いてるんだ。それに普段は説教くさいがいざと言うときは頼りになる存在だ。だが玉に瑕なのが乗ると暴走気味になる、これを戦場でされると作戦も減ったくれも無くなるからだ。だから偵察を主にやってもらっているのだが。
そして次もまた女の子だが名前はナナリーで役割は狙撃手、狙撃手と言うよりは援護を主にやってもらっているナナリーは元某国の特殊部隊員だったらしく様々な武器を扱えるため援護の役をしてもらっている後は知識も豊富だ。元々ソロで傭兵稼業をしていた所を俺がスカウトして入ってもらったんだ。女の子は秘密が多いと言うがナナリーも秘密が多いと言うが無口すぎて自分のことをあんまり話さない子だ。見た目はキラキラした黄緑色の髪で目が澄んだ緑色だ、ずっと見られると吸い込まれそうになるような目だ、身長は165cmと高く狙撃銃を構える姿がめっちゃかっこいいのだ。無口なのがまたかっこよさを際だたせている。
最後に名前はリーヴス・イヴァン、種族は人種で元医療従事者で過去に俺が大怪我を負った時通りすがりのリーヴスが助けてくれたその時に色々話チームに入ってもらう事になった。リーヴスは初老の男で見た目は眼鏡をかけた優しいオーラを漂わせている大男だ、大男なのに威圧感はなく優しさしか感じられ無い存在だ。
以上が俺の傭兵チーム『八咫烏』だ。いつかは世界に『八咫烏』の名を広める為にコツコツと活動している。
まぁ今は仲間5人と愛車であるハン君(魔法強化装甲HMMWV・M1151)とハン君に牽引させている内装を倉庫と生活できるように空間拡張魔法を施したトレーラーだけ何だけどね。いつかは戦車部隊を作ったり、戦闘機部隊を作ったりするのが夢だ。
【八咫烏・兵器紹介】
HMMWVM1151はUSA(United・states・Avengers)の軍が一般的に使っている高軌道多用途装輸車両である、能力は従来の装甲に物理的、物魔的防御魔法を付与させてあり、屋根には多用途装甲銃塔キットを搭載している。現在の多用途装甲銃塔キットの装備は360度回転式の装甲、M1919機関銃、M2/60mm迫撃砲を搭載している。アルクが傭兵を始める為に戦車は買え無い為装甲車を探していた所キット付きのHMMWVが売ってあるのを発見し衝動のまま購入したものだ。
今はイタリカのローグが熱いと情報を受け仲間達と一緒に来ている。
イタリカは世界地図でいう所の西側に位置していて周辺国家同士でユートピア連合という連合体に属しユートピア連合として他の国と戦争中だ。だが、イタリカ自体が戦場になる事はなく国内自体は結構平凡だと聞く、それではなぜイタリカが今熱いのかと言うとモンスターだ。噂では亜人種が街を乗っ取り周辺の村や街に迄影響を与えてるらしく街の奪還の為に兵を募集しているという噂があるからだ。
亜人種というのは主に人型で人のように街や集落などを形成するモンスターのことをそう呼ぶ、ではなぜモンスター認定されているのかというとまず言葉が通じ無いこと、人に危害を加えることなど人間に害を与える為だ。
そんな噂を聞いた俺はすぐさまイタリカ行きを決め行動に移した。なんてたってお金を稼が無いといけないからな、借金返済の為に。
俺はイヴから逃げるように野営地を離れて仲間を起こす為愛車のハンヴィーの所へ行くと、みんな起きていたようで1番近くにいたアレックスが話しかけて来た。
「ざーす、だんちょ。またイヴに怒られてるんすか?」
「おはよう、アレックス。怒られてるんじゃ無い、話してるだけだ」
「またまた、どーせいつもみたいに見張りなのに居眠りしてたんでだろ」
「ふんっ、勝手に思ってろ」
「団長殿、おはようございます。なんの話をしておられるのですかな?」
アレックスと話していると挨拶と会話に混ざるために話しかけてきた。
「オックスか、おはよう。アレックスが言いがかりを付けてきただけだ」
「ほほほ、まぁ居眠りの夢はどこかの戦場にでも居たんでしょうな」
「うっ、そ、そんなことはにいぞ」
「ふほほほ、そんな慌てて否定しなくてよろしいぞ団長殿」
「朝だから呂律が回ってないだけだ、断じて慌てたわけではない」
「いーや、今のはだんちょは慌ててたな」
「クソッ、アレックスの分際で」
「おはよっ、団長」
「うわおっ、ナナリーかよ。驚くじゃないか後ろからいきなり話しかけて来たら」
アレックス、オックスと話しているといつの間に近づいて来たのかナナリーが話しかけてきて俺はビックリした。
「・・・」
ナナリーは無言で後ろを向くとトレーラーの方へ歩いて行った。
「おい、ナナリー何とか言えっ」
俺は無言で去っていくナナリーに思わず突っ込んでしまった。するとそんな光景を後ろで見ていたアレックスとオックスはクスクスと笑い始めた。
「ククク、だんちょ。ナナリーに何ツッコんだって無駄だぞ、マイペースな奴なんだから」
「フォフォフォ、団長殿もナナリーさんには敵いませんか?」
「うっさいな2人とも早く移動する準備しろ。準備出来次第出発だ」
「あー団長こんなとこに居たっ。まだ説教終わってないですよ」
「はぁーまたうっさいのが来た。俺に静かな時間をくれよ」
俺は仲間達の態度に悪態つきながらボヤいてしまった。それを聞いた仲間は口々に言う。
「それは無理っしょ、だんちょ」
「そうですな、私はそれでも良いのですが他の方々は若人ですからね」
「団長静かにして欲しいんならサボらないで下さい」
「・・・」
「はぁー」
アルクは仲間達の言葉を聞き無理かと朝日が登った天を仰ぎながらため息を吐く。
「それよりも、今日中にローグに着きたいんださっさと準備しろー」
「「「了解」」」
「・・・」
俺はそう言い残すと自身の準備もあるためトレーラーの方へ歩いていく。