閑話 僕が選ぶ初心者におすすめのウイスキー3本。おすすめしない3本。
最初の頃のレビューを見ると『ナンジャコリャ』や『恥ずかしぃー』と思うことが多いわけだけど、ご覧の通り、脱初心者と呼べるぐらいの本数のウイスキーを飲んでみました。
そのうえで、ぼくが、『これはおすすめ』、『これはおすすめしない』と思ったものを各3本ずつご紹介するぞ。
まず、映えある『おすすめ』第1位は。
――、グレンドロナック12年。
これ、本当に高貴な香りがするんだよ。上等のシェリーっていうかなんというか。とにかく今まで飲んだ中でコイツ以上のアロマを持つボトルはない。マッカランのシェリーオークより、実体感のある香りなんだ。シェリーが踊りだすぜ。
『おすすめ』2位は。
――、ラガヴーリン16年。
味的には、1位でもいい。初アイラの人が美味しく飲むと言う前提に立ったとき一番オススメできるのはラガヴーリンだと思った。アルコール辛さが少ないし、ピート香も強烈ではあるがオイリーさのおかげで2口で気にならなくなる。衝撃的な味の変化にやられる人も多いハズ。
『おすすめ』3位は。
――、ザ フェイマス・グラウス。
手に入りやすく、お安く、濃く作るとうまい。ハイボールで飲むってことなら断然僕はカティサークを推すが、初心者が『ストレートで飲んでみたいぜ』と言う場合、これ一択になる。ちなみにハイボールはあんまり合わなかったよ。グラウスは濃くつくったほうが美味しい。
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おすすめできない部門。はじめに言っておくと、あくまで不味いってわけじゃない。単に『僕は初心者におすすめできないと思う』というそれだけの話だよ。
『おすすめできない』第1位は。
――、グレンモーレンジィ・オリジナル。
これは飲みづらい。アルコール辛さとオレンジの香りという組み合わせがよくない。飲んでいて、一瞬だけだが、吐き気を感じる瞬間があった。いっそオレンジ果汁を絞ってウォッカのカクテル風にしちゃったほうが飲みやすいと思う。そういう意味で、グレンモーレンジィのハイボールにオレンジを合わせるのは正しいと思う。中級者以上向け。
『おすすめできない』2位は。
――、カリラ12年。
ヨード香と、アルコール辛さが強いんだコイツ。タリスカーだってヨード香は強いが比にならない。もろに正露丸って感じがする。ラフロイグよりフェノール値が低いのが信じられない。煙さ自体は確かに少なめなのかな? 封を切ってしばらく置いとかないと飲みづらい。ラフロイグのあとに飲んでもしっかり飲みづらさを感じるぞ。中級者以上向け。
『おすすめできない』3位は。
――、グレンフィディック12年。
後味が苦い。ぶどうの種を噛み潰したのを100倍凝縮したような苦さ。おそらくタンニン系だと思う。多くの人がおすすめするけど、僕はおすすめしない。15年ソレラリザーブになるとだいぶ緩和される。赤ワインを飲む人にならおすすめできるかな。マッカランのシェリーオークの後味の紅茶っぽさと同系統の苦味なんだと思うけど、やっぱタンニンだよね?
以上。次話最終回。魔王アードベッグの登場だ。




