vsザ・マッカラン12年 シェリーオーク
いよいよ、ラスボス級の登場です。
僕の味覚も、アードベッグ10を分解できるレベルに達しただろうか?
今回は、シングルモルトのロールスロイス。マッカランの登場だ。
マッカランの12年には、ファインオークとかダブルカスクとかシェリーオークとか色々あるんだけど、僕はシェリーオークのウイスキーが好きなのでこれを選んだ。
僕はシェリー樽のウイスキーをリスペクトしてる。何でも、密造のスピリッツを使い古しのシェリー樽に隠したら美味しかったのが、ウイスキーの始まりらしいよ?
ちなみにマッカランのシェリーオークは、レギュラーボトルである。
つまり、限定品ではないのでいつでも買えるってことだ!
※ただし、お金があればね(;_;)
12年物で6000円超え。コスパはかなり悪い部類でしょう。シーバスリーガル18年を買ってもお釣りが来ちゃう。
よーし。まずかったら酷評しちゃるぜ。
さあ勝負!(いざ実飲!)
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アロマ アップルティー。生姜。さくらんぼ餅。
フレーバー 木いちごの酸味とアップルティーのほのかな甘さ。干しぶどう。
フィニッシュ 酸味とほのかな甘味、紅茶のわずかな苦味が長く続く。
こんなこと言ったら怒られそうだけど、封を切るとなんとなく駄菓子のさくらんぼ餅の匂いがする。
飲んでみると、ああ、やっぱりクセがなくてうまい。そして余韻が長い。
とにかく香りが甘い。僕がレビューした中でおそらく一番甘い。加水するとわずかに酸味がでるが、甘みとのバランスがいい。味はすっきりとしていて飲みやすい。万人受けする系だと思う。
クセが全然ないので、お金さえあれば常飲に向くタイプでしょう。
香りに関して言うとグレンドロナックのほうが、フレッシュなさくらんぼ感があって、グレンフィディック15年ソレラリザーブのほうが、より華やか。マッカランは、他2つより甘い香りで、生姜を加えたアップルティーのよう。いずれも優れていて甲乙つけがたい。
マッカランは基本控えめで上品だ。不快に感じない程度にタンニン系の苦味もある。
後味のタンニンっぽさのせいか、フレーバーにどことなく干しぶどうの雰囲気もわずかにあって、そこでカティサークを思い出した。この葡萄っぽさが、カティサークのマッカラン由来の部分かもしれない。
戦闘力(お値段)6400円。悔しいけどほんとにうまかった。




