閑話 ところで、シェリーってどんな味さ?
まずはじめに、僕の誤解について明らかにしなければならない。
白状しよう。僕は今までシェリーって、煮詰めた木苺(あるいは煮詰めたさくらんぼ)みたいな味で、ちょっと紅茶みたいな後味のするワインだと思っていた!
まぁ、そういう味のシェリーもある。でも、そればかりじゃなかった。というか、僕は甘口なシェリーがあるってことを知らなかったんだ。
今までシェリーを飲んだのは、先輩におごってもらって飲んだ1回だけ、という経験値の少なさが悪かった。
『シェリー樽のウイスキー美味しいなぁ』とか思いながら僕はシェリーについて何もわかっちゃいなかったんだ。
はずかしー。すげーはずかしい。モグラになりたい。むしろ積極的に穴を掘るぜ。
誰か衝立を貸してくれ。しばらく引きこもる。
シェリーって結構奥深くってさ? 辛口から甘口まで色々あるんだね。甘いのだと完全にめっちゃ濃い干しぶどうの味がする。カティサークの回でマッカラン譲りのシェリーっぽさがわかんないむしろぶどうっぽいとか書いてるけどさ? 『お前、その干しぶどう感こそが甘口のシェリーなんだよ!』と頓珍漢なことをいっている過去の僕に突っ込みたい。
ただ、言い訳もあって、モルトからもプラムや干しぶどうっぽさは出るんだ。ビールでもアルコール度数20度を超えるアイスボックなんかはみんなこの香りを少なからず持っている。だから僕はウイスキーのブドウ感は、モルト由来の香りだと思ってた。
あとナツメグ。シェリーの後味にあるじゃん? ウイスキーを飲んで『柑橘系の』と言うコメントがいつもピンとこなかったんだけど、あれはシェリー由来の後味のことを言ってるんだね。ちなみにナツメグはオレンジとシナモンの中間のような、駄菓子屋さんのコーラのようなそんな香りだよ。
知らないと気付けないことって多いんだね。僕はそれを強く実感した。
シェリーの香りまとめ
→干しぶどう(NEW)
煮詰めたさくらんぼ
煮詰めた木苺
紅茶
→プラム(NEW)
→ナツメグ(NEW)
→柑橘系の(NEW)




